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[忍び寄る病]まだ飲んでるの?筋トレ後のアレ-前編


 こんにちは、hiroです。本日も読んでいただき感謝します。さて、今日は筋トレ後に飲む”あれ”がどのような作用を体に及ぼすのか、を解説していきます。
 また、本日も自分で決めた字数が基準をかなり超えてしまったため、2部構成とさせていただきました。ぜひ後編まで、楽しみながら読んで頂けたら幸いです。


本日お伝えしたいこと

・運動、筋トレをしてもプロテインはほとんどの人にとって必要ない

・プロテイン摂取は腎臓に大きな負担がかかる

・腎臓にやさしい食生活にする必要がある

健康であることは自分で生きていくための資本を増やす必須条件である


 では、解説していきます。できるだけ丁寧に、そして簡潔に伝えられるよう努めています。何かご指摘がございましたら、ぜひコメント欄まで意見をお寄せ下さい。低評価も、もちろん高評価もお待ちしております。


第1章 ジムトレーナーですら理解していないという現実

 突然ですが、あなたはジムに通われた経験をお持ちでしょうか。(実は自分はまだです。)年を重ねていくにつれ、健康とは向き合わざるを得ませんよね。
 ジムに行くとトレーナーにプロテインを勧められることがあります。飲むまでをセットにしている施設もあるくらいです。
 しかし、はっきり言ってしまいましょう。プロテインは気軽に飲んで良いものではないのです。


 参考書籍からあるお話をご紹介します。1)

 とある病院で、ある患者さんがいつものように診断にきた際のことです。検査の結果、腎臓の働きの指標に用いられる「尿アルブミン値」がかなり上昇していたそうです。(血圧と同じようにイメージして下さい。値が大きいほど腎臓に負担がかかっていることを示します。)
 その患者さんが新しく初めたことは、「スポーツクラブに通いだし、トレーナーに進められたプロテインも摂取していた」ことでした。その後プロテインの摂取を直ちに止めるよう促したところ、値はもとに戻ったそうです。

 このようにプロテインは腎臓に大きく負荷をかけるというのは事実として医学書にも記載1)があります。私たちは素人ならまだしも、その道を生業とするトレーナーがこういった事実を知らないのですから、自分の身は自分で守るしかないようです(知っていたなら、なお許せませんが)。

第2章 プロテインは必要?

 そもそも運動、筋トレの後にプロテインは本当に必要なのでしょうか。結論から言うと、あなたがアスリートでない成人であれば必要ありません。(成長中の子どもは例外。運動する成人の2倍のタンパク摂取が推奨される。)
 厚生労働省の推奨によれば、成人の1日のタンパク質摂取量は男性60g、女性50gとされています。ただ、働き盛りの体格のいい男性でも70gもとれば十分だそうです。2)
 医学的数値もお伝えしておきます。アメリカの生化学の教科書では次のように記載されています。


 タンパク質の摂取量は、通常であれば体重1kgあたり0.8gにせよ。(体重60kgの人なら48g)運動する人であれば体重1kgあたり1.0gにせよ。(体重60kgの人なら60g)
 

 日本でも基準はほぼ変わりません。このように、運動する人だったとしても、プロなどのアスリートでない限り必要量に大きく差はないのです。

 また、ここで気をつけなければならないのは肉1g=タンパク質1gではないということです。簡単に言うと、必要なタンパク質の量の4倍の肉類を摂取する必要があります(肉4g=タンパク質1gと覚えて良い)。参考までに同書から表も引用しておきます。

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 まとめると、タンパク必要量48g(体重60kgの場合)であれば必要な肉の量=48g×4=192gです。1日約200gの肉類を摂取できれば十分だということです。
 同じ体の条件で運動するのであれば、60g×4=240gとなります。差は50gほど。普段の食事で十分に補うことができる量ですね。


 前編は一旦ここでおしまいです。後編(←クリックでとべます。)では、「実践!医学的根拠とともに解説する腎臓にやさしい食事」と「健康に対する価値観」のお話を書いております。

 少し疲れてきた方は、一息ついてから読んで下さい。気分を変えたい人は下のリンクからAmazonで書評を見たり、安くなった中古を探したりするのもいいでしょう。

 それでは。

参考書籍

1)医者が教える食事術 実践バイブル2 牧田善二 著 156~160頁

2)1と同書 153~155頁

また、牧田善二さんの以前の書籍はこちら。

 ・この記事に興味を持ったあなたに強く勧めたい「次の1冊」

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