令和4年9月11日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
東洋水産
マルちゃん
「冷しスタミナ肉そぼろそば 」
あとのせそぼろ肉とラー油の辛み
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
あとのせそぼろ肉、サクサク!
お湯を吸えば、あのそぼろ肉のモニュとした感じに近づきます。
でも、このサクサク感がまたいいです。
私は、このサクサクの方が好きだな。
さて今回は、ラー油と混ぜた冷し蕎麦。
お味の方はというと、う~ん、悪くはないんだけど、美味いってほどでもない。
やっぱり、そばって味のバリエーションが広がらないのかな。
もしかして、私の先入観なのだろうか?
そばって、こういうモノ! みたいな。
たしかに、それはあると思うんだよね。
だから、ラーメンに比べると、そばとかうどんっていうのは、こういう味じゃないとっていう上から目線的な考えがないとも言えない。
でも、やっぱり、そういう既成概念をどんどんとぶち壊していくのがいいと思うんだよね。
しかし、やっぱり最後に思うのは……これ、ソバじゃなくてもよくねぇ?
ということで、今日は「上から目線」つながりのお話を
Lv1のモンスターしかテイムできないと言う理由で追放されたが、どうやら俺はモンスターを進化させることができるようでスライムが幼女になっちゃた、でも、俺のパンツを下げるのやめてくれ!
そんなこんなで、お祭り騒ぎが落ち着いたのが今日の酒場の今なのだ。
だがヒイロは、つい先ほどまで液状化したレッドスライムの回復にかかりきりで、そんなお祭り騒ぎがあったことすら一切知らない。
スライムの回復が終わると、いつも通り飯を食いにこの酒場へと合流したのであった。
そして、たった今、クビを宣告されている最中な訳である。
テコイは、少しうすら笑いを浮かべながらつぶやいた。
「このパーティに魔獣使いは二人はいりません。となると、君に出て行ってもらうしかないというわけですよ」
咄嗟にオバラの指が、テコイの口を押えた。
「しっ! それはあいつには内緒の話でしょ! 【マーカス=マッケンテンナ】様がアタイたちのパーティに参加するって聞いたら、アイツ、やめないでしょうが!」
というか、全て丸聞こえなんですが……
バカなんですか?
いや、バカなんだよ……もとから……こいつら。
ヒイロは思った。
しかし、【マーカス=マッケンテンナ】とは、こらまた懐かしい名前が出てきたな。
その名前は確か、俺が騎士養成学校に在籍中に名乗らされていた名前だったな。
赤貧の俺が騎士養成学校に通う代わりに、マッケンテンナ家のバカ息子の名前を名乗れと言われたのだったっけ。
たしか、アイツ、アリエーヌと婚約したとか。
その結婚の最終条件としてヒドラ討伐だったかな。
無理だろ……マーカスには。
だって、マーカス、魔獣使いでも何でもないからな。
俺が魔獣使いだったから、仕方なしに魔獣使いの職業を選択したぐらいだもんな。
当時の魔獣使いって嫌われモノの職業だったから、わんわんとパパに泣きついて、最後の最後まで抵抗していたな。アイツ……
でも、今では花形の職業だぜ。
ちょっとは、俺に感謝しろっつうんだ!
だけど確かアイツが今持っている魔獣って、ペットショップで買った観賞用のモンスターだったはず。
それで、どうやってヒドラと戦うというのやら……
ということは、おそらく、ケロべロススケルトン討伐の噂を聞いて、マーカスが【強欲の猪突軍団】に入れてくれと泣きついてきたのだろう。
いや、マーカスの性格だ、入団してやってもいいぞと上から目線だったに違いない。
まぁ、俺にとってはどうでもいいことだ。
ヒイロは、二つ返事で答えた。
「あぁ、分かった。俺は出ていくよ……」
ヒイロは、力なく店の入口へと向きを変えた。
「ちょっと待ちなよ! それだけかい! もっと謝らなければいけないことがあるだろ!」
いら立つオバラが力強く叫んだ。
うっ!
その横で、テコイがうめき声をあげた。
おそらく、テコイの息子が、パンツの中で握りつぶされたのだろう。チーン!
「あんた! いつもアタイの事、エロい視線で見ていただろう!」
えっ? 一体何のことだか分かりません?
「そんにアタイの事を抱きたかったのかい! いつもいつもエロい目でアタイの事、見やがって! テコイと引っ付くアタイにそんなに嫉妬してたのかい!」
全く持って意味が分かりません。
ヒイロの目が点になっていた。
「謝りな! この場で謝りな!」
オバラは喚く!
ヒイロは、全く理解できない様子で完全に固まっていた。
何言っているの、このおばさん……
ムツキも何か思いついたかのように叫び声をあげた。
「お前だろ、仲間の道具を売りさばいているのは! 俺は知っているんだぞ! この泥棒野郎が!」
はい? 仲間の道具を売っているのはお前だろうが!
エルフのアキコちゃん会いたしで、金に換えているのはお前だろうが!
なんで俺のせいなんだ?
ヒイロは、ますます混乱した。
部屋の隅でチキンの骨をしゃぶっていたボヤヤンがつぶやく。
「テコイの旦那のチキンを奪ったのは、コイツでっせ!」
ちょっと待て! その話、無理があるだろうが!
お前が咥えているその骨は何なんだ!
どう見てもお前だろうが!
転移魔法で盗んだのバレバレだろうが!
ヒイロの顔は引きつり、いまや、ピクピクと小刻みに震えていた。
――こいつら……自分の悪事を、これ幸いとやめる俺になすり付ける気だ……
テコイは、微笑む。
「まぁいいじゃないか。もう、ヒイロ君は【強欲の猪突軍団】をやめるわけだし」
そう言い終わると、テコイはおもむろに立ち上がった。
「コラァ! ガキィ! けじめつけて土下座せんかい! そして、身ぐるみ置いて、ハヨ出ていけやコラ!」
パンツ一丁になったヒイロは、酒場の床で土下座をしていた。
「申し訳ございませんでした……」
床に押し付けられたヒイロの目は思った。
なんで俺がこんな目にあわにゃならんのだ……
もう知らん……
コイツらどうなろうが、知ったことじゃない。
ヒドラ討伐!
あぁ行って来い! 行って来い!
ケロべロススケルトンよりもはるかに強いヒドラ様!
お前らとマーカスだけで行って来い!
どうなっても知らん!
俺は、全く関係ない!
第5話 土下座 より
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