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デキる相棒を紹介します~「なめられ太郎」5代目まで続く理由~『ピートラ』Vol.67

広報チームの川端です。
私は第一子、息子が1歳になった昨年8月より仕事復帰しました。
私から見た会社の変化、新米ワーママとしての体験など、noteに残していけたらと思っています。

育休中から私の大切な情報源だったX(旧Twitter)。
同じ月齢ぐらいの方をフォローし、何かあれば検索、おすすめされているものはすぐポチッていました。

復帰後はピープルのエゴサやかわいい赤ちゃんの姿をひたすらいいね!するのが習慣で毎日仕事へのモチベーション維持になっています。

その中で、なんだか最近、「なめられ太郎」ご愛用の投稿が多いなと気づきました。
しかも、いつもの「ネーミング」いじられとも少し違う反応だぞ…?(笑)

ぜひ今回は、私が仕事でも、子育てでも、とっても助けられている、私の相棒「なめられ太郎」のお話をしてみようと思います。


「5代目って、企業努力すごくない??」

「なめても安心 も~っと! なめられ太郎 五代目」メーカー希望小売価格880円税込み、対象年齢5カ月~

「なめられ太郎」は1988年生まれ、ピープルを代表する商品です。
これまでリニューアルを何度か行い、昨年5代目を襲名。
今お店に並んでいる商品は5代目の太郎さんです。

出荷数からみると、「なめられ太郎」はだいたい年間10万人の赤ちゃんに遊んでもらっていることになります。
(双子ちゃんのご家庭は2個買っていただいたりしているようなので、ひとりの赤ちゃんにつきひとりの太郎さんという計算)

35年のロングセラーゆえに、ご兄弟で買い足していただくことも増えました。その中で、「太郎、色変わった?」と気づいていただくことがきっかけになったのか、

「5代目ってすごい」
「今は5代目になっていて、企業努力の継続に頭が上がらないね!」
なんて、うれしい投稿が増えてきているのです。


私たちメーカーにとって、商品をリニューアルする事情は様々です。
こうしたらもっと商品の満足度が上がるのではないか…ということ以外にも、やむを得ない値上げや安全基準の見直しなど。
リニューアルするのも結構大変な仕事です。

しかし、「なめられ太郎」は赤ちゃんたちにとって絶対無くしてはいけない商品だと思うから、私たちは改良を重ねて、そのとき一番赤ちゃんが喜んでくれる商品仕様にして販売しています。

どうしてもキャラクターの鮮度などが求められる玩具市場では珍しいほど、ロングセラーが多いピープル。
業界的には変わり映えしないと言われても、
長く商品を提供し続けることは、企業努力としてこうやってご評価いただけるんだ!と、自信をいただきました。

35年受け継がれている秘伝のワザ?

この記事を書くにあたって、改めて社内資料を見つけて「なめられ太郎」の歴史を調べてみました。
社員の私でもビックリするぐらい、ぱっと見、わからないんですが、細かーい変更や食いつき度追求のこだわりが。
ここでどーんとご紹介してみます。
ここまで歴代太郎さんを紹介するのは、ピープル初かも?

なぜあのカタチに…?赤ちゃんになめられるために生まれてきた!

最初は赤ちゃんがなめたがりそうなモノ(素材やカタチ)を集めて渡してみたところ、はっきりとなめるもの、なめないものがありました。

次に、それら赤ちゃんに選ばれしモノ達が、どんな要素(感触?色?カタチ?柔らかさ?)で選ばれたのか検証して、さらに赤ちゃんがなめたがる、選び抜かれたパーツたちを作り上げました。

大人から見るとナゾのパーツたち……これらをギュッとひとつにまとめみたら人のかたちに見えたので、「なめられる使命を持った人……そうだ!なめられ太郎にしよう!」

こうして、大真面目に赤ちゃんに向き合い、時間とお金をかけたうえで、最後はちょっとした遊び心をプラスし、「なめられ太郎」が生まれました。

  • 1988年、実は初めはベッドメリーのセット内容のひとつだった!

  • 2001年、なめられ太郎ソロデビュー決定!? 新ベビートイシリーズのラインナップに大抜擢!(ここから1代目とカウント)

  • 2011年、リニューアル (2代目)

  • 2016年、リニューアル(3代目)

  • 2019年、リニューアル(4代目)

  • 2023年~現在 (5代目)

~5代目の開発資料より~

5代目は、代表的な「おっぱいハット」の形状が変更。
形状検討の過程の中には、育休中の社員の授乳のようすを見せてもらって、くわえやすい突起の参考にしたと聞いてビックリ(笑)

モニターテストにより発見した吸ってくれる・なめてくれる凸部分の形状と、安全基準や成形制約を鑑みながら、新しい「おっぱいハット」の形状が生まれました。

何度も試作を作ってモニター調査。
最終的に、一番右の仕様を商品として採用しました!

その都度リニューアルタイミングで、必ず試作ができたら赤ちゃんに遊んでもらって確かめる。赤ちゃんに答えがある。

私たちの商品開発の源、赤ちゃん観察視点がずーっと生きていることを再認識。
もはや、狂気にも近い?社員の追求が、なめられ太郎を進化させているのです。

「なめられ太郎」が繋いでくれるご縁。

新事業や新しいチャレンジをするときに、いろいろな人にお会いする機会が増えたのですが、よく私は「これは、私たちの商品のおかげでもらえたチャンスだな」と感じることがあります。

「ピープルの商品は、子どもがすごくよく遊んでました」
「ピープルさんにお礼を言いたいと思っていたんです」
広報の場面でも、記者さん自身が実はユーザーさんで、私たちピープルという会社に興味を持って取材依頼いただくことも多数。

これからの新しい挑戦にも、今まで私たちが作ってきた商品たちが絶対にチカラになってくれる。

新しい出会いがあるたびに、なめられ太郎さんを始めとして、ピープル商品への愛が高まっていく私なのでした。

最後に、我が家の太郎さんを紹介。
息子は歯が生えてもよく咥えていたので、おっぱいハット部分がガリガリで酷使しすぎ…(笑)
1歳7か月の今もいまだにベビーカーに付けて、もはやお守り替わり。
お出かけの相棒として助けられています。

触りすぎてパーカーのひも解けてるし、ガリガリだしぼろぼろ。でも捨てられない…!


太郎さん、いつもありがとうございます。
これからも頼りにしてます!!

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