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息子の発語の悩み

今回はnoteを始めようと思ったもう一つのきっかけ「発語で少し悩んだ息子のその後の様子」について書いていきたいと思います。

前置き

一番最初に書いた自己紹介記事

↑この記事内で「noteを始めたのは教員時代のことについて質問をいただいたから」と書いたのですが、それともう1つ複数質問をいただいたのが「発語に悩んだ息子のその後について」

↑このブログ記事の連載で「1歳半になっても意味のある言葉を1語も喋らなかった息子」について書き、その後少し言葉が出てきたことまで明記していたのですが、同じように悩まれている方から少し相談を受ける機会がありました。

インスタグラムに今の息子の様子を描き記しても良かったのですが、なんとなく私の中で「インスタにはもう細かい成長記録を載せない」と決めているところがありまして…。

成長記録をインスタに記録されている方を悪くいうつもりは微塵もありません!私も参考にさせてもらってますし、楽しいものばかりです。

ただ、上記ブログのような連載を描いた人間が(息子の発語で悩んでいた人間が)今の息子の成長記録を描くことで「誰かを余計不安にさせてしまったら嫌だな…」という気持ちが大きかったんです。

月齢に合わせた詳細な成長状況を見ると、どうしても親は我が子と比較して見てしまう。「比較して我が子が情けなくなる」「逆に優越感に浸る」などということではなく!ただ単純に「あ、うちの子と一緒」「うちの子はまだだ」と思うはず。

特に悩んでない部分であればいいのですが「発語がない…大丈夫かな」と考えている方にとっては、他人の成長記録はいい影響を与えないのではないか、と思ってしまう部分があって。

なので2歳、3歳などの大まかな区切りでは「その時の息子の様子」として描き記したいと思っていますが、細かい成長記録は今後もインスタグラムでは描かないつもりです。(育児絵日記も投稿しているけれど、息子のアカウントではなく自分のアカウントでなければならないと思っているんですよね…なんとなく。なので夫婦の話や連載など含め、雑多に描いていくアカウントになっております。)

でも発語に関しては需要があるのかもしれないと思い、希望した方だけが見れるnoteに書き記してみよう!と思った次第です。…といっても私はマメじゃないので、1歳○ヶ月に喋った言葉はこれ!と細かく書けるわけではありません、そういう記録はとれてません(笑)全体的な成長の様子も含め、こんな感じで息子が喋るようになったな〜、親として意識したことはこんなことかな〜という感じでゆる〜くいきますね。

前置きが長くなった〜。では本編、始めます!



もともと全体的に成長は遅めだった

成長のことで最初に悩んだのは首すわり。かかりつけの小児科の先生にも「この子は反るのが趣味なんだねえ」と言われるほど抱っこしても背面に反りたがっていた息子。(抱っこが嫌で逃げるというよりかは、力強く反る感じ(笑)寝っ転がっていても反っていたような)

反りが得意だったので寝返りは普通の4ヶ月ごろにしていたと思うのですが、その頃にもまだ首すわりが安定せず。4ヶ月検診の「腕をひっぱって首がついてくるかどうか」の検査もギリギリOKという感じでした。

腰ずわりも遅かったですね…。寝返りしてからはうつ伏せ大好きマンで、ズリバイも始めたのですがなかなか1人でお座りができなくって。すぐ前に倒れちゃう感じでした。

ハイハイの期間長め、1人立っちはそこまで悩まずに1歳3ヶ月で歩き出し。そこからは運動面ですごく悩む、ということは少なかった気がします。(あえて今、母子手帳の記録を見ずに書いています。頭で思い出せる範囲の内容で書き記したい)

ただ0歳から1歳のこの成長具合でも、ま〜結構悩みました。「心配で眠れない!」というほどではなく「ちょっと遅めだよね…」と夫や実母に話すくらい。息子はどっしりとした体型だったので「体が重いもん、当たり前だよ」「歩くようになったらまた変わるもんよ」とよく周りの方に言っていただきました。

それでも心配になるんですよね…うん。そして少し検索してみたら余計心配になるような記事ばかりでさらに不安になる。「健診でも大丈夫って言ってもらってるんだから今は息子なりの成長を見守ろう!」「それでも不安になったら検索じゃなくてちゃんと専門機関に問い合わせよう!」と分かってはいても、なかなか不安感は拭いきれませんでした。

