子どもとお金『お金をもらい慣れるって怖いですよね~😱』
心理学で出てくる「快楽順応」。
簡単に言えば、「人は慣れると感覚が鈍ってくる」ということです。
だれしも思い当たるような経験があると思いますが、
たとえば、給料があと10万円増えてくれたらなぁ、、、と思っていても、いざ本当に10万円増えてくれると、いずれその金額に慣れてしまい、さらにまたもっと増えてくれたらなぁと思ってしまう。
こんな車に乗れたらなぁ、こんな服を着れたらなぁ、こんな家に住めたらなぁ、、、
いずれも手に入れたときの喜びは大きく、満足しているはずなのに、いつの間にか慣れてしまい、さらに高望みをしてしまうものです。
そして、この快楽順応。金額や物だけでなく、回数でもありそうだと思いました。
人から何かをしてもらったとき、最初はとても感謝する気持ちがあるのに、だんだん回数を重ねると、感謝の気持ちが薄くなっていく。
そして最後は、してもらうのが当然になる。
なんか夫婦関係でよくある話しかもしれませんよね🤣
さて、そして子どものお金教育のうえで言えば、やはり子どもがお金をもらい慣れること。
快楽順応が人間として当然の反応だと考えれば、これを避けることはなかなか難しいでしょう。
まして子どもであれば、理屈で自分の心をコントロールすることもできません。
たとえば、おじいちゃんの家に遊びに行くたびに、100円のおこづかいがもらえる😁
もうあっという間に、もらえるのが当然!ってなる姿が目に浮かびます。
子どもが慣れてくると、おじいちゃんはもっと孫の喜ぶ姿が見たいので、今度は200円をあげる!
さらに300円、500円、1000円・・・
これは極端な例かもしれませんが、子どものお金教育のうえで、お金の大切さなどを学ぶ最大の難敵になりそうなお話しです😅
お父さん、お母さんがいくら家庭内で良いお金教育をしても、これでは台無しになりかねません。
今の時代、お父さんお母さんが子どもに対して、言われるまま無条件でおこづかいをあげることは少ないと思います。
それは子どもをダメにするだけだということを、多くの人がわかっているからでしょう。
けれどおじいちゃん、おばあちゃんは、孫可愛さにそこまでは考えてくれません。
私もその気持ちはよくわかりますが、孫の喜ぶ姿が見れれば、何でもありになってしまうのです😁
では、どうしたら良いか。
快楽順応の実験で、こんなものがあります。
被験者たちには、マッサージを受けてもらいます。
片方のグループには、連続してマッサージを受けてもらう。
もう片方のグループは、途中で一時中断して再度マッサージを受けてもらう。
どちらのほうが満足度が高くなるでしょうか?
結果は、一時中断したグループでした。
つまり、おじいちゃんのおこづかいのあげ方は、毎回毎回あげるよりも、せめて一回おき、できたら何回かに一回にしてもらいましょう。
その方が、子どもはおこづかいをもらえることに、慣れずに済みます。
もらった時の満足度も高く、お金を大切にする気持ちも薄れづらいと思います。
そして同時に、親として子どもには、もらえて当然ではないことも話してあげましょう。
子どもたちの、お金をもらえることの「快楽順応」を、できるだけ避けること。
これは、おじいちゃん、おばあちゃんに、子どものお金教育についての方針をきちんと説明し、理解してもらえれば、避けられるはずです。
「おじいちゃん、今日はこれしかこづかいくれなかったよ。ケチ!😒」
親としては、こんな風に子どもたちが思わないような環境作りが大切なのです。
ただ単に「そんなこと、思っちゃダメよ!😠」だけでは、快楽順応には勝てません😉
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