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他人の時間と他人のお金を使うことが成功のカギ

今回の記事もロバート・キヨサキさん著
『キャッシュフロー・クワドラント』を参考に書きます。

金持ち父さんがロバート・キヨサキさんに教えたクワドラントのS(自営業者)とB(ビジネスオーナー)の特徴と考え方を紹介します。

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パイロットや航海士として働いていたロバート・キヨサキさんがなぜホームレスになってから起業し経済的自由を達成したのかが理解できるようになる物語にもなりますので是非読んでみてくださいね。


『S』(自営業者)クワドラントの特徴

Sクワドラントの人は自分の仕事を代わりにやってもらう為に人をなかなか雇うことが出来ません。

理由は簡単でその仕事をきちんとこなせるのは自分しかいないと思っているからです。

このタイプの人はだれかに自分の仕事を教え込んだ場合、訓練を受けた人も同じように独立することが多いです。

Sクワドラントの方が他人を雇ったり、教育することにあまり熱心でないのは、仕事を覚えた人が最終的には競争相手になるからです。
結局せっせと1人で働きなんでも自分でやり続ける特徴があります。

『B』(ビジネスオーナー)の特徴

BクワドラントはSクワドラントに所属する方々の特徴とは反対の属性を持っています。

本物のBはE・S・Iのクワドラントからすべての優秀な人材を集め、自分の周りを固めておきたいと考えます。

仕事を他人に任せるのが嫌いなSとは反対に「人を雇ってそれをやってもらうことができて、しかも自分でやるよりもうまくやってくれるとしたら、自分でやることはない。」と考える特徴があります。

典型的なBクワドラントの偉人がヘンリー・フォードです。

・ヘンリー・フォード
アメリカ合衆国の企業家、自動車会社フォード・モーターの創設者であり、アメリカの多くの中流の人々が購入できる初の自動車を開発・生産し自動車の育ての親と呼ばれた人物です。

ヘンリー・フォードの『B』クワドラントエピソード

あるとき、知識人と呼ばれる人が何人か会社に押しかけ、「あなたは本当にろくにものを知らない」と言ってフォードの無知を非難しました。

フォードは彼らをオフィスに招き入れ「どんなものことでもいいから質問してみなさい、答えるので」と言いました。

知識人達はこのアメリカ随一のビジネスマンを取り囲み次々に質問をあびせました。

フォードは質問にじっと耳を傾け、みんなが話し終わると机に並んだ数台の電話に手を伸ばしました。

そして優秀なアシスタント達に電話をかけて質問に答えさせ、最後に知識人達に向かってこう言いました。

「私なら何か問題があったら、立派な教育を受けた頭のいい人達を雇って答えを出させる。そうすれば、自分の頭はすっきりした状態に保つことができもっと大事なことに使えるからね。大事なことというのは考えるといったことだよ。」

フォードの名言の中には『考えることは最も過酷な仕事だ。だからそれをやろうとする人がこんなにも少ないのだ。』というものがあります。

起業家にもSとBの種類がある

Bのクワドラントは『お金を稼ぐシステムを持ち』

Sのクワドラントは『自分自身がシステムになっている』ことが大きな違いです。

Sクワドラントの歯科医を例にすると、歯科医は長い間学校に通い、自分自身が独立したシステムとなる為の訓練を受けます。

大抵の場合、歯科医は治療のすべてを自分一人でこなすことができます。

しかし


『S』クワドラントの問題点として休暇に出かけたいと思った時、休暇を行っている間は収入がなくなります。

『B』クワドラントは仕事でなくシステムを持っているので休暇を取りたいと思えばいくらでも取れるし、休暇中でもお金は入ってきます。

まとめ

起業家の中にはS(自営業者)とB(ビジネスオーナー)が存在しており、Sは仕事の成果が上向けば忙しくなり、Bは仕事の成果が上向いても他人の時間を使っているので忙しくはならないことを金持ち父さんが一番尊敬していたというヘンリー・フォードのエピソードを交えて紹介しました。

有名なマイクロソフトの創立者ビル・ゲイツは自分で素晴らしい製品を作ったわけでなく、他人の製品を買いその製品を中心にして世界中を網羅する強力なシステムを作り出したそうです。

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