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こんまり®流を学んだ私が、三歳の娘にどのように片づけを教えているか

13年前、こんまりさんのレッスンを受けた。以来、人生が大きく変わった。
片づけによって、自分が何を必要としているかがクリアになって、人生に迷いやムダが激減した。

片づけスキルを、娘にも伝えていきたいなぁ~と常々考えている。きっと自らの助けになるから。

以下は、こんまり®流を学んだ私が、娘に対して実践していること。

自分で考えて選んでもらう

私の母は「買うなんて贅沢!」「〇〇円!高い!」が口癖だった。田舎では、服も、野菜も、コメも、なんでも、もらうことで生活できるからだ。
でも、「買う」って、べつに悪じゃない。誰かからなんとなくもらったけれどたいして必要性を感じないモノや、愛せないモノの山に囲まれて生きる必要なんてない。娘には、ぜひ自分の基準を明確にして、たのしく買い物ができるようになってほしい。
娘といっしょにショッピンセンターに行くときは、下着や靴下にいたるまで「どれがいい?」と尋ね、自分で選んでもらっている。毎日の保育園着も自分で準備してもらっている。
「絵柄はかわいいけど着心地がよくないな~」とか「もう少し丈が短いほうが自分の好みだな〜」とか、モノについて日常的に考えられるようになるといいな。

ある日曜の娘コーデ 
ワンピース&エプロン…


娘のときめきを大切にする

起きたら娘が蛍光ペンで爪を黄色に塗っていた。「おとなになるまで、まてなかった」そうだ。ネイルかぁ、いいね。
娘が、この色がすき!とか、こういうものを身に着けたい!と言ったときに、健康に害をおよぼしそうなこと(真冬にキャミソール一枚で出歩くとか)以外は、「へん」「おかしい」など余計な口をはさまないように気をつけている。外野がどうこうじゃなく、自分なりの判断基準を磨いておくこと、自分のときめきを大切にすることが、これからの彼女の人生において役立つと思うから。あさイチの鈴木アナみたいに、ギャルってる時代がやってくるかもしれないけど、そのときは、なまあたたかく見守りたい。人生のステージそれぞれで、ときめきは、いろいろ。にんげんだもの。みつを。

娘は黄色が大好き


買い物の失敗をさせる

向田邦子さんが、「幼いころ、自分で選んだワンピースを買ってもらったけど、帰宅するとどうにも似合わず、苦しい夏を過ごした」というエピソードをいつかのエッセイに書いていらした。わーかーるー。「試着のときはこれがいいって思ったけど、やっぱりちがった…」なんて経験、私もある。娘も無数に失敗するんだろう。でも、親が失敗しないように先回りしていては、娘は「なにがダメだったのか」を永遠に学ぶことはできない。失敗を重ねてようやく、うまく買い物ができるようになる。
いまのところ「やっぱりこれじゃないのがよかった…」と言い出すことはないのだけど、それを見越して、私がへんに口をだしたりしないようにしないとな~と、自分に言い聞かせている。数年後に予約するであろうランドセルとかね…。


「ありがとう」してもらう

モノを捨てるとき、ゴミ箱にいれて「ありがとう」と言ってもらっている。使い古した下着、代替わりした歯ブラシ、しばらく遊んだ折り紙など。一歳から始め、いまではすっかり習慣化している。
モノの状態を観察し、自分が責任をもって手放さないと、ほかの誰も「捨てる」を代わってはくれない。毎回、手放す作業に自覚的になることは、「捨てる」を学ぶために、よい効果があると信じている。
こんまりさんは「モノは感謝をこめて手放すと、また姿を変えて、自分のところに帰ってきてくれる」とおっしゃっていた。そう、「捨てる」は罪悪ではない。モッタイナイ文化と同じくらい、手放すことも大切であることを、娘には伝えていきたい。

なお、「片づけなさい」はまったく口にしていない。年齢的にまだ、モノを元に戻す作業は難しいような気がする。いずれでいいかな、とのんびり考えている。

すくすく育っておくれよ〜

以前募集していたモニターレッスンはいったん締め切りました。
片づけについての相談をご希望の方は、noteメッセージやツイッターでお気軽にお声がけくださいませ~!

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