kindle unlimited は私の図書館
本屋も図書館もない。
そんなところに住んでいる。
在留邦人数が世界の都市でも有数というバンコクでさえ、
日本語の書籍を扱う書店は数件で
しかも輸入価格なのでかなり高い。
本の種類も限られている。
活字中毒者にはかなり辛い状況だ。
幸い、今は電子書籍の普及で日本国内と同じ価格で
本を読むことができるようになっている。
以前はebookJapanをメインに使っていたが
2019年にYahoo! JAPANの傘下に入ってからは無料マンガに主力が変わり、
使い勝手も悪くなったのでKindleに移行した。
当初は海外からの購入冊数に制限があったKindleだが
今はその制限もなくなってありがたい。
(逆にebookは海外在住者には全く使いづらくなった。是非考えていただきたい!)
Kindle unlimitedは私の大切な図書館だ。
ネットで見つけた気になる本、
ラジオやポッドキャストで紹介されて興味を持った本は、
片っ端から“欲しいものリスト”に入れておく。
すぐに購入して読めれば良いのだけれど、予算の都合上そうもいかない。😅
リストに入れておくとセールで値下げになった時、すぐチェックできる。
unlimited会員になっていると読み放題になった時にもお知らせが来る。
ちょうど、「ご希望いただいていた本が入りましたよ」と
図書館から連絡が来るようだ。うれしい。
興味を持った作者を調べて、unlimited対象本があれば読んでみる。
たいてい、1冊くらいは対象になっている本がある。
本屋でパラパラと立ち読みすることが出来ないし
(電子書籍で試し読みできるのは冒頭部分だけなので)
国内と違って書評の情報も限られているので
本に出会う良いきっかけになる。
この作者良いな、と思えば、それ以外の本も買ってみる。
自分の興味対象にでないジャンルの本を読むことができるのも、良い。
購入には踏み切れないような生物や物理、経済学の本を読んでみる。
何もしたくない、ヘタれた時に懐かしいマンガやラノベ、BL小説を読む。
違う明日が見える、とまではいかなくても
今日を生きるチカラにはなる。
長々と借りっぱなしになっている本もある。
『世界名作文学大全集』
ダウンロードに30分以上かかって、おかしいなあと思ったら
430作品、28424ページあった。読了までの平均時間が525時間49分!
正しく文学全集、50冊分。
現在は出ていないようで、返却したらもう借りられない。
翻訳が少々古いものの、
書名は知っていても読んだことのない小説がたくさんあって面白い。
「フランケンシュタイン」「ジキルとハイド」「二都物語」「クトゥルフ神話」
「レ・ミゼラブル」「ジャン・クリストフ」
少しづつ、読み続ける。
いつか、全て読み終わる日が来るのか…。
月々980円は今の私には安くはないが、
心の必需品。
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