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インド旅行記

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2001年8月末から2001年11月末までインドのダラムサタにボランティアで行っていた時の旅行記です。
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#ニューデリー

帰国

帰国

2001年11月27日。いよいよ帰国の日である。インドの安宿は大概24時間で換算するので、2日前に朝の8時にチェックインした私は、今日は朝の8時までにチェックアウトしなければならない。ニューデリーで泊まったホテルは、場所はメインバザールに入って200m、大きく同系列のスター・パレスの大きな看板が見えてきた細い道を左に曲がってすぐのスター・パラダイスである。ここの目玉は、オーナーのサジャーン氏が日本

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日本語教師

日本語教師

2001年11月26日。今日もニューデリーでは何もすることがない。これが何日も続くと沈没と呼ばれるようになるのだろう。オールドデリーやヤムナー河畔にいけばオールドデリーの中心部チャンドニ-・チョウクやインド最大のモスクであるジャマー・マスジッド、1639年にアグラ城をモデルとし建築が始まり、1648年に完成したラールキラー=レッドフォート、マハトマ・ガンディ(1948)、インデラ・ガンディ(198

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いよいよダラムサラへ

いよいよダラムサラへ

2001年8月31日。午前8時頃目が覚めた。泊っていたのはデリーの北郊にあるチベット人難民居住区のマジュヌカティラのゲストハウスである。デリーの安宿(安宿と言ってもよいほど安くはなかったが・・・)にしては珍しくエアコンが付いていた。ただしその音は凄まじい。一晩中つけっぱなしにしていたがカタガタ鳴り響いて喧しくて仕方がない。ルームサービスでミネラルウォーターを2本注文すると、その水で日本から持って行

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デリー到着

デリー到着

2001年8月30日の夜。私は機上の人であった。眼下は漆黒の闇に点々と人家の明かりが灯っている。いま、私はどこの上空を飛んでいるのだろうか?シートのポケットに入っていたエア・インディアの飛行経路図を見るとチベット及びヒマラヤ上空を飛んでいるはずなのだが、残念ながら夜間飛行なのでヒマラヤの勇姿は望めない。
チベットとインド・ネパールとを隔てるヒマラヤ山脈は人物の往来を拒む自然の要塞ではなく、古くから

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