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【本要約】チーズはどこへ消えた

どちらかと言えば小説を読む私にとっては読みやすく、そのあとに物語の考察場面も出てくるのでわかりやすいです。お勧めされた+聞いたことあったので読んでみました。

この物語の中のチーズは人間でいう家族やお金、幸せ、仕事など大切なものに置き換えることができる。同窓会にて、一人の男性が物語を紹介すると言って、「チーズはどこへ消えた」が始まる。ネズミのスニッフとスカリーの二匹、小人のヘムとホーの二人がチーズを追い求めて生活する日々を送っていた。ネズミたちは賢くはないが本能に従って固いチーズを求め、小人たちは賢い頭をつあって幸せを味わえる真のチーズを求めた。どちらも朝一番にランニングシューズを履いて、何があるかわからない道をひたすら走り、チーズを求める日々であった。そんな日々の中、二匹と二人は見たことのない大きなチーズに出会う。二匹のネズミは習慣を変えずに、毎日朝早くにその大きなチーズに向かい、毎日昨日と変わりはないかを確認し続けた。一方で、小人たちはこれだけ大きなチーズがあれば夢のある暮らしができると考え、拠点をこのチーズの近くに移し、遅くに起き、毎日おなか一杯に大きなチーズを食べる日々であった。そんなある日大きなチーズはなくなってしまう。二匹のネズミは今まで通り、何があるかわからない道にでて、チーズを探し求める日々に出た。ところが、二人の小人はチーズがなくなったことに絶望してしまう。絶対になくならないと思っていたものがなくなり、安泰と思われた未来も失ったと感じるのだ。そこからは、毎日おなかを空かしながらあの大きなチーズがどこに消えたのかを探した。どれだけ、あった場所の周りを掘っても出てこなく、このままではだめだと気付いたホーはヘムをもう一度チーズを探すことに誘う。しかし、前のように走れる気もしなければ、危険を冒す気にもなれなかった。仕方なく、ホーは一人で行くことを決意し、何日も何日もチーズを求め、ヘムが来た時用に道中にメッセージも残した。かけらのようなチーズを手に入れては前に進み、その達成感を楽しむようになっていた。そして、何にも行動せずに不安になっていくより、危険でありながらも、何かもがき続けることのほうがよっぽどいいことに気が付いた。ついには何種類もの、見たことないたくさんのチーズの場所にたどり着いた。そこには、二匹のネズミがおり、ポッコリしたおなかを見て、ホーはネズミたちがすぐに変化に対応し、動き出していたことを悟った。ホーはたくさんあったが、迷路に出ていき、他のチーズを探すことはやめなかった。足音がし、ホーはヘムが来ていることを願った。男が話し終えると、同窓会のメンバーは感激していた。そして、各々の会社での出来事や、家族間の出来事、自営業での失敗に置き換えて話した。一人の女性が、「変化を恐れている人?」と聞くと一人しか手を挙げなかった。結局、自分だけは変化など恐れないと慢心しているのだ。それぐらい変化を笑って受け入れることは難しいが、この「チーズはどこへ消えた?」の物語を共有することで、少しは笑って前に進むことができる人が増えるかもしれない。

(感想)変化を楽しもう!と言葉にできても、それが一番安心だと思い込んでいる時だと抜け出すのはなかなか難しいことだと思います。私はチーズを信頼できる人に置き換えたときが一番乗り越えられる気がしないなと思いました。信頼できる人とずっといることが楽で、安心できて、居心地がいいと思います。しかし、何らかの別れも来るものです。新しい気が合う人が見つかるのかわからなく、誰もいなかったらどうしようと最悪の場合を考えてしまうと思います。ですが、そんな最悪な事態はほぼ起きないし、何かしら出会いがあるはずです。新たな出会いを楽しみながら、生きていけるようになりたいなと思いました。また、社会人になったら、仕事に対しても「変化を楽しんで、新しいことに向かって突き進む」のような考え方を大切にしたいなと思いました。

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