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ペンタNote

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思いつくままに
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#日記

春はそこまで来ているから

春が少しずつ香り始めると 木々の蕾が膨らんできます 目標とかを決めて始めて 試行錯誤をやりながら 少しずつ見えてくるとき 上着を一枚脱ぐように 心の蕾の衣を剥いでみよう 車窓から見える風景が モノトーンから 少しずつ色が付いてくる 明日の自分を鏡に映して お気に入りの髪型にしてみよう 昨日までの蕾が 明日は花になるかも 暖かい風が 頬をゆらして 深呼吸してみよう 春はそこまで来ているから

心のふるさと

地元の商店街はシャッターが閉まり すれ違う人もまばら 小学生の頃は八百屋のおばちゃんに魚屋のおじちゃん お菓子屋のお姉さんに雑貨屋のおばあちゃん おかえりの一言で何処でも自分の居場所があった ふるさとを離れて30年が経つ 同級生が継いで残ってるお店 あの頃のおばちゃんの姿と重なる スマホを構えてみる 過ぎた時間が残量で見えた 都会暮らしに慣れて ネットやTVに振り回されて 豊かさ=何?と思うようになった 今日もカフェの豆を挽く音がする 潮騒の音ではないのだ 年賀状の束を

プラスすることから始めるのが人生を上手く過ごす最適な方法

何年かに1度は行き詰まることが誰にでもある。 多分、持っているバケツの中が満杯に だから捨てることも必要。 捨てる=卒業だったり、気持ちの転換だったり、環境を変える そうすれば、またバケツに色々なものが入ってゆく そこが「プラスの始まり」 新しい人生が始まるのです。 人間関係も悩むことが多々ある 否定することもある でも、マイナスな気持ちを振り切り プラスで考える 「大したことじゃないさ」と 真実は沢山あり、事実は一つしかない 考えも沢山あり、結論は自分で決めている 明

生まれた街

車1台しか通れない路地が格子模様に伸びている 海辺の町の風景 小さい頃の記憶だけど 近所のおじい、おばあに見守られて育った 自分の家と近所の家の境が無い感覚 両親が忙しい時には隣の食卓で夕飯を済ませ 幼馴染と夕暮れまで過ごす毎日 日暮れ近くになると漁船の音が障子の向こうから聞こえる 17時を告げるサイレンが鳴る 何故か近所の犬も遠吠えを始める 大きな古時計がコツ・コツ・コツと音を刻む 当たり前の昭和の時間だった。 漁村の夕暮れ時は空が紅に染まる 水平線に僅かな雲を残しながら

夏の終わりに

夕暮れが早くなり始めた頃 彼岸花が咲きます。 君との時間が短く感じ始めた頃 夏が終わります。 暑かった庭先も ヒグラシが鳴き始め 秋虫の声と混ざる夕暮れ時 君と僕の記憶が混じる 桜の季節に出会い 深緑の季節に思い出を重ねた 蒼い空、藍色の海 白い雲さえ記憶のキャンバスの主役だった。 公園の銀杏が少しずつ色付き始め 緑の空間に黄色や赤のパズルが入り出す 君との季節が変わり始めた。 スマホの写真を振り返り アルバムに纏めてみる 季節の思い出として 夏の終わりのエピソード

伝えること

noteで文章を書いたり、Twitterでつぶやいたり、会社で公式な文章を。 Webでの情報発信では「思うがまま記載」って、心の断片を載せているもの 何気ない一言が伝わることが楽しい時もある。 文章を計算ずくで書くことがイマイチ気乗りがしないことも。 ブログなんて纏めサイトみたいに、体裁を整えたらアフェリを繋げて終わりなんだよ。なんて意地悪な気持ちもあったりする。 文章を書くことで稼げるの?なんて思うことが。 やはり、稼ごうと思うと集客や内容、方向性に仕組み 色々と見えな

