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看護師1年目でやってよかった工夫術 No.6

関連図を簡単に書いてみる、先輩に見てもらう。


どうも、つかさ@パーソナルプリセプターです。

今回も、新人看護師さんや男性看護師さんに向けて、
連載コラム「1年目でやっといた方がいいこと」を紹介していきたいと思います。

本日は、つかさおすすめの学習方法です!
というか、タイトルにもある通り、看護学生・看護師の方であれば、必ず1度はやったことがある関連図について深掘りしたいと思います。少しだけハードルが高いかもしれませんが、一気に自分の弱点が見えるおすすめの工夫術です!
実践に生かす上では、やはりピカイチと思うので、ぜひ見ていってください。

見て欲しい方:病棟勤務になった新人看護師、新人男性看護師
難易度:ハード

それでは、行ってみましょう!

関連図を簡単に書いてみる。先輩に見てもらう。

はい!

今回おすすめしたいのは、関連図とその使い方です。

繰り返しになりますが、関連図についてみなさん看護学生時代の実習で習ってると思います。あれ、すごく大変でしたよね。

ですが、もし実際に看護師になってから、「あまり関連図を書いてないなー」という方であれば、ぜひもう1度やってみることをおすすめします。

1枚2枚と書いていくほどに少しずつ慣れていくので、毎回の負担度は減って行きます。徐々に短時間で書けるようになります。

看護師版、関連図をかく目的

で、学生時代のように実習担当の先生に提出したり、学生カンファレンスで発表するわけではないので、細かいところはそこまで敏感にならずでいいと思います。

大事なのは、疾患および看護の何が自分は理解できてて、何が抜け落ちていたのかを知ること。

なので、15分でいいので集中して書いてみる。覚えていないところ曖昧なところを、あとから参考書を見て追加する。実際に病棟でおこなっている看護の目的を理解することが大事です。

例)なんでAさんは飲水制限があるんだ? →心不全の既往がある
  なんでBさんはモニター装着してるんだ? →化学療法後の心毒性の観察の為
  なんでCさんはこの化学療法のレジメンなんだ? →腫瘍の型が〇〇だから
  なんでDさんの観察項目に頭痛・吐気がある? →頭蓋内圧亢進をみるため

などなど

「綺麗な関連図を完成させる」ではなく、「自分の頭に入っている情報の不足を調べる」を目的と位置づけすると、気楽に関連図を捉えられおすすめです。

病棟の先輩から実践面の補足・フィードバックを受ける

いきなりですが、質問です。

Q. 看護学生時代と看護師になってから、1番の違いって何だと思いますか?

A. 実際に患者さんの看護をしている看護師が、すぐ近くにいること。

はい。

なので、この状況を活用しないわけには行きません。

さっと書いてきた関連図を先輩にちょこっと見せる。
※先輩も新人に見えないところで実は忙しいので、気合入れまくりの関連図の添削は負担度が上がってしまいます。なので、さっと書いてきたもので大丈夫。

夜勤の暇な時にちょこっと見てもらうとか、勤務後の「いやぁ、今日もおつかれー」と言いながらひと呼吸ついている時など。
(後者は、体力の残り次第ではあるw)

「〇〇さん(患者名)の関連図を少しだけ書いてみたんですけど、先輩がどういうところに気をつけて看護しているのか、よかったら教えてくれませんか??」

もう素直に聞いちゃいましょう。

ほんと、ちょっとやってきたんですというレベルで大丈夫。

そして、実戦経験を沢山積んでいる先輩から、知見を盗むこと。

ここが肝心!!

これこそが、現場で使えるアセスメント力になります。

つかさのお世話になったベテランのドクターも言ってました

『医療では、頭より体が先に動くようにならないと、使い物にならない』
by KS 先生

つまり、「いちいち思い出して頭の中の知識を引っ張ってくる」んじゃなくて、もう「体が先に動くレベル」じゃないと、現場では役に立たない。

そういうことが、こちらのドクターは伝えたかったんだなと思いました。(愛妻家のK先生、元気かな・・・)

確かに、現場で状況判断(アセスメント)ができる人は、もうすでに頭に関連図が入っているんです。まあ、これが理想的ですよね。

で、関連図を先輩と二人で見ながら、

先輩は〇〇さん(患者名)に対して、こういう見方をしているのかー」と

自分に備えられていなく、現場で有効活用している視点を得る。それが大事です。

で、その中で不足している知識、たとえば「◆◆の薬使った患者さんで、前に副作用で▲▲が出た人がおったなぁ」とかのリアルな情報を得る。

看護学生時代より、よりリアルな情報に触れられるのが、現場の新人看護師の特権です。現場でのアセスメント力を磨くために有効活用しちゃいましょう!

はい!

まとめると、

「より実践に近いアセスメント力を磨く。その目的で関連図を新人時代の勉強方法に取り入れるのがおすすめです」という話でした。

最後に

今回は以上です!

いかがだったでしょうか。もし、新人看護師さんで「勉強方法迷ってるー」という方、「教科書をそのまま勉強してもなかなか記憶に定着しないー」という方には、参考にしていただければ幸いです。

こんな感じで、このnoteでは男性看護師・新人看護師さんに向けたワンポイントアドバイスやコラムを発信しています。もしよかったら「つかさ@パーソナルプリセプター」をフォローしてください。私のモチベーションにもなりますので、Likeしてくれたら、とても喜びます!

そして、これからパーソナルプリセプターとして、読者の皆様とリアルな対談をしていく予定です。詳しくは、こちらも見てみてください。

それでは、またお会いしましょう!

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