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こんなご時世だから‥ 時間の使い方が変わって、何が変わった?

こんにちは、ぺんきち@Blabo!です。

共創コミュニティサイト「Blabo!」に投稿されたユーザーボイスから、インサイトや商品開発のヒントを探っていく『Blabo!コラム』。今回も、新型コロナウイルスの影響で大きく変わったライフスタイルについて考えたいと思います。

昨今の報道などによるところでは、新型コロナウイルスの感染拡大は(日本国内においては)少し落ち着いてきたとも言えそうですね。第2波以降への警戒を緩めることはできないものの、一方では緊急事態宣言の解除も進むなど、「日常を取り戻す」ことの模索も徐々に始まっています。
その一方で、ウイルスの完全な封じ込めに成功したわけではなく、また有効なワクチンの開発にもまだ時間を要するとのことで、新型コロナウイルスと人類との戦いが長期化しそうな気配も明らかになってきました。

◆こんな今だからこそ、Blabo!にできること

先日、「新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式」が政府から提唱されました。私たちは当面の間、それに則った日々を過ごしていく必要があります。ソーシャルディスタンスを保つことや、移動をできるだけ控えることなどが求められる中で、買い物や食事、遊びといった日常生活のシーンにおいても、様々な変化に直面することが予想されます。

でも、このような時だからこそ、知恵を出し合って、いろいろな工夫を取り入れていくことで”「新しい生活様式」に適合した前向きで豊かな新しいライフスタイル”が求められているとも感じます。
いまBlabo!にできること‥それは、”「新しい生活様式」に適合した前向きで豊かな新しいライフスタイル”のためのアイデアの模索と発信だと確信しています。感度の高いユーザー(※1)が多く集まって、様々なアイデアが飛び出すBlabo!だからできること‥このコラムでもどんどん発信していきたいと思います。

◆今回のテーマは『時間の使い方が変わったことによる、気づきや発見』

皆さんは、新型コロナウイルス禍がもたらした様々な影響で「時間の使い方」が変わったことによって、何らかの気づきや発見を得たり、また意識が変わったりしたことはありましたか。今回は、多くの人にとって大きく変わったであろう「時間の使い方」に関するお題を通して、ユーザーの皆さんに起こっている変化を掘り下げていきたいと思います。

なお、「在宅要請で増えた”おうち時間”の具体的な使いみち」については、過去のコラム(20年4月22日公開)でもいろいろご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。今回は『習慣や意識がどう変化したか』といったあたりにスポットライトを当てていきたいと思います。

◆生活リズムが変わってポジティブに

まず最初は、ポジティブなユーザーボイスからいくつかご覧いただこうと思います。

仕事の時は、朝5時に起床、帰宅が23時、そして寝るのが深夜1時。そんな生活が続いていたから、会社に通勤しなくていいのでプラスに考える。数年前に「睡眠負債」という言葉が流行した。今は負債を取り返し目覚めもよい。ニュースではマイナスの事が多いが、そんな中でも人生のプラスになる発見をもっともっとしたい
ずっと家にいるので3食常に家族揃って摂るようになりました。昼食も「それぞれ」から「みんな」へ。夕食もその日の帰宅時間を確認して時間を決めていたのが、いつも同じ時間に決まって摂れるように変化。生活のリズムは食事時間によって左右されることが多いので、いつも同じリズムでの生活が続けられています
学校の休校にスポーツ活動も休止中。夫も在宅勤務。以前は遅く帰ってくる家族を待って夕食をとっていましたが今はみんな揃って早めに食事できます。家事効率がよくなり、家族団欒の時間が充実しています

これらはいずれも「在宅時間や家族と一緒に過ごす時間が増えたことで、1日の生活リズムが整い、さらに家族との交流まで増えた」ことを、総じてポジティブに捉えていると言えそうですね。

今回のコロナウイルス禍になる以前のことを思い起こすと、日々の生活の忙しさに加えて、スマホなどのデバイスの普及やコンテンツの多様化などによって、家族それぞれの生活時間や行動が”個別化”していく傾向があったと感じます。それが今回の件で少し巻き戻されたと言えるかもしれません。

どのようなライフスタイルが最適なのか、人それぞれでしょうし、正解はないと思います。ただ、こんな状況だからこそ、小さな変化があったとした時に、できるだけそれをポジティブを受け入れられるようにしたいですね。

◆ちょっと緩んでしまったり、日付や時間の感覚が鈍くなってしまう人も

その一方で「時間の自由度が生まれたことで、ちょっと緩んでしまったり、日付や時間の感覚が鈍くなってしまった‥」という方も少なからずいるのでしょうか。かく言う、わたし(ぺんきち)もその1人です‥。
「在宅勤務になって、仕事とプライベートの境界が曖昧になった」ことも影響しているかもしれません。通勤などの日々のルーティンからほどよいリズムと緊張感を得ていたのかもしれない‥と感じます。

ゆっくり過ごせるようになって、それにも慣れてきたせいか、油断するとだらだらと・・・自分を戒めるラインも必要だと感じるようになった、今日この頃です。少し夜更かし気味、気をつけなくては
日にちの感覚がまるでなくなりました。知らぬ間に時が経ってる…、ちょっとした浦島太郎状態です。GWに入る前にクリニックに行って持病の薬をもらおうと思っていたのですが、まだまだ先のことだとのんびりしていて行きそびれました

