自己認識のためのSNS
愛着形成がうまくいかなかったこと、感覚過敏気味なHSP気質を持っていること、家庭と学校とうまく馴染めずにきたこと
これらがうまいこと作用した私は、自分への自信がまるでない、周りを基準に生きてしまう人間へと仕上がった。元恋人との関係性も相まって、相手に合わせすぎてとうとう自分が、何が好きなのかも、何が楽しいのかもわからなくなる。
カウンセラーさんいわく、私のような人が安定した人間関係を築けるようになるには、いくつかの段階を経て体験していくことが必要らしい。
その第一歩が自己認識。自分はどういう人間なのか、まず自分で知るということ。相手基準ではなく、自分自身を見つめること。ヒントになるのが、「好きなこと」。
自分は何に心を動かされるのか。どんな些細なことでもいいから認めていく。そして自分の好きなことを言語化する。どうして好きなのか。自分の感覚を言葉にする。それができるようになったら、自己認識の次の段階、自己開示へと進んでいく。
その過程にいる私は、Instagramを利用して「好きなもの集め」をしている。心動かされたものを、どんどん写真に撮る。他人がどう思うかとか、キラキラした映えるものとか、そんなことは気にせずに。
そうすると、一覧にしたときに自分の個性が見えてくる。
私は自分が思っている以上に、「田舎」と「散歩」が好きらしい。自然が好きで、昭和が好きで、のんびり歩いていることだけで幸せみたい。
そして投稿するときに言葉をつける。「綺麗だった」「心地よかった」「いい匂い」「あったかい」なんでもいい。ちょっとでも自分の感覚を言語化できるように。これは、自己開示へと進んでいくための準備。自己開示は字の如く、自分を相手に開いて示すこと。自分の感覚を言葉にして伝えるということ。
この私の使い方をカウンセラーさんが開催した勉強会で話してみたことがある。なかなか好評で、おもしろい使い方だと言ってもらえた。他の参加者さんのひとりが、「Instagramの”保存機能”を使って、他人の投稿で好きなものをどんどん保存して、後で見返してみるのもおもしろい」と教えてくれた。それもやってみようと思ってる。
この好きなもの集めと言語化をして、noteやStandFMで自分の思考を分析して話して、絶賛自己認識中。好きなものがわかると、「話したい」という欲が自然と出てきているのを感じる。
自分の思いを話してみたい。自分という人間がいることを理解してほしい。そんな素朴な願い。
でもこれがまたやっぱり難しくて、昨日、StandFMで収録ではなくLIVE配信をしてみたんだけど、そうするといつも通り自分は聞き役になってしまった。
楽しかったんだけどね。仲良くしてくれる優しさの塊のような人たちとおしゃべりするのは本当に楽しい。だから悪いことでは決してない。でも「自分の思いを話してみたい」という目的からは少し外れてしまったんだよね。
今度は、おしゃべりではなく、自分一人で、自分の話したいことを話すために、ちょっと自己中になってやってみようかなと考えてる。できるかな。そわそわしちゃう。
まぁ、焦らず。一歩ずつ。
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