金融資産1000万円超の私が、タイミーで100回以上バイトする10の理由
かねてよりお世話になりまくっているタイミー【215A】がついに上場した。株主優待でもらえる報酬が(保有株数に応じて)数パーセントアップとかそういうのないかな〜と思ったらそういうのはなかった。
まあこの会社がつぶれるときは日本が激ヤバになった時くらいだろう、とか、世界の端っこの島国の生活にも溶け込んでるアメリカの大企業といった銘柄が好きな私がタイミーを保有するのはまだまだ先の話になるのだろう。
がとりあえず、いいタイミングだと思うのでタイミーの良さについて自分なりに暑苦しく語ってみようと思う。
タイミーで100回以上働いてる人ってこんな人
お金はあればうれしい
7月末現在、タイミーのアプリ上で表示されている“あなたの実績”によると
業務回数116回、働いた時間395h、Good率100%。
これがタイミーワーカーとしての私のプロフィールだそうだ。
“完了した仕事”を見るとタイミーをはじめたのは2023年の3月で、以来17ヶ月のあいだ多い月で12回、少ない月で3回とばらつきはあるがなにかしら毎月働き続けているようだ。
(ちなみにその月のところをタップするとヘッダ画像付きでお仕事履歴が見られるのも旅のアルバムをめくるようで非常に愉しい)
タイミーでの月平均の労働日数は6.8回。
週に1〜2回、本業の厚生年金がもらえる仕事と副業のアルバイトと副副業のおてつだいのすき間をタイミーで埋めている30代、独身、非正規。
本業〜副副業の月の労働時間はあわせてだいたい250時間くらいだろうか。ここにさらにタイミーでの労働時間が乗る。このようなスタイルで働いていることを知っている人からはたまに「そんなに働いてどうするの」といわれたりもする。が、副業以下は趣味のようなものなので自分のなかでは労働しているのは月に120時間程度の感覚でいる。
タイミーではすべてのワーカーがそうであるように「やりたい仕事」しか選ばないが(地方だと仕事を選べないかもしれないが、最終的に「やりたい仕事を選ぶ」選択をしないと働けないのがタイミーというアプリだ)、しかしやはりなんといっても「働いたぶんのお金がすぐにもらえる」のがタイミーの魅力のひとつ。
勤務終了後、いつもすぐに報酬を引き出している。
そして銀行のアプリを開き、入金の速さに驚く。
もはやタイミーで100回以上働いているのですぐに入金されることは知っているのだが、それでも毎回驚いている。
お金はあればうれしい。
でも、お金に困っているわけではない
仕事を3つかけもちしてなおタイミーで働く30代独身非正規やばすぎだろ、どんだけお金ないんだよ…とこうして自分のことを客観的に書き出してみて思う。ついでに、特技はユニクロで店員に間違えられることであることも添えておきたい。
こんな私だからタイミーバイト中にもたまにお金なくて大変でしょう文脈の話をふられることがある。まかないつきの仕事を選びがちなのもあいまって、なおさらそんなかんじなのかもしれない。
そのときは「はは…そっすね」みたいに適当に話を合わせている。たぶん世間一般の30代独身非正規はこんなかんじなのだろう。実際そのものだし。
しかし! ここでもう一度私のタイミーアルバイターとしてのスペックを再確認してほしい。
業務回数116回に対して、働いた時間は395hである。
つまりは、1回あたりの平均労働時間は3.4h。
タイミー上にはもっとがっつり稼げる仕事があふれているなかで、あえて短い仕事ばかりを選びとっている。1時間のチラシ配りのバイトのために、片道1時間半かけて向かったことだってある。
それはなぜか? 答えは簡単で、お金には困っていないからだ。
タイミーの報酬をのぞいた月の手取りは30万ほどで、「アベノミクスがなんかはやってるから」といういかにもミーハーな理由ではじめた株式投資は12年目にしてついに金融資産は1000万をこえている。
1000万を超えた日に思ったことはいまも覚えていて、「こんなくらいで本が出たりするんだな〜」という感想だった。
ついでに、10年パスポートを8年で使い切り、増補分に食い込む程度にはあちこち海外旅行を楽しんでいた過去もある。こればかりは過去形で、2020年4月からは気持ちを切り替えて国内を旅行しまくっている。今日もこれから飛行機に乗る。
旅行した先で、タイミーでバイトすることもある。あとでも語るが、自分にとってタイミーのバイト先は時として観光地だからである。おそらく私のプロフィール(というか住所)を見ていないであろう従業員から帰り際に「また来てください!」と言われたときは、心のなかですこしふふっとなる。
…いかがでしょうか?(いかがでしょうかブログ風)
これがタイミーで100回以上働いてる人の横顔です。
おそらくは世間一般のタイミーでバイトしまくってる人像からはややかけ離れているであろうそんな私が、タイミーで働くことで得られるメリットを10個お伝えします!(ここまで前置き)
タイミーで働き続ける10の理由
1.楽しい
気づけばなぜタイミーで100回以上も働いてしまったのか?
