自分探訪記1〜僕がnoteを始めた2つの理由〜前編
はじめまして、ネコペンです。
偶然これを読んでくださってありがとうございます。
長崎で公務員をしている、ごく普通の20代男性である僕がなぜnoteを始めようと思ったか、まずはそれについて書こうと思いました。
改めて自分の中でその理由を考えてみると、結論としては、もちろん①文章を書くのが好きだから、そして何よりも、②承認欲求を満たしたいから── この2つに尽きます。
①については単純明快、「そりゃあそうだろう」と皆さん思うはず。
②はどうでしょう。「え?自分の文章を読んでもらって、チヤホヤされたいから書いてるのか」と思われるかもしれません。
「日常生活で自己実現できていないから、ネット空間に生きようとしているんだ」とも。
しかし、noteに作品を投稿している人々は皆、少なからず承認欲求を満たそうとしていて、純粋に文学が好きで筆を取っている人など一人もいないのではないか── 僕は勝手にそう思っています。
でも同時に、職場の同僚や家族、親しい友人に「なぜnoteを始めたの?」と聞かれたら、きっと僕は②の理由を説明せず誤魔化すはずです。
なぜなら「純粋に文学が好き」という理想的人物を演じようとするから。
そういう弱さを僕は持っています。
でもnoteなら、基本的には現実世界の僕を知らない人たちが読むわけですから、そういう計略を巡らす必要はありません。
思う存分、ネット空間で自己実現し、承認欲求を満たそうとする弱い僕の姿を著そうと思います。
僕がnoteを始めた理由①
〜文章を書くのが好きだから〜
本は常に僕の傍らにあった
まず、僕は読書が好きです。そして、このことこそが、文章を書くのが好きであることと密接につながっています。
特に幼少期の僕は、親の教育方針による影響も多少あったでしょうが、自室の本棚に児童向けの絵本や小説を大量に並べ、繰り返し飽きるまで読み込んでいました。
中でもお気に入りだったのは「デルトラクエスト」。
ある王国を救うため、3人の主人公たちが力を合わせて魔物に立ち向かっていくというベタな冒険モノですが、とても心に残った物語です。
昼下がりの学校の図書室、窓から差し込む日差しを反射してキラキラと輝く美しい表紙絵、子ども心をくすぐる宝物のようなその装丁に目を奪われたことをよく覚えています。
その後、高校、大学、社会人へと人生が移ろう中で、勉強や部活、仕事に追われ、教科書や参考書以外の本をほとんど手に取らない時期もありました。
そのような中でも、ふとした時、ごくたまに町の古本屋へ立ち寄り、お気に入りの作家が書いた本を数冊買い込んで、寝る前のベッドで一息に読んでしまう。
「本は心のご飯です」
そう言ったのは誰だったろう。
街なかで見かけた古本屋の看板に書いてあっただけか──
いずれにせよ、その名言どおり、僕は無意識のうちに心の小腹が空いたのを感じ取って、心が求めるままに本の世界に没頭し、栄養補給をしていたわけです。
そういう風に、僕の中には、読書という趣味が常にありました。
文章を書くのが仕事
そうして社会人になり、公務員として働き始めると、図らずも「レポート作成」をすることが業務の中心となりました。
レポートですから、法令文のように凡その型が決まっているものを作るわけではありません。
インターネット上の情報や、関係先のお客さんから聴取した話を取捨選択し、一番伝えるべきことは何かを考えながら文章をつないでいく、まるで一つの作品を作り上げるような作業が増えたのです。
周囲の若手職員や、この道10年という上司の中にも、この「レポート作成」に頭を悩ませ、パソコンの前でウンウン唸っている人が多くいます。
しかし、僕の場合は、趣味である読書を通じ、「読みやすい綺麗な文章」が如何なるものかについて、自分なりのフォーム、型のようなものが、知らず知らずのうちに形成されていたのでしょう。
レポート作成は全く苦ではなく、「こういう言い回しも美しいんじゃないか」、「この内容はここに配置すれば全体として収まりが良くなるんじゃないか」と、ワクワクしながら取り組んでいるくらいです。
実際、僕が作成したレポートをチェックしてくれる上司も、「お前は読みやすい綺麗な文章を書くんだな」と褒めてくれることがよくあります(ありがたいことですね)。
そういう「成功体験」も積み重なって、僕は、文章を書くことが好きになっていきました。
まとめ
つまるところ、僕は、幼少期に読書という趣味に出会い、そこで自然と文章力を培い、さらに仕事でも、ある種の「創作活動」を行える環境にあります。
そういう重なりがあって、作文という行為を好きになることができたわけです。
そしてそれがnoteを始めるきっかけの一つにもなった。
そういう偶然に感謝しつつ、前編はこのくらいで終わりにしようと思います。
さて、後編では、より精神的で深いテーマになりますが、「なぜ僕が承認欲求に飢えているか」、それについて詳しく書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださった全ての方に感謝します。
ありがとうございました。
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