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令和4年6月21日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
NISSIN
4種の具材が入った
日清のどん兵衛
「肉だしうどん」
あっさりおだしがおいしい
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
しかし、同じ肉出しうどんでも全然ちがいますなぁ
昨日のカップヌードルの肉出しうどん。
同じ日清からの発売なのだが、かなり違う。
やはり一番目を引くのは合成肉だろう。
カップヌードルの肉うどんが謎肉のブロック状に対して、こちらのどん兵衛はちょっと固めのシート状なのである。
食感は肉とは言い難いものがある。
だが、かなり濃い味がしみこませている。
この濃い味には好みが分かれるだろう。
だが、もしかしたら、ここまで味を濃くしないと合成肉の香りや風味が残ってしまうのだろうか?
これからの時代、人口増加に伴う食糧不足にともなって合成肉は主流になっていくことだろう。
日清は、その流れを先取りしいろいろな合成肉を試しているのだろうか。
もしそうであるならば、やはりカップ麺メーカーの先駆者たるチャレンジを常にしているのかもしれない。
ということで、今日は「チャレンジ」つながりのお話を!
俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう40合計51万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。
猫耳のオッサンを睨みつけるタカトはエメラルダを守るように立ちはだかった。
その後ろに隠れるかのようにビン子もオッサンを威嚇する。
だが、そんな二人を見るネコミミオッサンは嬉しそうであった。
というのも、今日は悲鳴を上げるおもちゃが3つもあるのだ。
しかも、この小僧の目、少々の事では壊れないかもしれない。
すぐに意識を失って興ざめすると思っていたが、これはちょっとは楽しめるかも。
「今日は、若いの3匹か。これは楽しめそうだな!」
ネコミミオッサンが、スキップしながらタカトの前へと身を移すと、タカトとビン子をかわるがわるに指さしはじめた。
「男からにしようかな……女からにしようかな……」
そのだらしなく緩む目じりからすると、おそらく、どいうプレイをしようかと思いなやんでいるようである。
そんなオッサンに提案するかのように、若い男の声がした。
「それでは豚からではいかがでしょう?」
いつの間にかネコミミオッサンの真横に一人の男が立っているではないか。
そのあまりの事に、猫耳のオッサンの目が丸くなっていた。
これから三人の悲鳴を聞けるかと思ってウキウキしすぎていたのだろうか?
その真横に立つ男の存在に、今の今まで気づかなかったのである。
暗殺者の俺がか? まさか……
猫耳のオッサンは、そんな心中を悟られまいと、必死に落ち着くそぶりをみせた。
「どちらさんで?」
「わたしは、ただの道案内でして!」
たしかにこの男が身に着けているの黒衣装、自分たちがガンエンたちのいる大空洞に行った時のものである。
そういわれれば、初めての小門内の道に迷わぬようにと、オオボラが道案内をつけてくれたっけ。
そうそう、確かにこの男だったよ! 道案内の男!
だから、周りの暗殺者の子分どももスルーしたのね! 納得! 納得!
「って、なんで! なんでここ道案内がおるんやねん!」
「いやぁ、だって、まだお代をあげていなかったものでして!」
そいう言い終わると男は、右こぶしをオッサンの顔面に叩き込んだ。
ぶほぉ!
突然の攻撃に、身をよける暇もなかった猫耳のオッサンは顔を大きく潰しながら、はじけ飛んだ。
一方、その前に立っていたタカトとビン子も突然の事にきょとんと眼を丸くすばかり。
「あっ! 間違えた! あげるんじゃなくて、貰わないといけないんだった!」
頭をかく男は、身に着けていた黒衣装をさっと脱ぎ捨てた。
「あっ!」
タカトとビン子は、その男を見て驚きの声を上げた。
というのもそこには、元第六の神民兵であるヨークが立っていたのであった。
ヨークはメルアが殺されて以来、街の飲み屋で飲んだくれていた。
エメラルダが逮捕された時も、騎士の刻印をそぎ落とされた時も、変わらず飲んだくれていた。
ヨークにとって、もうすでに第六がどうなろうが、自分が神民でなくなろうが、どうでもよかったのだ。
――メルアが死んだ……
その寂しさと悲しさだけがヨークを包みこんでいた。
だが、酒を飲んだところで、悲しさが消えるわけではない。
飲んだ勢いで喧嘩をしたところで、うさが晴れるわけでもなかった。
そんなことはヨークにも分かっていた。
痛いほど理解できていた。
だが、心にあいた穴は、日を追うごとにどんどんと大きくなっていくのだ。
そんなヨークの心は、酒を飲んでも飲んでもまったく酔えなくなっていた。
そして、ヨークは決心する。
――そうだ、俺も行こう……メルアのもとへ、俺も行こう……
酒で震える手で、木の枝にロープを巻きつけた。
輪にしたロープの先を結ぼうとするが、酔った手ではなかなかうまくいかない。
何度かチャレンジした末に、なんとか不格好ながらも結び目ができあがった。
そして、どこからか台を持ってくると、ヨークはその上に立ち上がり天を見上げた。
「メルア……今、いくよ……」
言葉と共に台から落ちるヨークの体。
その体がロープの輪っかをぴんと引っ張った。
首に食い込むロープがヨークの息を締め上げた。
これで行ける……メルアの元に……
そう思った瞬間、ヨークの体は木の下の地面に伏せていた。
なんで……
確かにロープはヨークの首を絞めていた。
だが、ヨークが作った縛り目が雑だったせいなのだろうか、運よくロープがほどけて首を絞めるのをやめたのだ。
木の枝を通ってまっすぐに垂れる2本のロープがまるで連れ添う男女のように風に吹かれ揺れていた。
そんなロープの下からは地面に顔を押し付けるヨークの嗚咽が漏れていた。
「メルア……メルア……メルア……」
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