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絵本『だれでものいえへ』ongoing project vol.03

『だれでものいえへ』は、こども食堂のための絵本です。
こども食堂が、すべての町にあるようにとの願いとして。
また具体的には販売することによって、こども食堂に利益が生まれるよう考えている、現在進行形のプロジェクトです。

--編集者さんにアドバイスをもらう--


さて、いよいよ編集者 土井章史 さんに製作中の絵本を見ていただきます。

扉絵から順番にページを進めると青い海の町のページ。
びゅうと風が吹いていますが、、、

おばけのこどもが最初に行く町
波を描くのが楽しみすぎる


「これは風のつもりなの?よくわからないな」
「これは描き足して、ぐるぐるした渦巻きの風にしたいんです」
「グラフィカルね。あなたの作風はグラフィカルじゃないと思うけど」
「今回は、これで行きたいんです」
「そうなのね、わかった」
こんな風に、アドバイスをもらうだけというより「やりとりする」感じで、懸案を潰していきます。

各ページでは、
「文字の場所はここでいいから、文字の背景の描き方のほうを調節してみて」
「文字はもう少し細い書体で、ポイント数も下げていいかもしれないな」
「歌になっているところは、書体を変えよう」
「木は、もう少し描いたほうがいいな」

もうちょっと描いたほうがいい木


「このおばけの名前だけ違和感があるな」
「おばけのこどもが、おばけのこどもに向かって『おばけのこどもやーい』と呼ぶのは変だな」
「おばけがお行儀良くしていたら、この絵本のコンセプトと違うんじゃないかな」
などなど、細かいところにアドバイスをいただいていきます。

当初描こうと思っていた
おばけのこどもたちの食事シーン
おばけたちが行儀良く座っています
50匹のおばけを画面に入れることにこだわっていました
土井さんのアドバイスをうけて
おばけの食事シーンは自由に賑やかに変わりました
原画はまだこんな感じ
「いただきまーす!」を絵のどこに入れるか
土井さんに相談しました


つづく
2024/08/22
ペレカスブック新井由木子
記事の制作公開は、編集者土井章史さん、クライアントこども応援ネットワークPineさんのご了解をいただいています。
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リアタイでは田舎の老父母のお世話のために1週間帰省
その間作画はストップでした
こちら実家の2階のベランダ飼猫のプータ

記事:ペレカスブック店主イラストレーター・デザイナー:新井由木子
埼玉県草加市の小さな書店(実店舗は2023年5月にクローズ。新店舗持てるように奮闘中です)

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