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皆さん、こんにちは。
「スピークバディ パーソナルコーチング」コーチの Date です。

今回も前回に引き続き「家族」について考えてみましょう。
前回の記事はこちら↓

今回は「家族」に関するイディオムをいくつかご紹介したあと、この季節に使ってほしい、年末年始に役立つ「家族」フレーズも見ていきます。

ぜひ口に出して使ってみてくださいね(^^)

「家族」に関するイディオム


「家族」に関する表現は日本語でも英語でも数多くあり、同じことでも英語と日本語では違う表現をすることも少なくありません。

こういった発想の違いから、文化や考え方の違いを知ることができるのも言葉を学ぶ楽しみの一つかもしれませんね。

相違点にも着目しながらイディオムを見ていきましょう。

「うり二つ、生き写し」

・spitting image / like two peas in a pod

→「似ている」という表現は look like という表現がおなじみですが、spitting image はそれよりもさらに「そっくり」であることを強調する表現です。

spit は「唾を吐く」という意味なので、spitting image を直訳すると「唾を吐いているイメージ」です。

「どうして spitting image が『そっくり』の意味になるんだ?!」と疑問に思われるかもしれません。

これにはいろいろな説があるようですが、その中の一つに以下のようなものがあります。

それは、もともと splitting「分割」という単語だったのが変化して spitting が使われるようになったというものです。

もしこの説が本当だとすれば、日本語の「うり二つ(うりを半分に切った断面が同じように見えることが語源だそうです)」と発想が似ていて面白いですね。

また、同じ意味合いのイディオムに like two peas in a pod もあります。pea は「エンドウ豆」、pod は「(エンドウ豆などの)さや」のことなので、like two peas in a pod を直訳すると「一つのさやの中にあるエンドウ豆のようだ」になります。たしかにどれも同じように見えますね😂

(例)My daughter is a spitting image of me. We have the same eyes and mouth.
「娘は私の生き写しです。目も口もまったく同じなんです。」

(例)The twins are like two peas in a pod.
「その双子たちはうり二つだ。」

「主導権を握る」

・wear the pants

→(特に家庭内で)主導権を握る場合に使います。

昔はズボン(pants)を履くのは男性だけ、家庭内で主導権を握っているのも男性でした。

そこから派生して wear the pants は「ズボンを履いている人→家庭内で主導権を握っている」という意味になったそうです。

「亭主関白」なんて表現もありますが、日本だけではなかったのですね…!

母親が wear the pants なら「かかあ天下」の状態ですね🤣

(例)My husband doesn’t wear the pants in my family anymore.
「夫はもう、家庭内で主導権を握ってはいません。」

ちなみに「ズボン」を pants と表現するのはアメリカ英語です。
イギリス英語では trousers という単語が好まれます。

アメリカ英語とイギリス英語とで違う使い方をする単語をまとめたツイートがありますので、興味がありましたらご覧ください(^^)


「稼ぎ手」

・breadwinner

bread は「パン」、winner は「勝利した者」という意味です。

なので、breadwinner を直訳すると「パンを勝ち取ってきた人」ということですね。

昔はパンが代表的な食べ物だったので、 breadwinner は「食べ物を勝ち取ってきてくれる人」、そして、「その人のおかげで家族が食べていける」ということから「稼ぎ手」という意味になります。

以前は、大黒柱である男性だけが breadwinner という家庭が多かったようですが、現在は共働きの家庭も多くあります。その場合は、稼いでくる2人が breadwinners です。どちらかの収入が家計を主に支えている場合は、メインの稼ぎ手のことを a main breadwinner と呼びます。


年末年始に使える「家族」フレーズ


ここまで「家族」という視点で表現を見てきましたが、ここでは特に「年末年始」に使ってほしい表現をご紹介します!

例文も載せてありますので、活用してくださいね(^^)

「家族の再会」

・family reunion

→コロナ禍でしばらく家族と会えていなかったけれど、今年の年末年始こそは family reunion 「家族の再会」を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ちなみに reunion は「(長期間会っていなかった人たちとの)再会」という意味で「同窓会」という意味でも使われます。

(例)I’m looking forward to my family reunion at the end of this year.「今年の年末、家族でまた集まれるのを楽しみにしています。」


「あなたとあなたのご家族にとって、幸せな年になりますよう願っています。」

・I wish you and your family a Happy New Year!

→「 wish(人) happiness 」で「(人)の幸せを願う」という意味です。

年賀状でのメッセージや新年のあいさつで使える表現ですね!

ちなみに、欧米では年賀状(new year’s card)の交換よりもクリスマスカード(Christmas card)の交換の方が一般的です。

そこでクリスマスと新年のあいさつをまとめてしてしまう場合は、

I wish you and your family a Merry Christmas, and a Happy New Year! 

「あなたとあなたのご家族にとって、すてきなクリスマスになりますよう、そして幸せな年になりますよう願っています。」

というあいさつもできますね。

いかがでしたか?

今日ご紹介した表現を、自分ならどんな使い方をするか考えて英作文してみるのもいい学習方法です。

年末年始に使えるフレーズは、年賀状でのメッセージとしてもお役立ていただけると嬉しいです。

Thank you very much for reading this article.
I wish you and your family a Merry Christmas, and a Happy New Year!

【Dateコーチの記事は他にも💁】
「家族」について話そう①
ホリデーシーズンに映画鑑賞はいかが? 「映画」の話題で盛り上がれるようになろう!①
ホリデーシーズンに映画鑑賞はいかが?「映画」の話題で盛り上がれるようになろう!②

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