見出し画像

根っこの部分?茎の部分?紛らわしいよ!「セロリ」さん 

イカフライを作ろうと思って、
encornet(アンコネ)を買ったはいいけど、急に揚げ物をするのが面倒くさくなった。 

ちなみに、一言で「イカ」と言っても種類によって

seiche (セッシュ )

calmar(カルマール)

encornet(アンコネ)

呼び名が違います。

フランスのイカ

作ろうと思ったイカリングのイメージ 
  1. seiche(セッシュ):タコに似た頭足類 体長は30cm程度。黒色または茶色であり、柔らかく、脆い身。フランスでは、セッシュ・ア・ラ・プランチャ(鉄板焼きのセッシュ)として食べられます。

  2. calmar(カルマール):これは、頭足類の中でも最も一般的な種類。体長は20cmから40cm程度で、テントウムシのような模様があります。身は固めで、口当たりがよく、日本のイカと同様に様々な調理法で食べられます。

  3. encornet(アンコネ):これは、calmarよりもやや小型で、体長は10cmから20cm程度。身は柔らかく、フランスでは、アンコネ・フリット(フライドアンコネ)が人気があります。

あ、なんか話がイカの話に…。 

本題セロリの話に戻しますね。 

そう、急に揚げ物するのが面倒になって、イカの炒め物をしようってなって 

セロリとイカの中華風炒め

前に作って、家族に好評だったので、今日の夕食はこれに決定しました。 

しかし、肝心のセロリがなくて困っていたところ、夫から電話があってラッキー。 

夫:「スーパーに寄って帰ろうと思うけど、何か買ってく物ある?」 

私:「あー。ちょうどよかった、セロリ買ってきて。お願い」

夫:「根っこ?茎?どっちのセロリ?」

私:「うーん、どっちでもいいよ、ねっこかなぁ」ってテキトーに答えました。

それから数十分後、帰ってきた夫が手にしていたセロリはこれ↓

セルリアック

冗談ですか?と私はその時本気で思いました。 

見慣れない、ジャガイモの友達みたいな球体を持って、

「これは、セロリだ」と言い張る夫  

そう、当時の私はCéleriセロリとCéleri-rave
セルリアックの違い、

というか、

セルリアックという野菜を知らなかったのです。

セロリの後にraveがついているかいないかで、見かけから、何もかもが違うふたつの野菜 

日本ではあまり馴染みのない野菜

しかもCéleri-rave レブだなんてご機嫌な名前。 

私が夫に頼んだつもりのセロリはもちろん、こっちの方。

当時の私には、セロリと言ったらこれ一択

茎が肥大化して葉柄部分を食用とする

①セロリcelery

でも、夫が買ってきた

②Céleri-rave セロリレヴ

根が肥大化してを食用とするために栽培される、セルリアック

※根セロリとも言う

同じ種類の植物であり、アピウム・グレベンスという植物種に属してはいるけど、栽培方法や食用部位が異なるため、セロリとセルリアックは見た目も味も異なる食材なのです。 

フランス語では 
①Céleri セロリ 
②Céleri-rave セロリ レヴ 

セロリの後ろにレヴがついているか、ついていないかによって見た目も味も異なる食材なのでした。 

コウケンテツの世界幸せゴハン紀行「フランス編パリ」でも紹介されていますね。 

ピュレにして、ステーキや魚料理の付け合わせにしたり

人参と混ぜてピューレにしたセルリアック
セルリアックのサラダ

ラペ状にすることで、食材の風味や歯ごたがより引き立てられ、酸化を防ぐためにお酢やレモンなどで味つけをすることがおすすめです。 

最後に
あちこち話が飛んでしまってまとまりがつかない文章になってしまいましたが、ここで私が伝えたかった事は

ひとつ

フランス語で CéleriとCéleri-raveは全くの別物ってことでした。  

もし何かご不明な点・ご意見がございましたら、お気軽にコメント欄にお願いします。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?