運動面に関してはその後歩く、走る、ジャンプする等、特に問題なく成長してくれているかなと思います。どちらかといえば慎重派なので新しいことへのチャレンジに時間がかかりますが、習得する力、体現する力はあるかなと。転んでも最初の頃から手を出すのが上手く(親バカフィルターあり)顔に傷を作らない男ですね…砂まみれにはなるけど(笑)


発語の他に気になっていた行動など

発語の話に辿り着くまで長くてすみません!でもこれを読んでくださる方にはちゃんと一連の流れを知って欲しくて。

一応自分は大学(教育学部)で児童発達支援などについて学んだので、最低限の知識はあるのかなと思います。逆にその知識が余計自分自身の不安を煽るのかもしれませんが…1歳代で気になっていた行動を書いてみますね。(今2歳現在、気になっていることは記事の最後に書きます)

※また障害などについて言葉が足らず、こちらの意図していることと違う意味合いで伝わってしまったらよくないのでここで念押しを。どうしてもこういう話をする上で「何か問題があるのではないか」「不安になる」という言葉を使わざるを得ないのですが「障害がある=悪い」とはもちろん思っていません。我が子に何かしら障害がある、となったらきっと受け入れるまでに時間もかかると思いますし、できれば何もない方がいいと思ってしまうのが本音です。でももし障害があったとしたら、息子のためにも「何が苦手なのか」「どんなハードルがあるのか」知った上で、適切な支援をしていくべきだと私は思っています。(それは障害があるなしに関わらずどんな子でも。その子に合った関わり方、サポートが大切だと)なので1歳、2歳で「何か問題があるのかな…」と考えてしまうのは「もし問題があった場合は自分以外の専門機関の方々と繋がって多方面からバックアップしていていきたい」と思っているからです。(その年齢ではまだ判断できないことも多いのですが)話を戻しますね。

言葉が出ない

インプットしている時期だとしても、自己主張みたいなものが少ないなと感じていました。赤ちゃんのことからあまり泣かなかった息子。後追いはありましたがそこまで大変と感じるほどでもなく。「自分の意思を伝える」強さがないことが気になっていました。

友達に自分からあまり近づかない

児童センターなどに行っても、同じ月齢の友達に自分からはあまり近づきませんでした。でも興味はあるみたいでじーっと見たり、泣いてる赤ちゃんを心配してヨシヨシしに行ったりなどはありましたが。(キミも赤ちゃんじゃーい!)ばあば、おば(私の妹)とは頻繁に会っているからか大人は大好きで、自分から近づいていったら笑いかけたり…人見知りがひどいというわけでもなかったのですが、友達にあまり興味を示さないのも悩みどころでした。

数字、アルファベットが好き

0歳代からすごく好きで。お風呂に試供品としてもらったポスターが貼ってあったからかもしれませんが、数字は特に最初から興味津々でした。それ以外に興味を示さない、ということはなく葉っぱや花も好きだし電車もよく見ている。けれど数字を見た時の興奮はすごい!(笑)この執着心が逆に気になっちゃったり…。

たま〜につま先歩き

これは記録に残してない上に記憶が朧げなのですが、この悩んでいた時期によく踵を上げて歩いていたんですよね…。靴を履いている時が多かったかな。「なんで今つま先歩きするんだろう〜」と不思議な思いが半分、不安な思いが半分。

指差しをしない

これ!気になるポイント指数大きかったな〜。人差し指を立てる「指差し」を息子は1歳半の時にしなかったんですよねえ。「手差し」と呼ばれるパーで物を指し示すのはやっていました。私が見ているものを息子も見たり、息子が興味を持ったものを私にパーで知らせたり…というのはありました。

バイバイが逆手

…でしたねえ。積極的に自分からしていましたが手のひらが自分の方を向いていました。今は普通のバイバイのことが多いかな。でもテレビを見ながらダンスとかしていると、見たままの向きでやっている時もあります。

こんなもんですかね…!

