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社会とのつながりは労働だけとは限らない

以前、何かの媒体で「FIREを達成したが、結果として社会との関わりがなくなってつらくなった」という人がいることを知りました。
FIREを達成すると、それだけで生きていけるようになるので確かに会社組織などで働く必要はなくなるでしょう。
しかし、そのことで社会との接点がなくなってしまうので、つらくなると感じる人がいるようです。

FIREではないですが、定年になって働く機会がなくなり社会との接点を失い、悲しく感じる人も一定数いるように感じます。

日本人の多くは社会との接点=労働と考えているようですが、社会とつながる方法はたくさんあります。
例えば社会人のサークルみたいなものは全国各地域にあるので、人と関わるチャンスがあります。
またボランティア的なやつも全国にあるので、そこで人と関わることができます。
さらに今はSNSもあるので、ネット経由で人と関わることもできる。
ジモティーを使って自分と趣味嗜好が合う人を見つけて会うというのもいいでしょう。

このように社会との接点を持つ方法はたくさんあり、わざわざ会社で働く必要がないのです。
というか、会社組織の人間関係は経済的な結びつきが強いので、本心から仲良くなることができるか微妙なところです。
それに労働時間がクソ長いし休みもまともにないので、人間関係を考える余裕はないでしょう。
社会とのつながりを求めて会社勤めをしたのに、労働で消耗しうつになり社会から孤立してしまうという事態も起こりえます。

既に述べましたが日本人の多くは社会とのつながり=会社で働くことを考えますが、そもそも会社の中にしか人間関係がない時点で人生詰んでいるのです。
FIREとか定年退職云々以前にまず会社外で人間関係を構築しなければなりません。
さもなくば、社会との接点を失ってしまう。

日本人がすべきなのはFIREではなく、「外の人間関係」の構築だと思います。
つまり会社以外に人間関係を作ること。
「外の人間関係」を構築することで、FIREを達成しても、その逆に金がなくなっても社会との関わりを維持することができます。

むしろこれからは労働がオワコン化していくので(特にホワイトカラー)、会社以外の人、社会との結びつきがますます重要になってくるでしょう。

社会とのつながりは労働だけとは限らないのです。

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