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ペンギンキッチン
2020年10月11日 11:59
一年に一度、僕の顔はキャンバスになります。比喩でも何でもなく、まっさらなキャンバスになり、絵が描かれるのです。どうしてだと思いますか。芸術家だからでしょうか?自己表現のためでしょうか?いいえ。違います。僕は10月のある日、長時間に渡り、目を閉じます。身動きはせず、ただ呼吸のみを繰り返します。視覚情報が閉ざされた中、筆先に塗られた、少し水分を含んだ絵の具の感触を直に感じるのです。