そんなこんなで、発語の悩み

ゆっくり成長だったから、余計に発語がなかったことへの不安感が増したのかもしれません。0歳の頃から喃語は喋っていましたし、1歳半前後にも「ママって言いたいのかな?」「パパって言ったか?」というような感じは少しあった気がします。

でも確実に「パパ」の意味を理解して言っているか、と問われたらYESと言えない感じ。1歳半健診の問診票「意味のある言葉を3語以上話しますか?」という問いには「NO」でした。

今となっては「ちょうど1歳半ごろは私たちの言葉を必死に聞こうとしていたのかもなあ」「インプットの時期だったのかな」と思うところもあります。それまではワーワーアムアムと喃語が多かったのに、この時期は「じっと観察」がすごく増えました。発語が気になってしまって「しゃべらんな〜」と思っていたけど、実は息子なりにひたすら吸収していたのかもなあと。

1歳半健診は1歳半になった次の日とかに行われたので本当に1歳6ヶ月の時。

保健師さんに色々とお話を聞いてもらいましたが「再検査」とかはなく2歳で私が気になるようだったらもう一度連絡を、という感じ。でもこのとき保健師さんに話を聞いてもらえたことで、逆にちょっと安心できたのを覚えています。

「これはできますか?」「こんな困り感はないですか?」という質問にはほとんど当てはまらず。問診票だけだと不安になってしまったけれど「息子はちゃんと成長してるな、私が見過ごしていた成長もたくさんあったんだなあ」と気づかせていただきました。

そして健診から少し経った頃

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初めてちゃんと意味を理解して「パパ」と息子が言いました。今でもこの夜のことはよく覚えています。ママが先ではなかったけどそんなのカンケーねー!すごく嬉しかったです。

息子の言葉のコップがいっぱいになって溢れ出したのが1歳8ヶ月ごろ

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この頃からアウトプットをよくするようになりました。「これはみかんだよ〜」というとすぐ「みかん」という感じ。この時期の子どもの吸収力は半端ないですよね。どんどん単語を話すようになりました。

2語文が出たのがいつか、と聞かれると…すみません、正直ちゃんとは覚えていなくって。ただ息子の場合は「2歳手前で急激に単語が増える」「2歳〜2歳3ヶ月くらいで文を喋るようになる」という感じで発語の成長はとにかく急でした。

2歳半手前の現在は、短い文ではありますが普通に会話をする感じになっています。少し前までは「私が言ったのと同じような文だな」というのがほとんどでしたが、今は自分なりに言い方を変えたり、新しい言葉をくっつけたりして「自分で文章を作ってる感」があります。

語尾も主張、疑問全て「〇〇するぅ〜」だったのが「今日雨だからお散歩行けない?」「お母さんご飯終わったら一緒にレゴ遊ぶ〜」「レゴでお家作って〜大きいお家作る〜かっこいいお家作ろ〜」(かっこいいの難しい)と変化していて成長を感じる日々です。

2歳3ヶ月くらいまでの急成長を経て、発語への不安感はかなり少なくなったかな…と思っています。


息子ができること

インスタだと全て伝えられないこともあり「息子こんなのができます!」とは描きづらくって。でも息子の大事な大事な成長について書いているので、ここでは「息子のできること・得意なのかなと思うこと」について書かせてください。自慢と感じさせてしまったらすみません。


切り替えできる

自分でうまくできなくて「うぅ〜!」となることもあるのですが、結構早く切り替えをしている気がします。「もう一度やってみる」「別のものに切り替える」などなど方法は様々ですが…頑張っています(笑)

手先が器用

多分…不器用ではなさそうかと!すんごく器用でなんでもできるってわけではないのですが、比較的すんなりとこなすことが多いです。薄い絵本がたくさん入った箱がありまして。余白部分がなくキッチリ収納なのですが(最初はうまくできなかったけれど)今は自分で角度をずらしながら入れることができています。

走るフォームが良い

これは勝手に私が思ってることですが(笑)最近腕の振りがすごく良くなって、かっこいい走り方をしています。めちゃくちゃ走るし、歩くのも大好きみたいで、そこは本当に助かっています。

絵本が好き

0歳の時から絵本への興味が高かったのですが、今も気づいたら1人でパラパラめくっていたり、読んでー!と持ってきたり。1日に○冊読む!と決めているわけではないので「今日読んでなかった!」という日もありますが、絵本の読み聞かせで1時間経つことはよくあります。図書館も最近は借りるだけではなく、図書館で読むのが好きみたいで1時間半くらいいることが多いです。(私は腰が限界になる。読み聞かせしてると腰にきませんか?笑)

歌とダンスが好き!

