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AIで小説執筆? ー なんでか面白みがない結果……「面白さ」って何だろうか

最近、「AIで小説を書く」という話を耳にすることや、書籍が多数販売されているようですね。

AIが文章を生成してくれるなんて、まるでSF映画のような未来が現実になったかのようです。
膨大なデータを元にAIが瞬時に物語を作り出す……そんな技術の進化にワクワクしたんですけれどもね・・・

でも実際に、AIが書いた小説を読んでみると、なんだか「面白くない」「何かが足りない」と感じる結果になってしまいました。

私が期待する「面白さ」が欠けているように感じるのです。

そこで今回は、その「なんでか面白くない」の理由を探してみようと思いました!
人間が感じる「面白さ」とは何なのかを考えてみたいと思います。


本題のちょっと前に

私が書籍や動画を参考に、AIに小説を執筆してみてもらいましたが・・・
やっぱり「何かが足りない」と感じたので、以下のようなプロンプトでAIさんに依頼したんです。

### **小説の書き方のポイント:**

#### 1. **テンポの速い展開**
物語はテンポ良く進め、読者を引き込む展開を次々と描く。
重要な場面では**クリフハンガー**(引き)を効果的に使い、読者に次の展開を期待させる。
展開が速いことによって、物語がダレずに進行し、読みやすさを高める。

#### 2. **一人称視点での感情描写**
主人公の内面的な感情(驚き、戸惑い、恐れなど)を詳細に描写することで、読者が感情移入しやすくする。
例えば、主人公が未知の力を授かった時の戸惑いや、新たな世界に直面する不安を表現するために、**カジュアルな口調**を使ってリアルに伝える。

#### 3. **疑問や余韻を残す終わり方**
章や段落の終わりには、**あえて謎や疑問を残す形で締めくくる**。
例として、「『一体、何が起こっているんだ?』」「『これが俺の新たな力なのか……?』」といった表現で、
不確定な状況や緊迫感を持たせ、次の展開への期待感を高める。

#### 4. **シンプルで視覚的な描写**
視覚的にイメージしやすい描写を心がける。
特に異世界の風景や、魔法の発動シーンなどを**シンプルな言葉で表現**し、読み手がすぐに情景を思い浮かべられるようにする。
無駄な説明を避け、読者の想像力を刺激する書き方を心がける。

#### 5. **ゲーム的な要素の導入**
「レベルアップ」「スキル獲得」「新たな能力」など、**ゲーム的な要素を物語に取り入れる**。
主人公が新しい力を使い、次々と現れる敵や謎に対してどう対応していくかを描くことで、読者に期待感を持たせる。
力の使い方やレベルアップが物語に重要な要素として機能するようにする。

#### 6. **一行ごとの終わり方**
**余韻や疑問を残す**:
一行ごとの終わりに、読者が次の行を読みたくなるような表現を使う。
例えば、「『一体、何が起こっているんだ?』」「『これが本当に現実なのか……?』」といった形で、読者が先を気にするようにする。
  
**感情や行動の強調**:
一行の最後に**感情やアクションを強調**して、読者に強い印象を与える。
「『痛みが走ったが、それでも立ち上がった。』」のように、行動や感情の動きがはっきりわかる形で締めくくる。

**シンプルな締め**:
文末はシンプルにし、**次の行へのつながりを意識**。
たとえば、「『これは夢ではない。』」のような短い表現で、次の行に自然に続く形を意識する。

#### 7. **次の展開につながる終わり方**
各シーンの最後には、物語のクライマックスに向けた伏線を残す。
たとえば、謎めいた声や、黒い柱の出現、異世界の生物が次々と現れるなど、次に何が起こるかを予感させる終わり方にする。
読者に「続きが気になる」という感情を与え、次の章を読みたくなるようにする。

いろいろアプローチ変えたり、ジャンルを変えたり、プロットを総とっかえしてみたりやってみたんですけれどもね・・・
小手先だけではどうにもならなかったですね・・・

なんだか「面白くない」「何かが足りない」と感じる結果は変わりませんでした。

さて、ここからが本題です。

1. 感情の深みが足りない ー 読者が「グッとくる」瞬間が見つからない

物語の中で、私たちが感動したり共感したりする瞬間は、キャラクターの感情が伝わってきた時かな?と私は感じています。

喜びや悲しみ、怒りや悩みといった感情が、キャラクターの生き方や背景としっかり結びついているからこそ、「グッとくる」のかな?