答えはシンプルで、楽しいから。
2〜10個目の理由のなかにも集約すれば「楽しい」になってしまうものがいくつかあるが、それらとは違う楽しさとして、大人版キッザニアだからという楽しさがある。
キッザニアでお仕事を体験するには、3歳から15歳である必要がある。地元にキッザニアができたとき、すでに私はキッザニアで働ける年齢ではなかった。宅配便やピザ屋体験を楽しむ子どもたちをテレビ画面の向こうに見て「くそっ! お前らなんでそんなに楽しそうなんだ! いまに見てろよ」と思い、キッザニアの求人を検索したこともある。
だが検索してすぐにキッザニアで働くことは私にとって間違った選択肢であると気づきブラウザバックする。
なにもべつにキッザニアで働きたいわけじゃないんだ、いろんな職種の仕事をちょっとずつ体験させてほしいだけなんだ。
…あれから十余年、いい時代になったものだと思う。
タイミーにはキッザニアが裸足で逃げ出すレベルにありとあらゆる仕事がある。それもリアルな。リアルだから、資格や経験がないと働けない仕事もあるなどキッザニアに劣っている面もある。
資格は一日二日じゃどうにもならないが、経験のなかにはタイミーで積めるものもたくさんある。そうして、働ける現場が増えていくのもゲームのレベルアップみたいで楽しい。
2.スキマ時間に働ける
まさにタイミーがタイミー最大の特長として売り出しているものそのまんまで、タイミーの回し者みたいなことをいってしまうが、私はタイミーから一銭ももらっていないことを先にいっておきたい。
私が将来タイミーから直接お金をもらうことがあるとすれば、それは配当金という形でだろう。
本業のシフトが出ると、なにをおいてもまずタイミーを開き、休みの日のお仕事ラインナップを検索する。そう、タイミーは休日のアクティビティのひとつなのである。すぐに「これだ!」という仕事が出ていることはめったにないが、休日が楽しくなりそうな予感にわくわくするのがまた一興なのだ。
仕事内容が楽しそうでも、勤務時間が長い仕事は選ばない。なぜなら、あんまり楽しくなかったときに地獄だからだ。かつて(旅行が好きなので)リゾートバイトをしまくっていたころも、一ヶ月以内、かつ、いざとなったら夜逃げできる立地の仕事しか選ばなかった。性格がよくでている。
仕事内容が楽しそうで、勤務時間が短くて、できれば、スキマ時間に被っているバイトがいい。
スキマ時間。
学生だったら大きくあいた授業のあいまだったり、家事がメインの人だったらお昼間、夜勤の人なら早朝だったり。人によってさまざまだと思うが、私にとってのスキマ時間は平日の11:30〜12:30。株の取引ができない虚無の1時間を、タイミーで埋めるだけで1000円そこそこもらえるなんて、なんてすばらしいんだろう!
もっと真剣に株式投資をやっている人からすると、その1時間はいろいろ考えたり、ちょっと休憩をいれるための時間なのかもしれないが、適当にスマホをいじいじしている程度のゆる投資家なので結果的に飲食店のランチタイムのおてつだいをすることが多い。
関連して、平日の9:00と15:00をまたぐような仕事にも決して入らないので(株価の値動きが激しいため)、とっても気になるけれど15時終わりのランチの募集をされている企業の方! どうか、せめて14:45終わりにしてくれないでしょうか。よろしくお願いいたします。
3.予定を立てる口実になる
旅行は好きだけど、出不精。
こういう人は案外いるんじゃないかと思う。
「新しくできたお店に行きたいな」とか、「あそこの広場でイベントか〜、面白そう」とか思っても、そのためだけに家から出るのはめんどくさい人。まあ、自分のことなんだけど。
「なにか、他に家から出なくちゃいけない用事でもあればついでに行くんだけどなぁ〜…そうだ、タイミーでバイトしよう」
仕事となれば、家から出ざるをえない。
タイミーのおかげで、以前より株主優待券を期限切れでくさらせることが少なくなって助かっている。仕事終わりの株主優待ビールはうまい!
