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「墓の魚」シャンソン・フュネライユの曲種(パロ)

「墓の魚」の音楽作品「シャンソン・フュネライユ」は、作品によって、いくつかの曲種(パロ)に分けられます(ただし、曲種のわけ方は厳密ではなく、中間に位置する作品などもあります)。

以下、代表的な曲種を紹介します。

■ムジカ・テアトーロ(Musica Teatro) 劇場音楽
ミュージカル風に作られたシャンソン・フュネライユ。
歌い手の演技力が重視される難解な作品も多い。
曲調の幅は広い。


■ファド・エンテーホ(Fado Enterro) 埋葬のファド(忘れ去られたファド)
ポルトガルのファド風に作られたシャンソン・フュネライユ。
Enterroには[埋葬]の他、[忘れ去られる]という意味もある(つまり、埋められた秘密を掘り起こす様なファド)。


■ジャズ・マカーブル(Jazz Macabre) 墓想のジャズ
ジャズに似た独特な和音で作られたシャンソン・フュネライユ。
ジャズと違い、アドリブ要素が無く、楽譜で全て指定されている。
また厳密に言うと、ジャズの和音とも異なっている。
陽気で田舎臭い作品が多い。


■ニュイ・ミュゼット(Nuit Musette) 夜のミュゼット
マカフェリギターで奏でられるフランス・ジプシー(マヌーシュ・ジャズ)風のシャンソン・フュネライユ。あまり数はない。


■ミサ・デポー Missa dépôt 沈着するミサ
キリスト教信仰を歌った声楽曲や、ミサ曲のシャンソン・フュネライユ。


■チェ・ミゼリア Cioè Miseria 悲惨しかない
あらゆるシャンソン・フュネライユのピアノソロ曲がこの曲種に属する。
信仰をテーマにした作品よりも、信仰の陰となっている異教幻想が題材になっている作品が多い。


■オペラ・コルメラウリス Opera Columela auris  槌骨オペラ
オペラとして作られたシャンソン・フュネライユ。


■ジィオマンディブラ Hiomandíbula 魚骨
フラメンコのパロディとして作られたシャンソン・フュネライユ。
フラメンコではなく、フラメンコギターの技法などを多用し、ヴァニタス(この世の虚しさ)を扱う作品が多いのが特徴。


■タンゴ・フィストゥーラ Tango fístula 瘻孔のタンゴ
アルゼンチンタンゴ風に作られたシャンソン・フュネライユ。
意味としては[不健全な状態のタンゴ]。




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