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⑧『目を覚ますと』-寝坊の恐ろしさー

今日は高校の時の部活動の話をしたいと思います。

高校二年生の時を戻そう。

私は高校から弓道を始め、最初から本当にいいスタートを切れなかった。

周りの人はみんな大会で活躍、顧問からも褒められていて

大会で活躍などしたことなかった私はとてもうらやましかった。

正直高2の冬で引退が目前に見えていた時誰よりも腐っていたと思う。

「弓道は面白くない」「試合に出たくない」「弓道をやめたい」など口癖のように言っていた気がする。

そんなときだった。

高2の冬に大会があった。

その日はやけに疲れが取れ、よく寝たなと思った。

寝ぼけた目で時計を見て時間を確認した。

すると朝の10時であった。

何が起きたのか把握するのに3分はかかっただろう。

寝坊をしたという事実を認めてからは本当に後悔の気持ちしかなかった。

アラームはかけていたのだがなぜか音量が無音に設定されており起きることが出来なかった。

自分が起きた時には試合はもう始まっており間に合うはずなどなかった。

一応試合会場に向かい、顧問の先生にこっぴどく怒られた。

その時に「今シーズンの試合には出さない」と顧問から言われたとき

全てが終わった気がしてその日は何も考える気が起こらなかった。

顧問や同級生からも見捨てられてしまった私はすべてが否定されたような気がした。

しかし前回の投稿でも書いた通り、

私は根からの負けず嫌いで

ここでくたばるのが嫌だったし絶対自分を認めさせてやると強く思った。

引退まで半年にもかかわらずそれからというもの弓道に対する姿勢を変え、人の三倍努力するようになった。

あまり練習しているところも見られたくなかったのでみんながいないところで練習したりといろいろした。

それからの詳細はまた別の記事で紹介しようと思うが

あと少しで国体強化選手になれるかというところまで成長することが出来た。


『寝坊』は私に挫折をした後にどう行動するべきか教えてくれた気がした。


私はあの寝坊以来、試合前は寝坊する恐怖で熟睡できないのであった。



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