書道界のちょっとしたマウント取りは嫌だなって悩んだ話
※これは、下書きから救出したnoteです。
「大人からの書道の学び直し」を始めて1年が経ちました。途中で教室閉鎖があって、書道教室を移籍することもありました。
その中で、黙々と練習を続けてきましたが、7月の競書大会以降から昇級なしです。書道の世界なら当然出てくることで、簡単に上がれないのは当然なんです。
習っている人の素質や指導する先生の腕、練習量など様々な要素があって、とんとん拍子に昇級段する人はいるし、そろりそろりとあがる人もいます。
私は、子供時代の昇級段の早さを振り返れば、そろりそろり派で、当時の先生も「ペンちゃんなりのペースで頑張ればいいのよ」と言っていたし、そのまま今につなげています。
大人の書道を始めてから、書道専用アカウントをインスタグラムに作って、作品を投稿していました。書家の方や、私と同じ立場の方、親子で習っている方と様々な方との交流が楽しかったはずでした。
書道界にも様々な人はいます。
残念なことに、SNSで問題になっている「誹謗中傷」はもちろん、いたずらが書道アカウントでも出てきて、投稿やコメントを見るのが辛くなってきました。
いたずらや誹謗中傷への対策はしたのですが、新たなフォロワーさんで問題が出てきて、「もう書道アカウントは閉じようかな」とまで追い詰められました。
特徴があって、私が個人的に師匠と仰ぐ方にも相談しました。
新たにフォロワーさんになった方々に特徴があって、
・「初心者です」「長いブランクあります」と書いているけれど達筆
・初心者のはずが段位と師範認定がある
と、同じ書道会の方なのに、辻褄が合わないので、フォローバックはやめました。
師匠の方も、「一旦、インスタグラムの世界から離れてみてはどうだろう?僕もね、かなりいたずらされてるんよ」と困っていました。
書道の世界でまさかマウント取りをされるとは思わなかったし、何回もフォローバックをしていないのに、何度もフォローされるしで、辛くなっていたところでした。
思い切って、書道はやめないけれど、書道のアカウントへの投稿は当面中止することにしました。
告知してみると、意外な反響があって、「私も困ってたの。気持ちわかるよ」「私も同じことされた」などなど。マウント取りのつもりだろうけれど、それはその人にとっていいことなのだろうか?
いえ、全く意味のないことです。
マウント取りをされても、嫌な気持ちになるし、思わず「自分の字のどこがいけないの?」と相手の文字との比較が始まります。
誰かと自分を比較することは、よくありがちだけれど、その思考も意味はなく、自分の持ち味を大切にしていけばいいわけです。
比較しても、自分にしかできないことはあるんだし、自分の心を大事にしてあげないとかわいそうですよね?
昨日、「しばらく投稿は控えますね」と告知してから、様々な方から励ましと慰め、そして「練習だけは続けてね」と書道ならではの大切な言葉をいただきました。
続ける中身が問題であり、マウントを取ろうとしている人は、スルーしておけばいい。SNSが辛くなったときは、離れるか適度な距離を取ればいいのです。
もしかすると、マウント取りをするつもりではなかったかもしれませんが、第3者である師匠にも、該当アカウントさんの作品を見ていただき、「この人ちょっと怪しいよ」と冷静な意見をいただきました。
マウント取りをしようとする人は、実は誰かからの攻撃を恐れていたり、自分より上の人から指摘されるのが怖くて、予防線を張っているだけの「かわいそうな人」なんです。
今回は、書道界での話でしたが、どこの世界でもマウント取りをしようとする人はいるでしょう。そんな人は、無視。
自分で居心地のいい精神状態を作ってあげていきましょう。