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公園愛護会をつくってみました その4:紆余曲折あれど設立完了!

フタを開けてみれば50人規模になった親子で草むしりイベント。やれば楽しく、夏のあいだ猛暑と雑草で人気のなかった我らがつくし公園も、久しぶりの大盛況っぷりを見せた前回。さあ、いよいよ愛護会設立に向けて具体的に動きます。

基本的な申請方法は

まずは市役所の公園課に聞いてみよう。その公園に愛護会がなければ、申請して作れる可能性がある。設立の要件は、地域に暮らす人が、団体で登録すること。単なる個人の集まりは不可。鎌倉市の場合は人数制限などは特にないけれど、例えば5人以上でないと認められないというような自治体もある。申請書に、活動する公園や代表者の名前・連絡先・メンバーの数などの必要事項を書いて提出する。すると市の決裁ルートに乗り、ハンコがいくつか押されていって、承認されれば、はい完了。晴れて活動開始!ということになる。

まずは窓口で相談してね、というスタンスらしい

鎌倉市の場合、どの街区公園に愛護会があるか、現状ウェブなどで知ることはできない(一覧を公開している自治体もある)。聞いてみると、鎌倉市公園課では、情報公開はあえてしていないとのこと。理由は、まず一度問い合わせをしてほしいから。愛護会ないならチャンス!といきなり申請書を出されても、予算など急に対応できないそう。従って、申請書のフォーマットも公開されていない。設立と解散が頻繁に起こった時期もあったらしく、まずは相談してねというスタンス。これによって仕事が減るのか増えるのか、私にはわからないけど、謎めいた世界。

町内会じゃない私たちは、いきなり例外!

公園愛護会は、基本的に自治会や町内会(もしくはその中の子供会や老人会)などの地域団体が担っているケースがほとんど。ただ、それ以外の任意の団体(青空自主保育など)でも、自治会や町内会の確認が得られれば設立可能とのこと。特に法律で定められた団体である必要はなく、何らかの活動をする団体であればOK。

確認が必要な理由は、1つの公園に複数の愛護会設立を防ぐため。一夫多妻ならぬ、一公園多愛護会はダメらしい。みんなで愛するのは良いとしても、報奨金などの管理が大変なのかな。ちなみに、大きな公園などはエリアに分けて複数の愛護会が存在するというパターンの自治体もあるし、市長がOKと言えばイイみたいな自治体もある模様。

ということで、例外の私たちは、地元の自治会・町内会に愛護会設立の意思があるかを確認して、なければ承認をもらって、市役所へ申請する、ということになった。

子供会で申請しなかった理由

市の担当は、子育て中の母が来た→子供会で申請するのはどうですか?というオススメをまずは出してくれた。なるほどね。自治会や子供会が申請してくれた方が基本パターンにはまるのでやりやすいっぽいけど、残念ながら答えはノー。

それは、キッカケが「つくし公園が好き」で集まったクラブ活動みたいなものだから。住んでる場所がバラバラでも、子どもが何歳でも、楽しく自由にやりたいから

事前に行った「ゴミひろい+おしゃべり会」でも、名前と一緒に住んでるエリアを聞いておいた。結果、つくし公園がある「長谷」に住んでいる人は20%で、隣の由比ガ浜や笹目町・極楽寺・材木座・小町・二階堂などいろいろな地域から参加していることが事実としてある。

例えば、子供会でやるとなると、住んでいる地域が限定されるから、そこに住んでいないと参加できない。反対に、住んでいてもやりたくない人もいる。義務になったら、楽しくない。もちろん、協力してやれることはあるだろうから、上手にリンクしていけたら最高に心強い

ということで、町内会・子供会に確認

長谷在住のメンバーがつないでくれることになった。子供会で役員をやっていたり、地域の活動をやっているから、町内会長さんとも繋がっている。ちなみに私は、町内会も子供会も入っていないので、地域の役割をきちんと果たしている仲間をリスペクトしながら、自分の未熟さを知る(来年からは入ろうかな→その後入りました)。そんな不義理な私ですが、長谷エリアの住民ではないのでフツーの新参者として紹介してもらい、町内会長さんと子供会の会長さんの「いいですよ」を頂きありがたく確認終了。

これでOK!と課題をクリアした私は、早速市役所へ。しかしこの確認って、書面など特に必要なくて、口頭で良いって言われたけど、ほんとに大丈夫なの!?

申請書を書いて提出!

メンバーは、ステキな仲間がとりあえず12人集まった。母体となる団体は、つくし公園隣の長谷子ども会館再開を願って市民NPO登録した鎌倉で育つに決定。

申請書はこんな感じ! これを書いて市役所公園課に相談に。

(あて先)鎌倉市長
                      申請者の住所・氏名・電話
次のとおり届け出ます。
・愛護会の名称 (つくし公園愛護会:自分たちで考えてOK)
・役員名    (会長と副会長の名前を記入)
・会員数    (12人)
・実施団体名  (鎌倉で育つ:通常ここにXX町内会などが入る)
・対象公園   (長谷つくし公園:複数やる時はここに全部書く)

次のとおり確認しました。        (起案・決裁・台帳記載日欄)
課長/課長代理/課長補佐/担当係長/担当者(印)

担当者はおらず、話を聞いてくれた色黒長身イケメン風職員に、前にも相談にきたこと、試験的にやった草むしりイベントは成功で、今後も継続して活動できそうだから申請すること、実施団体は鎌倉市に登録済みのNPOだということ、町内会長さんと子供会の会長さんにも連絡してOKをもらったことを伝え、書類にも不備がないか確認してもらった。大丈夫なら、通常1週間くらいで手続きが完了して、連絡をもらえる。

大型台風2連発の影響などもあり、担当者が不在がちとのことで(ごくろうさまです)、もろもろの確認作業がなかなか進まなかったけど、ようやくようやくキター。町内会長と子供会長の確認が必要なら、サイン欄は今後あった方がいい!

そして「つくし公園愛護会」ができた!

そんなこんなで、10月2日に書類を提出したつくし公園愛護会の申請は、11月1日付けで受理され設立の手続きが完了しました。パチパチパチ。

その後、公園協会から公園愛護会活動の手引きという冊子が送られてきたり、年2回提出する活動報告書のサンプル書式が送られてきたり、いよいよ始まったなという感じ。連絡方法は基本、郵便の手紙!

これからは、毎月のそうじをしながら、小さな公園を遊び尽くす楽しいコトいろいろ考えちゃうぞー。


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