4.確実な現金収入である
株式投資を12年も続けていると、布団の中でスマホをいじいじしているだけで、私のお金が汗水たらして働く私よりも多くを稼いでいる月もでてきた。
なんとなく、天気のように15時時点の様相を見て「明日は上がるだろうな〜」なんてぼんやり思って、それが当たることもふえてきた。
それでも、相場のプロでも読めない事象で急激に動いたりするのが市場というもの。アメリカの大統領選挙で元大統領が演説中に撃たれたりとか、なんかもういろんなとこからバタフライエフェクトみたいな世界なので(トランプ 円高 で検索)、そんなときにもともとタイミーのバイトを入れてたりすると「わ〜、今日も働くだけで3500円もらえる、うれしい!」と思ったりする。
そして仕事終わりにその3500円を握りしめて(文章上の表現)飲みに行ったり、スーパーで晩酌の品定めをしたりする。
余談だが、タイミーと飲みはワンセットのためおそらくタイミーで働かずに家にこもっていたほうがお金が減らないということに気づいたのは最近になってからだ。
5.まかないが食べられる
タイミーには、まかないつきの仕事もある。
まかないという言葉を聞きなれない人用に説明しておくと、働いたあとに(前の場合もある)食べられる無料の食事、または食事代補助のことで、おもに飲食店で提供される。
まかないは店のメニューを選んで食べられることがほとんどだが、たまに(とくに夜に居酒屋形態の店だと)アドリブで作ってもらえることもある。これがうれしい。客としてお店を訪れても食べられない、まさにプライスレスな喜び。
ラーメン屋さんでのタイミーもまたすばらしい。
なぜなら、その店における一杯へのこだわりを知ってから(キッチンや更衣室に社訓とかうまいラーメンにするためにこれを厳守とか張り紙がしてあることがよくある)まかないラーメンを食することができるから。
わりと最近はまっていて、タイミーでラーメン屋さんめぐりをしている。
6.旅行を兼ねている
そうだ 京都、行こう。
JR東海がつくりだした、あまりに有名なキャッチコピーである。
毎年紙の手帳を買う習慣があって、今年は表紙デザインが気に入ったので「京都手帖」にした。手帳でありながら京都の路線図はもちろん、京都のありとあらゆる寺社仏閣のお祭り日やおすすめの京都ならではなお菓子の紹介などなどがみっしり載っていて、読みものとしておもしろい。
京都手帖をぱらぱらめくりながら2023年末。
「そうだ! 来年は毎月京都へ行こう!」と来年の目標を立てて2024年7月末、いまだ2回しか京都へ行けてないし、その2回も「やばい…今月も京都行けてない…なにか…なにか京都へ行かなければならない用事さえあれば…!」といった調子で行った2回しかない。渡月橋をわたって出勤するだけで今月の京都ノルマが達成できることのなんてすばらしいことか。仕事が終わればもう人がたくさんの京都に用はないので嵐電に乗ってさっさと退勤する。
それはさておき、旅行が好きな私にとって、タイミーで働くこともまた、一種の旅行となっている。
「旅行しよう」と思うとまずは自分が行きたいと思った場所を決めるところからスタートする。食事にたとえるなら、メインディッシュを据えてから、フルコース仕立てにしていくイメージだ。
一方、「タイミーでこの仕事をしよう」と決めるところからはじまる旅行はちがう。グーグルマップで勤務先に印をつけるときに近くに面白そうな博物館をがあることを知ったり、出勤時に通りがかった住宅街にとってもかわいいタイル張りの一軒家を見つけたりとありとあらゆるところからサプライズがとびだしてくる。ふらりと立ち寄った居酒屋で唐突に「よかったら、これも食べる?」なんて小鉢が出てくるような感覚。これがなんとも楽しい。
もともと街歩きスタイルの旅行が好きなので、タイミーとの相性◎。
そしてなにより、タイミーでの勤務先そのものがタイミーを使わないと行けない観光地。湧き水が大好きで、名水を求めて旅行することもしばしば。某スーパーマーケットのバックヤードにある給水機の水がめちゃくちゃ冷えていて湧き水級のうまさなことも、タイミーが私に教えてくれた。
7.普段出合わない人の生活をのぞける
