「食後って何分後まで?」よくある質問に薬剤師がお答えします
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。
お薬の説明をしていると
「食後って何分後?」など
用法についての質問をよくいただきます。
食後って人によって感覚が違ったり、
お薬の効果をしっかり受けようと思う方は
気になるところですね。
今回は『用法』、特に飲み薬について
簡単にまとめています。
▶用法一覧
まずはよくある用法を見てみましょう。
目安はこのようになります。
▶どうして食事時間が基準になってるの?
多くのお薬の用法が
食事の時間を基準に決められています。
その理由は4つあります。
①食事がお薬の吸収に影響するため
②食事による体の変化に合わせるため
③お薬の副作用を少なくするため
④食事のタイミングが飲み忘れが少ないため
①食事がお薬の吸収に影響するため
食後の方が吸収がいいお薬、空腹時(食前や食間)の方が吸収いいお薬があります。
漢方薬は空腹時の方が吸収がいいと言われています。
②食事による体の変化に合わせるため
糖尿病のお薬の中には、食事による血糖値の上昇を抑える働きがあるので、食前もしくは食直前の用法だったりします。
③お薬の副作用を少なくするため
一部の痛み止めは胃を痛める可能性があるので、食後の服用が良いとされています。
④食事のタイミングが飲み忘れが少ないため
忘れずに服用できるタイミングが食事のタイミングのことが多いです。だいたい1日2回なら朝夕食後としておいた方が、服用しやすいという観点からです。
今回はこれで以上です。
用法は、1日3食、生活リズムは一定の
一般的な生活が考慮されています。
自分のライフスタイルによっては
1日2食だったり、リズムが不定期だったり。
そのような場合、
用法通りに服用できないこともあるでしょう。
薬剤師や主治医に相談して
お薬ができるだけ無理なく続けられる
タイミングを一緒に考えましょう。
医師・薬剤師から特別指示がある場合は
そちらを優先して服用してください。
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