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残業はするのに勉強はしない日本人ビジネスパーソンの不思議

日本人ビジネスパーソンはとても奇妙です。
彼らは会社のために積極的に残業をする一方、個人の勉強をすることはほとんどありません。

社会人の平均勉強時間は1日数分だと言われていますが、残業は大部分の人が1日1時間以上しているんですよね。

いや、日本人ビジネスパーソンにとっては上記の事実はごく当たり前であり、「勉強をしないで、残業をするのって何がおかしいの?」という感じなのでしょうが、私からしたら全く理解できない。
なぜなら、残業をしないで、とっとと家に帰るなり、カフェや自習室で勉強したほうが個人の人生においては有意義であるから。

残業をすると、社内の人間からの評価は上がり、出世はしやすくなるでしょうし、給料もそれなりに上がるでしょう。
けれども、自分の時間を会社のために費やすのはとてつもないストレスですし、会社のために残業をしたところで、その会社の中でしか評価されません。
何よりも、会社にいる時間が長くなり、視野が狭くなり、結局今の生活から抜け出せなくなるという負のループが形成されてしまいます。
残業をしまくるメリットはほぼないのです。

残業と異なり、個人の勉強は私たちの人生に良い影響を与えます。
なぜなら個人個人の目的に合わせてできるから。
例えば、転職や副業や起業に興味がある人はそれらに関する勉強ができます。
転職や副業、起業に興味がなく、教養的な勉強に興味がある人は、教養関連の勉強をすることができる。
残業をするよりも個人で勉強をしたほうが時間の使い方としては有意義なんですよね。

にもかかわらず、日本人ビジネスパーソンは勉強はほとんどせず、残業ばかりする。
それでいて、どこの大企業や外資系に所属しているとか年収がどれぐらいなのか、どんなすごい仕事をしているのか、みたいなくだらないマウント合戦を繰り広げているのです。ここ日本では。

結局のところ、マウント合戦というのも視野が狭くなってしまったがゆえの結果なのではないでしょうか。
ひとえに勉強をしていないから。

残業はするのに勉強はしない日本人ビジネスパーソン。
この状態が続けば、ますます滑稽なマウント合戦が繰り広げられ、「社畜ループ」から抜け出せなくなるでしょう。


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