会社員→社会人

サラリーマン生活のカレンダーが2年を切り 定年後は何をしようかと。 今年の法改正で定年が70歳まで伸びましたとか。 給料が3分の1になり、70歳まで「会社員」の肩書で働くのか。 60歳をセカンドライフの始まりと捉え「社会人」として働くのか。 大半の会社員は「再雇用」のレールに乗ります。 会社の池の中でしか生きてゆけないことを自覚しているから。 この池の中では「肩書・地位・権力」が上手くゆけばそのまま持続していくから。 社会人として1から始めるような冒険は出来ないのです。

菜の花と蜜蜂

小さな蜜蜂が舞う季節 風はまだまだ冷たいけど 春の妖精は少しずつ魔法をかけてゆきます 蜜蜂は忙しそうに蜜と花粉を集め 菜の花畑を飛び回ります 去年の今の時期も、その前の年も 必ず春は来るのだと 小さな蜜蜂は教えてくれます

noteの友達

noteを始めて2年が過ぎて 最近は仕事が忙しいのを理由に更新が途絶えがち 何でだろう noteの世界が狭く感じる 去年までは凄い数の足跡やスキがあった 最近は、HOMEで表示される人の記事のスキも二けたの前半ばかり フォロワーってモチベーションだよねって 何だか住民が減った気がする それとも、銀河の外れの過疎に住んでいるのだろうか 今のところ、答えが出ない SNSも多くなり、clubhouseとかに流れているのだろう 音声での記事が格段に減った BASEも登録

いくつになっても

毎日、通勤電車に揺られて同じ駅に立つ。 サラリーマン生活もあと23か月。 何か目新しいことは無く、ひとまわり年下の上司に振り回される。 日記をつける習慣はないが、箇条書きでイベントを書き込んでいた。 白紙のページに気ままに書かれた文字を見直してみる。 12年前の自分の姿が浮かび上がる。 ひたすら仕事を片付けることだけに注力していた生活。 休日は子供を部活に連れていった記憶。 親父が癌で亡くなり、途方に暮れた日々。 白紙のページが続き 気が付いたら時間が過ぎていた。 遠い記

未来は意外な場所にあるのかもしれない

毎日のデスクワークに飽きた頃 窓の外を眺めたくなる。 自動販売機でコーヒーを買って屋上に出かけてみた。 オフィスでは聞こえない雑踏の音色が風に乗ってやってくる。 近所の保育所の子供の声やコンビニの自動ドアの音。 何もかも足元から聞こえてくる。 今日は何をやってたのかな? ひたすらパソコンのキーボードを打つ音の中 過去形になるのは夕方の頃。 スケジュール表に向かって何かを呟く。 今日は自分のための時間でいいよね。 会社の玄関を過ぎて近くのビルの谷間に消えてゆく 窓ガ

風鈴

居間から見える景色を眺めていると 風もなく風鈴は静かに軒先にたたずんでいる 深緑の庭が風鈴と同化してしまった夏の一日 団扇を片手に母はいつものように世間話が終わらない 風鈴だけがうなずいているのかもしれない 時間の流れはゆっくりと 季節の溝に思い出を刻んでゆきます 仏壇にお参りしてゆきなさいよ、と 母が思い出したように告げる いつもの風景だ 風鈴の音のように忘れた頃に耳に届く 季節の変わり目を教えてくれた

梅雨

眠れない夜に街中に出かけて 濡れた路地を散歩した 雨に濡れた夏の匂いがする いつだろうか君と歩いたこの路も いまでは一人で歩くことに慣れてしまった 梅雨の雨の音は心に残っていた声を再生して なつかしさと甘酸っぱさが胸を染めた

かたわれどき

夕暮れの遠浅の海で水平線が消える時 空に舞い上がれる気がする 両手を空に挙げて 雲を寄せるような仕草で 体の周りの空気が固体化する 深呼吸をしてみよう ゆっくりと口から吐く息が 胸元から足先までジェット気流を作り出す 明日の自分は空高く舞い上がり 白い月影のように空を飛んでみるかい かたわれどきに君への想いを刻む 波間の波紋のように遠くまで続いてゆく 風の色は?想いの色は? 橙色した空の雲に届けこの想い 指先まで熱くなるこの想い