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令和4年10月21日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

Acecook
「スープはるさめ」
魅惑の20種のスパイス香る麻婆味
かさなるスパイスの風味で止まらない美味しさ

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
って、これはカップラーメン?

イイんだよ!
春雨も麺類だよ! たぶん。

同封されていたかやくの袋を開けると、ぷ~んとカレーの香り。
へぇ~この麻婆味にはカレー粉も入っているのか……
でも、食べてみると美味い!
おいしいよ! これ!

山椒かな? 後味に残るさわやかな感じは……
いいですね、中華料理屋さんの手の込んだ麻婆豆腐みたいな味です。
なんかスープと春雨だけだともったいないですね。
豆腐が半丁でもあれば、この中にいれるんですけどね。
ここは職場! 冷蔵庫の中には豆腐など入っているわけもなく……

さて、明日は子供の運動会!
なので、カップラーメンはお休みです!
お弁当なのよ! お弁当! 妻手作りのお弁当!
って……そうだった……
コロナの関係で、運動会は午前中だけだった……
コロナの馬鹿野郎ぅぅっぅぅ!

ということで、今日は「カレー」つながりのお話を!

俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう45合計56万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

 夕焼けに染まった空の下、第六の宿舎から離れていくタカトたちの荷馬車を見送っていたギリーザは寂しそうにつぶやいた。
「さぁてと……仕事も終わったし……餅でも買いに行くかな……」

 そんな時だった。
 ギリーザの後ろから女の声がしたのだ。
「ちょっと! そこのアナタ! 第六にオイルパンが運び込まれたって聞いたんだけど一体どこにあるのよ!」
 そこには体中ホコリまみれで真っ黒になったフジコが立っていた。
 どうやらヨークに教えられた通り第六の宿舎内を探し回っていたようである。
 だがちなみに、フジコちゃん第六とは全く関係ありません。
 そう、勝手に宿舎内に不法侵入してオイルパンを探していたのだ。
 そんなフジコを見ながらギリーザは考える。
「って、お前……だれ?」

 少々探し疲れたのか機嫌が悪いフジコはギリーザに詰め寄ると至近距離から睨みあげた。
「私の事なんてどうでもいいでしょ!」
 のけぞるギリーザの視界にはライダースーツの裂け目からはみ出る豊満な胸の谷間がハッキリと広がっていた。
 おそらくこの女、先ほどまでオイルパンを懸命に探し回っていたのだろう。
 その肌にうっすらと滲んだ汗がしだいにまとまっていくと、ついに胸の谷間へと流れ落ちていったのだ。
 エロい!
 ――うほっ! 今日のおかずはこれに決定!
 鼻血が噴き出そうになるのを懸命にこらえながら、その光景を必死に脳裏に焼き付けようとするギリーザであった。

「ちょっと! どうなのよ! ハッキリ言いなさいよ!」
 さらに近づく胸の谷間。その距離はもう数センチ!
 ――もしかして、俺が質問に答えたら谷間との距離は0距離に?
 とたん、ギリーザの頭の中でカラ~ん!コロ~ん!と、ウェディングベルが鳴り響く!
 妻に先立たれて十数年……女っ気のなかった人生に再び春が訪れた。
 だが……買ってしまったラブドール……
 妻よりも長い付き合いの相棒だ……
 そんなカレも至るところにガタが来ていた。
 だが、ついにお別れの時が来たということか……
 というか、ラブドールってどうやって処分したらいいでしょうかね?
 そんな意味の分からぬ妄想を浮かべたギリーザは真剣に考えた。
 ――オイルパン……オイルパン……そう言えば今朝がたタカトたちが運んだ荷物の中に有ったような気がする。ということは……
「裏の倉庫にオイルパンが有ったはずだが」
「もうそこは探したわよ! 大体、そのオイルパンとは違うわよ! ルパンが運び込んだオイルパンよ!」
「ルパン?」
 その名を聞いたギリーザは首を傾げた。
 指名手配書の中にそんな名前を見たような気がするような、しないような。
 でも、はっきりと思い出せない……ということで、
「ルパンって誰だっけ……」
「あなた知らないの⁉ ルパン・サーセンよ! かの名高き怪盗アルセーヌ・ルパンの伝記に感化されたサーセンお爺ちゃんの孫よ! 孫!」
 えっ? それってアルセーヌ・ルパン関係ないじゃん!
 ただのキラキラネームじゃん!
 ということは手配書の中で見たというのもギリーザの思い違いかもしれない。

 ――まぁいいや……というより……
 そんなギリーザは数センチ先に迫るライダースーツの割れ目にそれとなく自分の体を押し付けようとした。
 その行為はまるで満員電車の中の痴漢のオッサン!
 オッと! いけねぇ!
 ワザとらしく倒れる体はフジコの胸に一直線!
 だが、そんなギリーザの動きをそつなくいなすフジコの体。
「もういいわよ!」

 せっかく勢いよく胸のふくらみをムギューと押しつぶしてみようかなっと思っていたのにギリーザの体はむなしく空を切り前のめり倒れ込んでいた。
 だが、これでもギリーザは第六宿舎の守備を任された守備隊長だ。
 ――もも上げだぁ! 唐揚げじゃないぞ! もも上げだーっ!
 毎日、ギリーザブートキャンプで鍛えているのである。
 とっさに上げた足を前に出し倒れる体を踏ん張った。

 ――だが、あの胸は惜しい……せめて、もうちょっとだけ見たかった……
 そんなギリーザは思い出した。
「ルパンが運んだかどうかは知らないが、オイルパンならおいもパンと一緒に既に門外の駐屯地に輸送したぞ」
「えっ? もう、門外に運んじゃたのぉ」
 それを聞くフジコは悔しそうな表情を浮かべた。
 というのも、門外に出てしまえばそこ魔物が出てくる戦場だ。
 もう、フジコ一人だけではどうしようもないのである。
 せめて、次元だいすけや石川県在住の五右衛門でもいればなんとかなるのかもしれないが、あの二人……どこに行ったのか分からない。
 ――なら、その情報だけでも……お金に替えないと……大損よ!
 ギリーザに背を向けた不二子は指を噛みながら去っていく。
「大体、ルパンがちゃんと運ばないからでしょ! もう! ルパンのバカぁ!」
 どうもサーセンwww
 どこかでルパン・サーセンが頭をかきながら下げているような気がしたが、きっと気のせいだろう。

 そして、そんなフジコの背中を名残惜しそうに見るギリーザは思うのだ。
 ――あの女……オイルパン……いや、揚げパンが好きなのかな……
 そうだ!
 今晩のおかずは餅をやめて久しぶりにカレーパンにしよう!

 私の彼は♪♪ カレぇ~パン~♪ れました!
 パンパパ♪ パンパパ♪ パンパパ♪ パン♪
 チュパ♪ チュパ♪ チュパ♪ チュパ♪ 穴だ♪ パンパパパ~ン♪

 ……そんな次元だいすけお兄さんのような歌声が夕焼け空に響く中、タカト達の荷馬車は宿舎を離れゆっくりと家路についていた。
 そう、御者台の上では先ほどからご機嫌なタカトが鼻の穴に挿れた指先を前後させながら鼻歌を歌っていたのである。

 第39話 金貨をどう使うかは俺の自由だ!(4)より

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