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父の日のプレゼント

昨日は、近畿大学附属高校吹奏楽部がほぼメインの地元音楽祭に行ってました。

音楽祭は楽しく聞かせていただいたけれど、父の日だし、双方の父に何を送ろうかと悩んでおりました。

毎年お花や食べ物、普段に使えるものなど、迷いながら選んで送っていましたが、今年は義父も父の2人とも「そのお金は孫に使って欲しい。いらない」とお断りされました。

確かに今まで通りに双方の父に、父の日プレゼントはできないです。

義父は心臓と腎臓の病気で食事制限があるので、食べ物はまず難しいです。

私の父も前立腺がんのホルモン治療で太っているから食事の量を控えているし、昔はビール好きで制限はないものの偏頭痛を起こすのでビールはダメなんですね。

お花や衣類なども何回か送っているし、ありきたりになってしまっていました。

父や義父が気にしているのは「私達の娘の学費が大丈夫か」ってことで、自分達も子供の大学(私は短大)の学費で苦労したから、私達に気を遣ったのでした。

父達が私達を大学へ行かせた時の学費と今の学費と比べると、金額的に大きな差は出ています。

30年以上昔と今を比べると、やっぱり私立・国公立ともに値上げはしているわけで、この先の経済事情では大学も学費を上げるかもしれません。

今のところは奨学金を使わなくても自力で学費は払える計算だし、意地でも他の用途に使えないようにしています。

父達は、私達を大学や短大に通わせる為にかなり頑張ったんだと思います。

たくさん苦労して働いた身で、今は病気でふたりともぐったりしているので、何か今までの労をねぎらいたいけれど、モノは拒否。

夫と考えた末に、わずかながら「これで何かの足しに使って欲しい」と逆にお金を包んで贈りました。

老後の病気でたくさん病院通いをしているし、後期高齢者医療制度を使っていても、通院代は高いし双方の年金生活は結構厳しいのは知っていましたから。

お金を使うのと一緒になるけれど、自分達が自由に使える「現金」でわずかでも渡した方がいいのかもと考えたわけです。

多分貯金に回すだろうけれど、それでもお互いの気持ちとしてはいいのかもと思います。

我が娘はというと、我が夫にさりげなくネクタイを送っていました。

大学でのレポート提出やテスト勉強(小テストをする教授がいるらしい)でが忙しすぎて、まだアルバイト先は見つからず状態。

大袈裟なものは、お小遣いの中からはできません。

「高いものじゃないけれど」とさりげなく渡していました。きっとお小遣いを貯めていたところから出したんだろうなぁ。

夫が「無理しなくていいんやで。気持ちだけでいいんや」と言いながらも照れてました。

来月から夫の会社の服装規定で「夏場はノーネクタイ」になるので、娘が贈ったネクタイは少しお休みになりますが、きっとこれから活躍するでしょう。

いろんな父の日があっていいと思うし、できない家庭もあるけれど、いろんな形のプレゼントがあっていいんじゃないかと思った昨日でした。

ちなみに、さきほど双方の父から「ありがとう」とお礼の連絡がありました。きっと使わずに置いておくと思いますよ。

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