しかし、AIは感情を「模倣」することができても、その感情の深みを描き出すことが難しいのであろう。

例えば、失恋のシーンでAIは「悲しい」と感じる状況を描写できますが、読者の胸を締め付けるようなリアルな感情には欠けることが多いように感じました。
それが、AIが書いた小説に「感動できない」理由の一つなのかなと結びます。

2. ありきたりな展開 ー「え、そう来るの?」という驚きがない

小説を読んでいるときに、「この展開、予想外!」と感じる瞬間って、とても面白いですよね。
私は予想を裏切られることが好きなんだと、改めて感じました。

物語の中で「こんな結末になるとは思わなかった!」というサプライズがあると、ますますその作品に引き込まれます。

しかし、AIは過去のデータをもとに文章を生成するため、どうしても「過去に似た展開」を作りがちです。
たとえば、ミステリー小説では探偵が事件を解決するのが一般的な流れですが、人間の作家ならば、その流れをあえて外して「実は探偵が犯人だった!」という意外な展開を生み出すことができます。
でもAIは、過去のデータに忠実なストーリーを構築するため、どうしても「予想通り」の展開に落ち着きがちなのかな?とも思います。

・・・これはAI側の問題ではなく、プロンプトであれやこれや指示を出す側の人間側の面白みの無さなのかもしれないと・・・・

投稿を書いていて、少々自分が悲しくなってきました・・・

気を取り直していきます。

3. 一貫性の欠如 ー キャラクターがぶれて、物語がバラバラに

AIが書く小説を読んでいると、
時々「このキャラクター、最初と性格が違う」「話のトーンが急に変わった」と感じることがあるかもしれません。
それは、AIが長編のストーリーを通して一貫性を保つのが苦手なのか?と思いましたが、、、どうなんでしょうね?

これも、プロンプトで支持を出す側の問題なんでしょうかね?

一貫したテーマやキャラクターの成長、伏線の回収といった要素は、小説を読んでいて「スッキリした!」と感じるために非常に大事だと思っています。

しかし、AIはそのような長期的な物語の流れを理解し、一貫して描き続けることが難しいため、どこかバラバラで「途中でキャラクターが変わったみたい」と感じさせてしまうことがよく発生するように感じました。

4. 人生や社会に対する洞察が浅い ー 深いテーマに欠ける

優れた小説には、人生や人間関係、社会についての深い洞察が込められていることが多いですよね。
読んだ後に、「自分はどうだろう?」と考えさせられたり、心に残るテーマがあるものです。
これは、作家自身が経験したことや、社会に対する問いかけが作品に反映されているからなんでしょうね!

しかし、AIにはこうした深い人間的な洞察を描くことが難しいんでしょうね。
AIはデータに基づいてパターンを見つけることは得意ですが、感情や哲学的な問いに対して「考える」ことは今現在では難しいのかもしれませんね。

そのため、AIが生成する小説には、どうしても「人間らしさ」や「心に刺さるメッセージ」が欠けてしまうことが多いのでしょう。

5. 作家の「声」がない ー 文章に個性が感じられない

私は、小説を読むときに「この作家の文章が好きだな」と感じることがあります。
作家それぞれに独自の文体やスタイルがあり、それがその作品の魅力を作り出しています。
例えば、村上春樹の静かでリズミカルな文体や、東野圭吾の緻密なプロットなど、作家の「声」は読者に強く訴えかけます。

しかし、AIが書く文章にはその「声」が薄い?無い?ように思いました。
AIはあくまで、過去のデータをもとに最適なフレーズを選び出しているだけなので、作家独自の個性や表現が感じられないのです。
結果として、AIの書く小説はどこか機械的で、読んでいても「この作家の作品が好きだな」と感じられないものになってしまうのですよね。

結論 ー AIは作家の「アシスタント」にはなれるが、「作家」にはなれない

私なりの結論です。AIでの小説執筆に関する答えではありません。

AIが小説を書くという未来は確かにもうすぐそこまで来ているように感じましたが、、、、現時点では人間の作家が持つ感情の深みや創造性、個性を完全に再現するのは難しい。

しかし、AIは作家のアシスタントとしては非常に有用だと思います。
例えば、アイデアを膨らませたり、執筆の手助けをする道具としての可能性は十分にあります。
・・・私が参考にした書籍や動画でもこのような使い方の説明が多かったですね。

AIと人間が協力して新しい作品を生み出す未来は、これからどんどん広がっていくでしょう。
しかし、「面白さ」を追求するには、やはり人間の感性や個性が不可欠!!

AIはその補助として使われるでしょうし、
私たちの心を動かす作品は、今後も人間の手によって作り続けられるんだろうな~と結論付けます。

やっぱり、作家さんというのは凄いんだな~!と思ったしだいです。

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