4/15 「頑張れる時に、頑張る。波を超えていきながら。」
昔から、ずっと好きなアーティストがいる。
back number。花束を聴いた当時高校生だった僕は、あまりのメロディーと歌詞の良さに一撃で虜になり、高校の青春時代=buck numberといっても過言では無いくらい、曲やバンドの存在に助けられてきた。
曲の良さは言うまでもなくって、何に惹かれるって、カッコつけない謙虚な姿勢で。全力でこの憂き世の時代に、清水さん筆頭にバンドがありのままにぶつかっていく。昔はラブソングが多かったけれど、年々人生の厳しさとか、辛さとか、そんなことに対する気持ちを曲にしてることが多くて、自分もうつ時代の苦しい時間に何度救われてきたかが分からない。
そして、曲はもちろん、なぜ毎年ライブに足を運ぶのか。
それは、ボーカルの依与吏さんが話す曲の合間のMCに猛烈に惹かれるからである。
多分、予想するに彼自身も相当苦しんでいるのだろう。そうでなければ、軽々しくこんなこと話せない。気持ちがこもっていて、たまに涙を流しながら「生きててくれてありがとね!」と言うその姿に、惹かれない人間がいるのだろうか。
2024年のZeppで行われたone room partyに今年も足を運んだ。曲とMCを本当に1年楽しみにしていた。ライブはZeppの距離感も相舞って臨場感と熱気がすごくて、途中に一緒にステージで歌を歌える権利に応募したけど外れて(めっちゃ悔しい)、アルバムツアーじゃないから昔の歌なんかも歌ってくれて、最高以外の言葉が見つからなかった。
そして終盤に、待ちに待ったMCを話すタイミングが。
少しうろ覚えだが、相変わらず感動したので少し共有したい。
同じ熱量で物事を進められる人種は限りなく少なくて(憧れたりもするけど。)どうしても人それぞれ過ごしてる環境も違うから、その頑張れる、頑張れないのタイミングも違って。私生活で嫌なことがあったとか、どん底に突き落とされたとか。なんとなく力が出ないとか、そういうタイミングって絶対ある気がしてる。
だけれど、立場や役割の中で「あなたは常にこうでなければならない。」という重い十字架を自ら背負い込んで、助けてが言えなくて。一瞬たりとも演じている自分から離脱することができなくて。ダメ人間のレッテルを貼られるのが、心の底から怖くて。
日本だけでも何億人といるのに、そのみんなの頑張れるタイミングが同じなわけがない。自分が頑張れそうなタイミングで、頑張れないタイミングの周りに手を差し伸べる。反対に、勇気を出して今は少し頑張れないかもしれないと声に出してみると、頑張れる誰かが手を差し伸べてくれたりする。
最後に依与吏さんがボソッと言った言葉が、誰かの心の重荷を軽くさせることを願って。
サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。