旅行していると毎回、旅のどこかでふとこう思う瞬間がある。
「知らないところでも、こうして世界は動いているんだな」
この瞬間は何度味わっても格別で、非日常を味わう旅行もきらいじゃないけれど、どうやら自分は、ふだんの生活圏とは別のところにある日常をのぞき見するような旅行が好きなタイプなのだろうと思っている。
旅先で市場や商店街はもちろんのこと、図書館に行ってみたり、ターミナル駅すぐのホテルに泊まった翌朝なんかは、すこし早起きして、通勤風景にまぎれこんでみたりもする。
でもそれじゃあ、ただ眺めているだけだ。
タイミーで働けば、そんな「知らないところで知らない日常を送っている人たちの世界」に溶け込むことができる。
なにも遠くまで出かける必要はない。アクセスがいいのでタイミーでよく働いているエリアがあって、そこで目と鼻の先にあるお店でも、雰囲気が違えば客層もぜんぜん違ってくることを知った。なんて面白いのか!
客としての滞在でなく、数時間とはいえ長く店に居座っているからこそ俯瞰できるものもあるのがまたいい。
たまに工場や倉庫のバイトに行くのも楽しい。
工場や倉庫のバイトは大人数の募集がかかっていることが多く、つまり、自分以外のタイミーワーカーを見られる貴重な機会でもある(対して飲食店は1名のみ募集がほとんど)。「自分以外のタイミーで働いている人って、どんな人だろう?」という疑問にひとつの答えを提示してくれる。
たぶんみんな、大なり小なり同じ答えを持ち帰っているのだろうと勝手に想像している。
8.世界の霧を晴らせる
なんかかっこいい言い回しだな、SDGsの親戚かなにかか?
と思った人もいるかもしれないが、ただ単に「世界の霧」という名前のアプリがあって、そのアプリユーザーなだけである。
インストールすると、まずはもや(というか霧だな)に覆われた世界地図があらわれる(拡大縮小できる)。GPSと連動していて、これまで通ったところのもやが消えていく…ただそれだけ。自己完結型アプリなのでもくもくと楽しめる。有料のアプリながら、刺さる人には非常に刺さるのでおすすめ(余裕で8000文字は語れるが割愛)。
もやがかった世界を見ていると、案外、自分の家のすぐ近くでも通ったことのない道がいっぱいあるなあ、ということに気づいたりする。そのわりに、札幌や名古屋なんかはくまなく歩いてたりする。よく訪れるからだ。
このもやがかった世界を晴らしていきたい!
だけどさすがに住んでる人しか使わないような駅とか一生行かなさそうだし一生産業革命のロンドン状態のまま終わっていくんだ……んん?
といった具合で、タイミーは「世界の霧」との相性もばつぐんに良い。
9.よい標語があれば心の糧にする
株の保有銘柄を選ぶときは、大きめの業界で上位とか、ニッチな業界の首位とかを選ぶようにしている。あとは、地元の企業。自分しか見ることのないポートフォリオだけれど、それでもだんだんと資産が増えてくると謎に個性を出していきたいという欲が出てくるようになった。
安牌多めだがド安牌のみで固めているわけでもないポートフォリオはすでに個性の塊のような気もするが、それはさておき個性を出して行きたいお年頃。たまに気が向いたとき、新たなお気に入りリスト入り銘柄の選定をすることがある。
そのとき見に行くのが、企業のホームページの「企業理念」。と、ついでに社長のお顔立ち(あれば)。この2つのどちらともが琴線に触れれば晴れて(?)お気に入りとなる。
タイミーバイトを通じていろいろな企業におじゃますると、個人店はともかく、それなりの規模をもつ企業であればほぼ100%、どこかしらに企業理念(あるいはそれに準ずるもの)が掲げてある。
それを踏まえたうえで職場の雰囲気を感じてみると、ああ、その通りだなと思うところもあれば、掲げてあるだけなのでは…? と首をかしげるようなところもある。内容もさまざまながら、外国人を多く雇っているのであろうチェーン店ではすべての漢字にふりがなが振ってあったりと、掲げ方の個性もさまざまだ。きちんとラミネートしてあったり、さらには立派な額に飾ってあったり、あるいはボロボロに破れていて、一部読めなくなっていたりもする。
