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私が考える野球の練習

今回は経験から考える野球の練習について話していきます。

野球の練習は、チームで差はあると思うが大体がアップー技術練習ー体力トレーニングーダウンの流れを、3時間〜5時間程度行うのが一般的だと思います。

その中で私が野球界の課題はトレーニングメニューにあると思います。近年様々な議論が行われているランニングメニューに関しては、長距離ランニングが必要か否か。これは、野球という競技の特性を考えるとすぐに解決します。

まず、野球に必要な能力は投手・野手関係なく瞬発力、敏捷性、運動協調性だと考えます。

瞬発力:瞬間的に出す肉体的パワー。

敏捷性:動作の素早さ。切り返しや方向転換など。

運動協調性:全身を連動させて体をバランス良く使うこと。

投球動作は、足からパワーを連動させて、最終的にボールに力を伝えていきます。打撃動作も、足からのパワーをバットに伝えていきます。それらは瞬間的に100の力をボールに与えます。守備の面では視覚からの情報を瞬時に判断し、敏捷性を用いてボールを処理していきます。

そして有酸素性持久力トレーニングの効果はとしては

有酸素性能力の向上:酸素の運搬能力や乳酸の除去能力の向上。長く運動を続けられたり、疲れにくくなるということ。

神経系の適応:協働筋の効率を上げ低レベルの筋力発揮を維持する。効率的な運動ができるようになる。

これでは、トレーニング効果が野球に対してメリットになっていません。野球自体長く動き続ける事はありません。その運動効率が上がったとしても、ゆっくりした動きはないので影響があると思えません。

さらに、デメリットになってしまうものがあります。

長期間の有酸素持久性トレーニングはタイプⅡ線維の筋量を減少させます。

野球選手にとって最重要ともいえる速筋線維を減少させられては困ります。例えば、筋トレを行い、長距離走を行うとプラスとマイナスをを繰り返すことになります。

だから結論としては長距離走は必要ではないと言えます。

簡単にメニューを考えると、

ランニングメニュー:50〜100m走・10m〜30m走 8割〜10割の力で5本〜15本、休息2分

敏捷性メニュー:ラダートレーニング、反復横飛び

瞬発力メニュー:ボックスジャンプ、ハードルジャンプ

これらをメインに中長期的に行うことで野球に必要な力を得ることが可能になります。特別な施設や器具は必要ありません。

特に中高生の成長期にある人は、意味のある刺激を体に与えて有意義に時間を使っていきましょう!

今回も見ていただいてありがとうございます!次回もお楽しみに!


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