サウナビルダーツアーinフィンランド振り返り記事 〜 Niemi-kapee編 〜
Thmeln huvilaから車を走らせ、到着したのはNiemi-kapee。
1件目に4セット済ませたとは思えないほど、体がサウナを欲している。これをフィンランドマジックとでも言うのだろうか。
到着し、施設の案内を聞く。元々は何もなかった森だったらしく、くじ引きでNiemi-kapee家には湖の畔の区画が与えられたらしい。
一見当たりのように思えるが、当時はハズレ枠だったらしく、本当人生は何が起こるか分からない。今じゃ立派なサウナ施設になっているんだから。
大嵐で薙ぎ倒された木々を用いて建てられたコテージとサウナは、6年の歳月をかけて全て自らの手で建設したそう。えぐいことしてる。
そして、スモークサウナ。オーナーのお父さんがフィンランド中のスモークサウナを入り倒し、知識を結集させて作ったらしい。コテージといい、やる気と熱量が段違い。サウナに入りまくると、意識までも熱くなってくるのか。
と、そこに2人組の男性が現れた。ユハとマッティ。通称、サウナコンケリ。1度、来日してThe saunaでセレモニーをしていたのは知っていたけれど、まさか本場で彼らのセレモニーを受けられるとは、感無量。
参加者全員でスモークサウナに入り、まずはロウリュも何もせず、ただひたすら目を閉じてスモークサウナの熱を感じる。燻された良い匂いに、じんわりと伝わってくる熱がなんとも心地良い。
一度休憩を挟み、再度全員で入場。ここで、彼らの本格的なセレモニーが始まる。独特の口ずさんだ歌?リズム?に、一点集中で注がれるロウリュ。良い。スモークサウナめっちゃ良い!って心の中で連呼。
一通り終わって、湖ダイブ。ただ晴天の下で、みんなで寝転がっているあの時間の幸福度は、他に例えようがない。
その後、オールドサウナにて4人1組でラストセレモニー。このオールドサウナ、なんと100年前から稼働しているという。どれだけの人を温めてきたのか想像もつかない。感謝以外の感情が湧いてこない。
女性たちがトップバッターで、僕は2枠目に行かせてもらった。
ヴィヒタを用いたセレモニーで、ラストを締めくくるかのように激しい。全身をヴィヒタで叩いてもらったあと、頭と天井でヴィヒタを挟んで体勢維持。ここで、マッティが2連発ロウリュ。伏せることができないため、顔が本当に燃えるかと思った。後に訪れるsompa saunaのキングポジションの次に熱かった。
セレモニーが終わり、各自スモークサウナを楽しむ。振り返ってみても、本当にここのスモークサウナは良かった。熱の伝わり方とロウリュの質が本当に良かった。
その後はみんなで食事をし、各自自己紹介。笑っちゃうくらいみんなサウナ変態。しかし、サウナ好きに悪い奴はいない理論がここではハマり。皆さん良い人たちばかりで安心しました。
この時期のフィンランドは白夜で、夜の22時過ぎまでは普通に明るかった。そして、湖畔の夕焼けがあまりにも綺麗だった。
小ネタとしては、二段ベッドの上が超絶狭くて笑った。年功序列で僕は上になり、朝起きると寝返りの際にできた指の傷を確認。そりゃ怪我するわとまた笑ってしまった。
翌日はしっかりと朝ウナも完了させ、いざ次の施設に向かおうとした際、顔にありえないほどのかぶれが出現。もしや、、コンケリのセレモニーでの白樺アレルギー、、そんなことを考えていたら、べべさんがガチの白樺アレルギーでダウンしてて可哀想だった。
充実の1日目だったなと。むしろ、充実すぎてもう帰る雰囲気さえ出ていたけれど、旅はまだまだ続いていく。
サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。