掲げてある言葉と職場の雰囲気が100%合致していることはまずないが、その場にいない(であろう)社長の念のようなものは、その一枚を通じて伝わってくる。
そして職場から社長の残り香のようなものを感じ取ったときかつそのラストノートが好みであるならば、その言葉を心のポケットにしまうようにしている。
勤務中であるため写真に残したりはしてきてないものの、いまだ1年以上前に働いた企業の言葉を覚えていたりする。きっと、自分の中で役立っているのだろう。
ここで声を大にしてその言葉を叫びたいが、わかる人にはわかってしまうと思うので、ぐっと心の奥底にしまったままにしておく。
10.人間の多様さを認識しつづけられる
海外を旅行していると、「いろんな人がいるんだなぁ」と日本にいるとき以上に思うことがあった。
たぶん、その理由のひとつに常識が違うからというものがあって、その逆バージョンとして、西洋諸国から日本に旅行しに来た人がラーメン屋さんに行くと、たとえ前知識で知っていたとしても「すげー音立てて麺食ってやがる、こいつら」とびっくりしたりしているのだろうと想像する。
びっくりしたあと、「なんでそんな食べ方をするんだ!」とキレるのか、顔をしかめるにとどめるのか、ラーメンをすするのは日本の文化だよねとリスペクトするのか、「まあ、好きに食べていいよね」と思うのかは本人にゆだねられる。
こういったとき、「いろんな人」と出合っている経験値が高いほど「まあ、そういう人もいるよね」と思える率が高くなると思っている。
定められてもいないし推奨されている方向がないものについては、あらゆるものに対してそういった捉え方ができるような人でいたいと思う。
なのに、日本にい続けていると、なんかだんだんかつて自分が持っていたはずのいうなれば「流せる力」みたいなものが薄れてきているな〜と感じることがふえてきて、なんか視野が狭くなってきたかもと思う局面がときたまある。
そこで、タイミーで働くことで視野を補う。
タイミーを通じていろいろな職場に行くと、職場ごとに「当たり前」があって、そしてその「当たり前」を、その職場でだけの当たり前だと知っている人と、そうでない人とがいる現実に直面することとなる。
これも余談だが副業先の社是も「当たり前」にフォーカスされていて、「当たり前」ということはそれだけ人(日本人)にとって「当たり前」のことなのだと認識させられる。
「当たり前」についてものすごい具体的な例を出すと、飲食店ひとつにおいても木材の食器を洗浄機にかけるのかかけないのかとか、お冷のおかわりは頼まれる前に行くのか頼まれるまでは行くべきではないのかとか、そういった当たり前が多数存在している。
つまり身も蓋もない言葉でいうとそこの職場の当たり前はけして世界における当たり前であると認識していない奴はとんでもねぇクソ野郎ということなのだけれど、そういったとんでもねぇクソ野郎のおかげで私の持ちあわせている寛容さに磨きがかかるのだと思うと悪くない(けして良くはない)。
こう書いてしまうとこれから初タイミーを迎える人をビビらせてしまうかもしれないけれど、100回以上タイミーでバイトしてきて「こんなとこ、もう二度と行かないぞ!」と思った企業はたぶん5、6ヶ所あるかないかだし、1000人はゆうに超えているであろう勤務先の人々のなかで「お前は豆腐の角で小指でもぶつけとけ!」と思った人物は十数人いるかいないかといったところなので安心してほしい。
といった調子で、タイミーでバイトしはじめたことで、以前ほどではないけれど少しずつ自分のなかの「流せる力」が復活してきたように感じている。
それでは
そろそろ飛行機の時間も迫ってきている。
タイミーで働くことが好きすぎて、「今度の休日こそは働かないぞ!」と思っていてもついつい隙あらばタイミーで働いてしまうので、この連休こそはタイミーで働かないようにしようという揺らがない意志を持ちたい(すでに初日働いてしまったのだが)。
私が働かないぶん、だれかが私のかわりにすばらしいタイミー体験をしてくれることを想像しながら、荷造りをはじめようと思う。
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