映画『ゴダールの決別』 私の思うゴダールらしいゴダール映画。★1(ネタバレ感想文 )
典型的な俺の思うゴダール映画。
ゴダール映画のイデア。
それっぽい映像撮って、
ありきたりではないそれっぽい言葉を綴って、
画面と音をわざとずらして、
突然字幕を入れて、
ピアノ、バーン!雷ゴロゴロー!
はい、ゴダール映画の出来上がり。
ワカラナイというよりクダラナイ。
ドパルデューに成りすましたドパルデューが人妻をドパルデューするって話でしょ(<ドパルデューするって何だよ?)。
ただそれだけの話を、物語だとか物語じゃないとか当人ではなくて周囲の
人間がグダグダと語る映画。
うーん、自分で書いといてナンだけど、「物語だとか物語じゃないとかグダグダ語る」ってなんだか映画の本質のような気がしてきた。
深いな、ゴダール。
もしかしてゴダールは「所詮映画なんて作り物だし、クダラナイもんなんです」ということを描いているのかもしれないな。
だとしたら深いな、ゴダール。
嫌いだけど。
えー!?音楽キース・ジャレットだって!?
ピアノ、バーン!
(2023.05.14 ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞 ★☆☆☆☆)
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