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【読書記録】コンサル1年目が学ぶこと

懲りずに似たような本をもう一度読むシリーズ第3弾。
今回は「仕事術」というべきか。
「コンサル流」と聞くとなんだか優秀な人が書いてそう…と早くも言葉マジックに引き寄せられる。
目次で気になった項目に飛んで読めばそれで充分、目新しいことは書いてなく、働いているならできて当たり前の内容ばかりだったというのが読んだ感想。基本的には目次を読んだだけで「うん。そりゃそうだよね」と感じることが多く、そういう項目は本文は読まずに目次を読んだだけでは「つまりどういうことだってばよ」となる項目を詳しく読んでいった。
それでもおそらくアウトプットしないと、どうせまた似たような本に引っかかるので、今回もnoteを活用していく。

第1章 話す技術


 相手に伝わりやすくするための話し方大全みたいな内容。
ここに書いてある内容は研究大学に勤めているなら当たり前のことしかなかった。結論ファースト、数値を使ってロジックで語る、相手に理解してもらえるように話す。これらの内容は卒業論文を書いていたら、大学卒業時点で既に身についているべき技術で、「コンサル流話す技術」と銘打つほどのものではないというのが率直な感想。
 本章後半の3項目は少しビジネスよりな考え方で、相手のフォーマットで話せるようにして、相手の期待値を把握し、さらには期待値を超えるように意識して話すという内容。相手のフォーマットに合わせるというのは、資料の形式や使用する用語を相手が普段使用しているものに合わせるということ。大学で働いていると後半の3項目は、もっと深堀してnote記事を書けそうなので、これは次回のネタにする。

第2章 思考術


 思考術と章タイトルされると仰々しいけど、「考え方のコツ」的な内容。
 最初の項目が「考え方を考える」で初っ端から何を伝えたいのかこれだけでは分からなかった。読んでみると、要は考える道筋を描くと言い換えられるないようだった。そのためにはロジックツリーを使いこなせるようになる必要がある。名称とざっくりとしたやり方は知っているけど、普段の仕事で使わないから、ロジックツリーを活かして考えたことってあまりないなと内省。
 その次の項目は「雲雨傘提案の基本」これも項目だけでは分からない。物事を事実と解釈とアクションに区別することのようだ。
「黒っぽい雲がでてきたので、雨が降り出しそうだから、傘を持っていったほうがいい」

事実は「黒っぽい雲がでてきた」、解釈は「雨が降り出しそう」、アクションは「傘を持っていく」誰かに物事を提案するときに自分が事実と解釈とアクションを区別していないと説得力に欠ける提案になってしまうから、この3つの区別を意識するといいらしい。
 この章で目から鱗が落ちるようなことを知ることができた!とまではいかないけど、考えるコツとして、得た情報をうのみにせず、自分の仮説・意見を持って考えることがポイントだと分かった。(まぁ、当たり前のことなんだけど、この当たり前すらできないことが多々ある。)

第3章 デスクワーク技術


 議事録の大切さを再認識。以前の課長に自分の作成した議事録を見てもらったとき、「議事録はあとからこれを読んだ人が読むだけで、どのような流れでどのような意思決定がなされたのかが分かるようにすること」と指導された。まさにそのことがこの章にも書いてある。それ以外の内容は「あー、だからコンサル出身がビジネス書を出すと『Excel術』や『スライド作成術』や『読書術』ぐらいの本にしかならないんだ」と冷めた気持ちになった。

第4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド


 最後の章でいきなりかっこつけたカタカナの章タイトルになった。各項目も「ヴァリューを出す」「コミットメント力を学ぶ」「フォロワーシップを発揮する」などカタカナパレード。タイトルだけだと分からないので、とりあえず流し読みしてみた。
 「ヴァリューを出す」は相手(ビジネスなら客)にとって価値のあることをすること。「コミットメント力」とは約束をやり遂げる力、かつ、相手の期待以上の成果を出すこと。「フォロワーシップ」とはリーダーを支え、積極的に自ら考え動く部下になること。ビジネスなんだから、自分よがりに行動せず、常に相手を意識して動きましょうってことをあえて難しく書いている印象。

全体を読んでの感想


 コンサル流と書いているけど、内容はとても当たり前で、相手を意識して、相手に伝わりやすく話したり、仕事をすることが言い方を変えて様々な項目で解説されている。そして、仕事をするときは自分なりに考えた上で、自分の意見を持って仕事しよう!ってことだった。当たり前だけど、実践しようとすると中々に難しいよね。

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