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人生は流動的であれ

私は以前、人間関係は流動的であったほうがいいという記事を書きました。

加えて、人生も流動的であったほうがいいのではないか?と思っています。
「一般的」に日本人は人生の「固定化」を強く望む傾向があります。
つまり、大きな挫折をせずに大学を卒業し、その後は大企業や役所に勤め、その間に結婚をし、子供を持ち、マイホームを持ち、定年まで働き続けるという生き方に理想を抱いている。

「今は転職する人が増えているので、定年まで同じ会社で働く人は少なくなっている」と言う人もいます。
確かにそれは間違っていないのですが、日本人はなんだかんだ言って同じ会社で働き続ける人が多いように感じます。
特に中学受験~大学受験まで大きな挫折をすることなく、社会のレールを全うに歩んだ人ほど特定の組織に帰属することを好む傾向があります。
そして親の期待に応えるように、結婚、出世…と「勝ち組ルート」を歩んでいく。

でも、固定された人生というのは毎日が単調であり、味気ないものです。
毎日毎日労働に明け暮れ、やっとの土日が来てもすぐに過ぎ去りまた労働。
さらに家族を養うとなると、かなりハードなのではないでしょうか。
人生を固定化することにより、生活の単調さと責任の負担が大きくなってしまいます

もちろん、自分自身が定年まで会社に勤め続けることと結婚を強く望んでいるなら問題はないですが、既存の「日本人的生き方」に違和感を感じている人は流動的な人生を歩んだほうがいいと思います。
つまり、自分の思考や人生のステージが変化するごとに会社や住む場所も変える。
状況に応じて、会社を辞めたり起業したりする。
結婚は背負うものがあまりにも大きいので、しない。 
とにかく身を軽くし、様々な人生を経験する。
そうしたほうが、生活は一層楽しくなるし、幸福度も高くなります。
「日本人的価値観」を持つ人にとっては流動的に生きることはリスク以外のなにものでもないですが、リスクを取らなければ、人生を切り開くことはできないのです。

これからはどんどん「流動的に」生きる人が増えるでしょう。
労働のオワコン化、ライフスタイルや価値観の変化などで固定された、つまり決まりきった人生を選ばない人が多くなります。

今は社会と人々の思想の変化の過渡的な段階にありと思います。
それゆえに世の中が混沌としている。
この先に待ち受けているのは、大きな変化です。
既存の価値観を持ったままだと時代についていけないでしょう。

流動的に人生を生きる。
これからのライフスタイルとなるでしょう。

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