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「問いかけ」からすべてはじまる。 その5。

経験を積んできたら

だんだんと経験と年齢を積み重ねて、今度は指導する立場になってくることもあるでしょう。
そんな時注意すべきことがあります。
それについても簡単に解説します。

経験のない人に任せなければならない時があります。
というかそうしなければならないのです。
我々は年を取り、近い将来いずれは仕事をやめ引退していきます。
若く先のある人達にこれまで経験してきたこと伝えていかなければなりません。

では、どのようにするか。
手取り足取り指導すのでは、これまでお話したことが水の泡です。
初めてやることは誰もが初心者。 赤ん坊と同じなのです。
そこで躊躇してはいけません。 思い切って任せてみましょう。
これが一番大切です。
自分でやってみるからこそ、自分の頭で考え、身になるのです。
もちろん、とても不安ですし、見てられないこともあるでしょう。
手出しは無用です。 手出しせず見守りましょう。
これが本気で任せるということなのです。

ただし、任せたからといって本当になにもしないのは駄目です。
見守ることが大切なのです。
困った時に相談しやすい雰囲気や日々の報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)を身につけさせたり。
そうしておけば、何に困っていて、どこまで進んでいるのか、
どうしたいのか、
それらをある程度把握しておけるのです。
助ける時にも、答えを出してあげるのではなく、あくまでもアドバイス。
指導する側・される側のどちらにとっても「考えて行動する」ということがとても大切なのです。

これまでお話した内容は、私が経験して感じ、実践してきたことの一部です。
私自身もまったくもって発展途上で、まだまだ出来ないこと、出来ていなことがたくさんあります。
若い頃は特に、「三歩進んで二歩下がる」を地で行っていたので大変苦労しました・・・笑
でも、そんな私も少しづつ、一歩一歩、時には戻りながらも、
進んできました。
少しでも参考にしていただき、自分なりの方法を見つける一助になれば幸いです。
今日もよい一日でありますように。

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