◆そもそも「通勤にかけていた時間」とは何だったのか‥という想い

ここまでのユーザーボイスにも既に登場していますが、やはり「在宅勤務(テレワーク)によって、通勤にかけていた時間が空いた」という方は、相当数いらっしゃるようです。

通勤しないで在宅ワークをすると、1日に通勤に使う3時間がとても有効に他の時間に回せるというのがわかりました。睡眠、料理、趣味の時間が増えて充実してます
首都圏のラッシュアワー通勤1時間の者です。時差でプラス1時間、コロナ対策で空いている。朝瀕死にならない。寝る時間変わらない、気温上がってから出るので凍えない、仕事はかどる、残業しない、買い物に寄らない、良いことしかない。背景はもちろん重々承知していますが、ラッシュがこんなにも悪影響だったのかと思う毎日
在宅勤務を経験して、何のために通勤時間を使って会社に行っていたのか意味がわからなくなりました

どうやら、通勤に掛けていた時間が他のことに活用できるという喜びに加えて、在宅勤務に慣れてくるにしたがって「今まで通勤にかけていた時間って何だったんだろう?」という想いが芽生えてくる様子もうかがえますね。

特に、テレワークの浸透については、以前からあった「働き方改革」の機運と相まって、今回を機に大きなパラダイムシフトが起こる可能性を秘めていると感じます。
「働く人」という数千万人規模のマーケットの影響は絶大です。飲食店やコンビニなどの小売店の立地戦略や商品展開に影響したり、交通機関の在り方を変えたり、と至る所に大きな変化をもたらす起爆剤となり得ます。マーケッターとしては、特に注意深く観察して「兆し」を捉えていく必要がありそうですよね。

◆朝のゆとりが違うと、全体的な気持ちにゆとりが生まれる?

今回のお題に対して寄せられたユーザーボイスの中で、おそらく最も多かったのが「朝の時間にゆとりが生まれた」というものでした。通勤時間が不要になったり、学校の休校といった事象による影響が最も象徴的に表れたのが「朝の時間」であるという言い方もできるかもしれません。

朝の通勤時間やシャワーに入ってご飯食べてスーツに着替えて、がなくなりました。軽く1時間は浮いたイメージ!なので、朝起きる時間を変えずともゆっくりコーヒーを淹れ、ランニングで汗を流したり料理を作ったりする時間ができました。朝ランニング行った後に仕事すると午前はアドレナリンが出ている感じがして集中できます!
朝、目覚ましなしで起きられて(それでも6時前には目は覚めますが)子どもたちとゆっくり朝食。学校がある時は何度も時計を見ては焦ることも。でも今は会話を楽しむ余裕もある。ゆっくり座ってTVに見入ってしまった時に「朝からゆっくりしちゃった笑」と言ったら、こどもから「今日はのんびりの日にしたら」と。そんな日もあってもいいんだと子どもから教えられ、気も楽になりました
休校の為お弁当作りがなくなり、朝ゆっくりする時間が持てるので4時起きは辞めた。朝6時に起床すると決めた。寝坊してはいけないプレッシャーを感じず余裕を持てた。私の中では2時間ゆっくり休める事が凄く有難く幸せ
外出自粛してからのテレワークを始めてみて、電車通勤で早起きする必要がなくなり、それだけで清々しい気分で仕事に取り組めるようになりました。早起きした分、自分のために時間が使えるので、充実しています!

実は「朝時間」については、過去のコラム(20年2月7日公開)でそのインサイトを下記のように分析しています。

朝は、最も感受性の高い時間であり、最も”ゼロ”になれる時間。
悩みや不安などは横において、五感で味わったり自然を感じたりしながら、
今日のことについて自分自身と対話したい
(のに、いろいろ忙しくて、それができないのがもどかしい)

幸か不幸か、今回のコロナウイルス禍でこの願いが実現してしまったのかもしれません‥。バタバタしていた朝の日常から一転して、「朝時間の価値や重要性」を実感できた人々が、今後どのようなライフスタイルを選択していくのか、先ほどのワークスタイルの変革の話と同様に、しっかりと追いかけていきたいですね。

◆おわりに

いまや新型コロナウイルスの影響と無関係に計画を立てている会社や事業はひとつもないだろうと思います。皆が新型コロナウイルスの状況を注視し、それが及ぼす消費行動やライフスタイルの変化の行く先に想いを巡らせていることでしょう。

最初の方で触れた、政府が提唱する「新しい生活様式」からも、以前(beforeコロナ)は当たり前だったことが、今(withコロナ)は当たり前ではなくなったことが突きつけられています。そしてそれは、今後(afterコロナ)のライフスタイルも変化・進化していくことも示唆していると感じます。
初めにも述べましたが、Blabo!においても”「新しい生活様式」に適合した前向きで豊かな新しいライフスタイル”のためのアイデアの模索を続けていきます。またこのコラムで発信していきますので、お楽しみに。

「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。ユーザーとして声を届けたい方も、プロジェクトに関心をお持ちいただいた方も、どうぞお気軽にアクセスしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します
※今回のお題に対するユーザーボイスは下記のサイトにて見ることができます
https://bla.bo/boards/1456
※1)ユーザー:Blabo!に登録している生活者の皆様

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プランナーとリサーチャーの二刀流。国内有数の調査会社やデータマーケ会社を経て、現在は共創プラットフォーム「Blabo!」のインサイトリサーチャーを務めながらリサーチデザイナー稼業も。エライ人の許可を得てBlabo!ユーザーボイスからのコラム執筆中。https://bla.bo/