「家族」について話そう①
皆さん、こんにちは。
「スピークバディ パーソナルコーチング」コーチの Date です。
12月に入り、年末商戦も盛大に行われていますね。
皆さんは今年の年末はどのように過ごすご予定でしょうか?
年末年始は家族でのんびり過ごす方も多いのではないでし?
また、家族の話は天気や仕事などの話題と並んで雑談のネタになります。
ということで今回と次回は「家族」をテーマに記事を書いていこうと思います。
今回は前半として、家族の今昔を比べてみたあと、使ってしまう前に知っておきたい、注意が必要な単語をご紹介します。
さっそく見ていきましょう!
昔と今の家族のかたちを比較しよう!
皆さんは「家族」というと何をイメージするでしょうか?
私は「クレヨンしんちゃん」のような家族構成がパッと頭に浮かんだのですが、私の母は「サザエさん」が思い浮かんだそうです。
英語では「クレヨンしんちゃん」のような核家族、「サザエさん」のような多世代家族、それぞれ、どのような表現をするのか見てみましょう。
・nuclear family
… 親と子供だけで構成される家族で「核家族」と訳されます。現在では最も一般的な家族構成です。
nuclear には「原子核の」という意味があります。原子核とは原子を構成する物質のことで、とても小さいけれども重要な物質です。
nuclear family は家族をこの小さな核に例えて「(原子核のように)必要最小限のメンバーで成り立つ家族」という意味になります。
・extended family
… もともと日本で多かった家族構成で、親と子供に加えて、祖父母や叔父叔母などの親戚も一緒に暮らしている家族です。
「サザエさん」のイメージです。
・nuclear family が最小限のメンバー(親と子供)で成り立つ家族だとすると、そこからメンバーが extend(拡張)された家族、というイメージです。
核家族化が進んだ現代ならではの社会問題も発生しています。
例えば、地域社会との関係性が希薄になってしまうことや、近くに親がいない場合は特に母親一人に子育ての負担がかかりすぎるなどが挙げられます。
ほかには孤独死も核家族化が進んだ現代社会では見過ごせない問題ですね。
気になる社会問題がある場合は単語を調べて文を作ってみると、会話の際にスムーズに話題に出すことができます。
例えば、核家族化と孤独死の関係について英文を書く場合、
(例)The fact that the nuclear family, as opposed to the traditional extended family, can result in lonely deaths is a serious problem in Japan.
「伝統的な大家族に対して、核家族は孤独死の原因になりえるという事実は、日本では深刻な問題です。」
といった文も一つの例です。
ちなみに、もともと核家族が一般的な欧米などでは、孤独死は自然なことだと考える国も多いそうです。
「家族」の話題で気をつけたい表現
家族の話題は、あまり親しくない相手とも共通の話題ですし、盛り上がりやすいので便利な反面、デリケートな話題でもあります。
デリケートな話題にはデリケートな単語も多いものです。
例えば「あなたたち夫婦の出会いは?」と聞いたところ、実はその夫婦(と思ったカップル)は訳あって結婚していなかった、という場合には「夫婦」という単語を使ってしまったことでなんとなく気まずい雰囲気になってしまうかもしれません。
もちろん、悪気がないことは相手もわかってくれると思いますが、あらかじめこういった「地雷」になりかねない表現を知っていると役立つはずです。
今回は二つの表現をご紹介します。
・wife / husband
→ 特に相手に対してこれらの表現を使いたい場合、partner という表現を使う方が安全です。
現代はさまざまな価値観や事情から結婚しないという選択をしていたり、また結婚できない人たちも多くいます。
このように、さまざまな背景を考慮し、最近では wife / husband の代わりに partner という表現が使われることが多いようです。
ちなみに、partner は boyfriend や girlfriend の代わりに使うこともできます。
初対面などお互いに相手のことを知ろうとする段階で、パートナーとの出会いを聞いてみると盛り上がることも多いです。
そのときには
How did you meet your partner?
「パートナーとはどのように出会ったのですか?」
と聞いてあげると、思いがけず相手に嫌な思いをさせてしまう可能性が低くなります。
・housewife (househusband) / homemaker
→日本語に訳すと「専業主婦(夫)」です。「専業主婦(夫)」と言うと場合によっては良い意味合いで使われないこともあります。
家庭に入って料理や掃除などの家事を毎日休みなくこなすのは本当に大変なのに「専業主婦(夫)」という表現はそれを軽視したニュアンスを含むこともあります。
そこで、お子さんがいることがわかっている場合は、stay-at-home-mom / stay-at-home-dad や full-time mom/dad という単語を使うことが多くなっています。
いかがでしたか?
特に「要注意単語」では普段何気なく使っている単語もあったかもしれませんね👀
ここでご紹介した wife / husband や housewife (househusband) / homemaker などの単語は、もちろん使ってはいけない単語ではありません。
しかし、スマートな単語のチョイスで相手への思いやりを示せると、より楽しく、気持ちのいい会話になるはずです。
相手への配慮を示しながら家族の話題を楽しんでいただければ嬉しいです。
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