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3/7 【サウナを通して何がしたいのかを、サウナの日に考えてみる。】

3月7日。

世間ではサウナの日なんて言われており、この日に向けて各施設がイベントを仕込み、全国の温浴施設が明るく様々なことにチャレンジする日だ。

例に漏れず、僕の働く蒸とぬかゆげも地域の方向けに気軽に体験できるような施策を打ち出し、たくさんの人に利用していただく、いや感謝を伝える大切な日である。

サウナ業界に身を置く立場としては、無視できない日なのである。そんな日に、敢えて自分がサウナを通して何がしたいのか?を考えてみたい。世がサウナ同様に熱を帯びた状態で盛り上がっている中で、敢えて裏で冷静に、サウナについて考えてみるのも乙なのかなと思い執筆しようと思う。


まずなぜ自分がサウナ業界に来たのかは、noteをご覧の方はご存知の通りである。

大端折りで説明すると
新卒でメンタルダウンする

療養中にサウナの正しい入り方を知る

サウナ入ってたら段々睡眠できるようになり、絶望から救われた

特にアウトドアサウナは自然にも触れられて、スッキリする!

気が付いたら、働いてた

こんな流れ。自分がサウナにのめり込んだきっかけは、やっぱり精神の安定の追求、そのための健康の土台部分(人間の3大欲求)の立て直しを目的とした選択肢の1つとして、サウナや入浴が自分に合っているのが分かり、この素晴らしさを伝えたいと思い働き始めたこと。

それに付随して、特に自然の中で入るサウナは、また更に動物としての本来の自分に気が付くみたいな、太陽を浴びて、新鮮な空気を吸って、ただ空を見上げる。あー鳥が飛んでる。何羽いるかな?てか、最近空を見上げたことってあったっけ?スマホばっか見て首がまっすぐになったわ。みたいな。笑 なんかロボットみたいに生きてんなって気が付く。(自分が強烈にそう感じた、これは個人の意見です。)

この、本来人間に取って必要不可欠なことが、時代が進むにつれてどんどん少なくなってきていることを危惧していたのと、自分が塞ぎ込んだ経験を通して、もっと人間にとって当たり前のことを当たり前にやる環境が大切だとずっと思っていた。
でも、いつしかそんなことに時間を割いている暇はないと、反対のことのようになってしまった気がする。日常が忙しく、ただ毎日を生き延びるだけで精一杯。ビルや家屋に詰め込まれ、ひたすらPCと睨めっこで1日の歩数は3000歩未満。家に帰っても出来合いの加工食品を取って、夜オア奥までスマホを見て寝落ち。もしくは眠れない。これが当然のような世の風潮になってしまった。


そんな中、先日ペイちゃんって、サウナを通して社会に何が伝えたいの?って聞かれて、悩んだ。微かに心の中にあるものの、ちゃんと言語化できなかった。そんな唐突に聞かれた質問が、あの絶望していた一番最初にちゃんとサウナへ入った時の感覚を呼び起こしてくれた。

ちゃんと寄り添うことのできる場所を増やしたい。

どうもこれな気がしている。
その選択肢として、あの日自分が助けてもらったサウナがあって、自然環境があって、そこに人がいて、、、全てが合致して、ようやく誰かの逃げ場になれる。寄り添うことができる。ただサウナを作れば良いというわけじゃなく、その場所全てが一丸となって憩いの場となり、できる限り自分もそこにいたい。ちゃんと言語化できているか分からないけど、下手なりに絞り出して形にしてみた。

なんかここに来ると、明日も頑張ろうと思える。そんな場作りの一環として、僕らはサウナを作り、温め、入ってもらう。そこに太陽や川や森林などの自然があって、気持ちの良い会話や挨拶があってちゃんとコミュニケーションも取れる。人としても、本来の野生的な動物としても満たされる場所が必要だと思っているし、作りたい。全体で1人1人に寄り添える環境づくりを、目指したいなーって思っています。

これからもサウナに関わっていくであろう人間として、少し自分のお尻を叩く意味でも、この3/7という特別な日に、心の思いを世に放出してみました。


ペイ、徐々に動きます。やるぞー!!

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