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英検の新設級設置に対する個人的な考え

2025年から英語検定に新たな「級」が新設されるそうです。
具体的には準2級と2級の間に新しい「級」を置くとのこと。

英検準2級は高校中級程度、2級は高校卒業レベルなので、新設級は高校上級(!?)的なレベルなのでしょうか。

私は英検に関しては5級、4級、3級、準2級、2級、準1級と取得してきたので、合格する難しさはわかっています。
特に準2級→2級と準1級→1級の合格はかなり難しい(1級はまだ受かっていない)。
この難しさの溝を埋めるためにも準2級と2級の間に新設級を置くのでしょう。

私は準2級と2級の間に新設級を設置することで、学習するモチベーションが保てるという点は良いと思います。
準2級から2級に合格することの難しさに参ってしまい、英語が嫌いになるよりかは、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の「ステップ」があることで学習を継続することができる。

しかし、同時に「準2級→『新設級』→2級の合格って結構手間かかるし、めんどくさくね!?」と思っているのも事実
試験に合格するためには、参考書や問題集を買ってせっせと勉強しなければなりません。
加えて検定料もかかる。
準2級に合格したら、新設級合格のための参考書や問題集を買い、検定料を支払い、合格し。そしてまた2級受験となると時間と金が結構かかってしまいます。

私は英検ではないですが、時間と金のコストが無駄にかかってウザいという理由で仏検は3級合格後、準2級を受けずに2級を受け、合格しました。
(仏検は英検と同様、5級→3級、準2級、2級、準1級、1級がある)
3級は一発合格、2級は一回目1点差で不合格後、2回目で合格しました。
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おかげで検定料は一度落ちているので、コストはかかりましたが、参考書代は浮いたので結果としてよかった。
加えて、準2級をショートカットしたので、最短距離で2級レベルまで到達することができたのもよかったです。
もし、準2級合格を狙って勉強していたら、2級取得にもっと時間がかかっていたことでしょう。

英検も準2級と2級との間に大きな壁がありますが、だからこそ最短距離で英語の実力がつくというメリットがあります。
準2級と2級の間に新たに「級」を設置すると、その級合格のために時間を割かなければいけなくなります。

まあそもそも、新設級が設置されても、それを受けずに準2級→2級受験は可能なので、特に問題はないでしょう(じゃあ今まで書いた文章は何だったんだという話になりますが)。
同時に、準2級合格後にいきなり2級合格に不安を感じる人は新設級の勉強をしてから2級を受ければいいということになります。

英検の新設級の設置によって、2級合格までに時間がかかる点はデメリットですが、学習のモチベーションを保ちつつ、英語力をつけることができるので、良いのではないでしょうか。

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