よく歌って踊っています。お母さんと一緒の今月の歌「なんとかな〜る♩」大好きです。


2歳現在気になっていること

車のおもちゃを並べるのが好き

積み木は重ねて遊びますし、レゴも色々作ろうします。でも車のおもちゃは並べるのが好きみたいなんですよね。それか地面にうつ伏せになってブーンブーンと走らせるのを真横から見るとか…。なんかその行動はちょっと気になっちゃって。でも男の子だとよくあるとも聞きますし、そこまで心配してはいません。

やはり友達のところへ自分からは行かない

これは多分今後の課題になるのではないかな〜と思っています。スイミングで息子に駆け寄ってくれたり、話しかけてくれる友達がいるのですが、なかなか息子は心を開かず。でも嫌いというわけではなさそうで、友達が遠くへ行こうとするとゆっくりと後を追いかけたり、じーっと友達がやることを見ていたり…(笑)

私が今住んでいる地域でママ友らしいママ友はおらず、友達同士で屈託なく遊ぶ経験をさせてあげられてないのも原因の一つかもしれません。

私の友達(大人)と遊ぶのは楽しそうで割とすぐ打ち解けるのですが、友達同士…難しそうだ〜。来年プレ幼稚園に入るので(今はプレプレに入ってるのですが月1だけ)そこからどうなっていくか、見守っていきたいです。


今の私の思い

1歳半健診で「もしお母さんがやはり気になるようでしたら、ここに連絡してくださいね」と連絡先も教えていただいたのですが、結局連絡はしていません。その1番の理由は「息子も私も、困り感はそこまでない」からだと思います。

成長面で心配な部分は複数あったけれど、息子はどちらかといえば手がかからない子どもで。「食べる・寝る・遊ぶ」全てにおいて特に困り感がなかったので今は見守ることにしました。

母親になって2年半、まだまだペーペーですがペーペーなりに感じることは「成長にはほんっとーーーに個人差がある」ということ。目まぐるしい成長を遂げる0歳代から1歳代。個人差があると分かってはいても、母子手帳にも成長発達の度合いが月齢ごとに載っているし「〇ヶ月の時にこれができる」という項目を意識しないわけにはいきません。

もちろんその成長度合いを確認することも大切で、何か問題があれば早くに対応していくこともその子のために必要なことだと思います。

障害の認定がおりるほどではないけれど、私生活が少し困難な範囲「グレーゾーン」という言葉があると思うのですが、言ってみれば世界にいるみんな「グレーゾーン」にいるもんだと私は感じています。

得意不得意はみんなにあって、才能の角度もみんな違う。人との関わり方も様々で、大勢で遊ぶのが好きな人もいれば、1人で黙々と作業するのが好きな人もいる。それらが「個性」として価値づけられたとき、様々な困難を抱えながらもグレーゾーンなりの自分の生き方を開拓していく。

でもその困難が自分の手に負えなくなるくらい大きいものだったり、そばにいる人間が「どうすることもできない」と限界を感じていたり…。そこまでのグレーゾーンになったとき、専門的な意見を聞くこと、適切な支援を受けることが必要になってくるのではないかな、と思うんです。

今も「息子に何か課題があるのかもしれない」という思いがゼロなわけではありません。適切な環境、支援を取り入れることはその子のためにも、周りの人にとっても本当に大切なので、今後自分もそう感じる時がきたら周りに助けを求めていきたいです。



ふう…本当に長々と書いてしまった。読んでくださる方のため、というより自分の考えをまとめるために書いたようなもんだこりゃ。

でも自宅保育…思った以上に自分の肩に責任がのしかかっています。いや、自分でのせちゃってます。「そんなことない」「全て親の責任じゃない」と言われても、どうしても「ちゃんとしなきゃ」「外遊びしなきゃ!」と思ってしまう自分がいる。こればっかりは…難しいなあ。自分で選んだ道だし、息子と一緒にいられて本当に幸せです。でも、重圧感は拭えない…。(息子が幼稚園に入園できたら、その時に感じることも含めて3〜4年間の自宅保育について、また何かで発信したいな…)

「2歳で喋り出したならいいじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。不快な思いにしてしまったら申し訳ないです。それでも成長、発語のことで悩んで相談した経験、心配になる息子の行動などなど。私も色々調べて不安になってしまったので、これを読んでくださった方が少しでも「同じようなことしてる子がいるんだなあ」「今は楽しそうに過ごしてるなあ」と感じていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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