![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87613379/rectangle_large_type_2_6f231eff32b52119773d455813975c0a.jpg?width=800)
パトゥムタニ日記vol. 35〜麺にも焼き飯にも。グリーンカレーはいろいろ応用できます〜
コンビニでグリーンカレーペーストを見つけました。
久しぶりにグリーンカレー(แก่งเขียวหวาน/ゲーンキィアオワーン)作ろうっかな。
カレーペーストさえあれば難しくはありません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87613018/picture_pc_25d9f982a16d1d19d41e94cc1f10e4cb.jpg?width=800)
鍋にサラダ油を熱してコブミカンの葉(ใบมะกรูค/バイマックルー)と
カレーペーストを香りがたつまで弱火でゆっくり炒める
ココナッツミルクの半量を入れて更に炒め、油が滲み出てきたら
残りのココナッツミルクと水、椰子砂糖、ナンプラーを入れて沸騰させる。
タイナス*(มะเขือเปราะ/マクアプロッ)と鶏肉を加えて弱火で煮込み、
好みで生の唐辛子を加える
最後にタイバジル(ใบโหระพา/バイホーラパー)を飾る
*thai eggplant :ころんと丸いタイのナスです。
皮が硬くて青臭いので生で食べるのはちょっと…ですが、火を通すと美味しい。
たまに、中に青虫が潜んでいるので、調理の時にドキドキします。
日本のナスで代用Okです。
詳しい作り方は、タイ人シェフが日本語で説明している
こちらのYouTubeがわかりやすいです。
グリーンカレーペーストは青唐辛子をベースにしたもので辛さ控えめ。
(あくまでもタイ人の基準です)
ココナッツミルクのコクと甘味が、骨つき鶏肉とくたくたのナスに絡んで
いい感じです。
できれば日本米でなく、ぱらりとしたタイ米に合わせるのがおすすめですが
このグリーンカレー、お米で作った生麺カノムチーンにかけたり、
インスタントラーメンでもグリーンカレー味が出ていたりと
麺との相性も良いんです。
茹でてお湯を切った麺に少し煮詰めたグリーンカレーをかけ、
唐辛子を漬け込んだナンプラーで味を整えるとまったり美味しいです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87618604/picture_pc_b881aeccf3d39d890c561bfcc6b01c19.png?width=800)
余ったら翌日のお昼の焼き飯に動員。
タイ風味たっぷりの焼き飯です。
ココナッツミルクは悪くなりやすいので、
必ず一度沸騰させて、冷蔵庫で保存して下さい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87618901/picture_pc_f2a3691356285b5344917c714361b60a.png?width=800)
タイカレーのペーストは、日本のスーパーでもわりと普通に売っているのかな?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87798569/picture_pc_f47d32ca9a35ecdd625062ce3ed02eda.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87798571/picture_pc_1cfe338eeac5596096d2231e22218cff.png?width=800)
タイでは市場で計り売りしてますし、スーパーやコンビニでは
私が買ったようなインスタント袋詰めを売っています。
昔はそれぞれの家庭で作っていたようですが
今回、タイ語のグリーンカレーのレシピをざっとみたところ
カレーペーストをいちから作っている人はほとんどいませんでした。
1991年発行の『タイ家庭料理入門』という本の対談の中で
園田うめ子さんが
「昔は手作りが当たり前だった」
とおっしゃっています。
昭和21年に来タイされた彼女のお家には3〜4人の女中さんが居て、
毎日、朝から石臼で材料を叩いて
その日使う分のカレーペーストを作っていたそうです
青唐辛子、ニンニク、赤シャロット、ナンキョウ、レモングラス、
コリアンダーシード(粉末)、コリアンダーの根、コブミカンの皮、
ウコン、白胡椒(粒)、蝦醤 etc
叩いて潰して、ペーストにするのはさぞ大変だったと思います。
このインスタントカレーペーストがなかったら
女中さんがいなくなり、共働きが増えた1980年代に
タイの家庭料理は、廃れてしまっていたかもしれません。
そして我が家でグリーンカレーが作られる日は、永遠になかったでしょう。
(だって めんどくさいし😒)
袋詰めのカレーペーストには香辛料も入っているので
コブミカンの葉やバジルは無くても、結構それらしく作れます。
週末にでも、ぜひお試しを!
本日もお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?