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今度は私がヘアドネーションしました

今から5年前、義姉が乳がんで亡くなったのをきっかけに、私と娘で「ヘアドネーション(髪の毛の寄付)」にチャレンジしてきました。

一般に言われている「ヘアドネーション」は、小児がんや病気で髪が生えないなどの「子供さんへの髪の毛の寄付」として行われています。

でも、髪の毛が病気でなくなるというのは寂しいし、多感な年頃の子供さんならなおさらつらいですよね。

義姉は、人工のウィッグも試したけれど、抗がん剤などを使っていると、人口のものはかぶれてしまうから、バンダナや帽子で出かける時に隠していました。

このコロナ禍の中で、私がお世話になっていた人を5月に乳がんで亡くし、なにか自分達に困っている人に何かできないかを探り、続けていた活動が「ヘアードネーション」でした。

娘は、校則やお手入れの問題で、9月にドネーションカットをし、そのレポをここで書きました。

私は、その日のカットできる人数の都合でできませんでしたが、なるべく長く伸ばしてからカットしようと、色々な誘惑と戦いながら生活していました。

今回、ドネーションカットするきっかけになったのは、書道の作品を書いている時の出来事でした。

書初め作品を書いている時に、いつもなら、髪の毛はお団子にしているのに、ひとつに縛っていたために、毛先が墨汁たっぷりの墨入れにドボンと落ちたことでした。

こりゃ無理だね。

もう、生活に支障が出始めてきたので、思い切ってドネーションカットしてもいいと判断して、娘のカットをしてくださった美容院に予約を入れてカットしました。

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以前測定の時は35センチでしたが、今回測定してもらって40センチ。一切家で自己カットもやめて、伸ばし続けてきました。

この長さは、自分が残しておきたい髪の毛と寄付するのに最低の長さ(31センチ)から割り出しているものです。

この後、輪ゴムで小分けに分けて、どんどん切っていきます。

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これが、ドネーションカットした髪の毛を受け入れる団体に送る髪の毛の束です。私が送ろうとしている団体は、年末年始は受け入れなしなので、年明けに送ります。(賛同サロンさんとの繋がりもあるのでこちらに送る予定です)

バッサリと切る前に、どういう髪型にしたいかを相談するのですが、私の希望は、

・またヘアドネーションをするので伸ばしやすいヘアスタイル
・お手入れが楽!
・なるべく長めにカットして欲しい

でした。

長めにカットしてもらうことで少しでも多くの子供さんのためのウィッグができるので、その希望を叶えたかったのです。

後は、自分の勝手都合だけれど、普段は大忙しだから楽な方がいいしねっというわけで、美容師さんも慣れたもので、ドネーションカットしてからささっとカットしてくださいました。

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前髪も伸ばしていましたが、この長さに合うように調整してくださり、すっきりボブカットになりました。

話によると90センチ級の人がきたことがあって、その方は、肩ぐらいでカットされたと聞きます。

今まで、髪の毛の重さで首が後ろに引っ張られていましたが、ボブになってすっきり。気になった時にカットに来てくれればいいという話でしたし、ほったらかしでもいいわけです。

カット前の長さまで伸ばすのに、実は3年半かかっています。ドネーションをやると決めるまで、紆余曲折があって、かなりカットした時期もあるし、途中で辞めようかとも思いました。

でも、ここまで伸ばせたのは、新型コロナでがん治療、特に小児がんや若年がんの方への治療が後回しになっていると聞き、少しでも希望を持ってもらいたいという気持ちで続けてきました。

次にカットできるのは、3〜4年かかるかもしれませんが、私はドネーションできる基準である限りは続けていこうと思います。

※もし、ドネーションが難しい方でも、事務局で物品を購入したりすることや募金で製作費用を寄付することができるので、賛同いただける方はご協力いただければ幸いです。

「お!応援したい!」「この人のは気に入った!」ということであれば、お気軽にサポートしていただけるとありがたいです。いただいたお金については、今後の執筆活動や本購入に充てさせていただきます。