パートナーとして「相手の話を、ただ受け取る」ということ
noteマガジン「パートナーシップを磨く」は、日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるフィールドです。
パートナーシップのあるコミュニケーションが日本中に広がり、イキイキと働く人、しあわせに生きられる人が増えることを心から願って、研修・セッションの依頼も引き受けています。
連投96日目。
今日は、昨日の続きを視点を変えてみていきます。
連投93日目で書きました「あなたが伝えたいことが、相手にハラ落ちするには?」の中で、次のようなことを書きました。
「あなたがいくら情熱を込めて、わかりやすい言葉で、一から十まで話したとしても、相手に聴けない瞬間が何度も訪れるようでは、伝えたいことは伝わりません」
この、「聴けない瞬間」は、人なら誰でも訪れるものです。
それは、誰かの話しを聞きながらも、自分が伝えたいことを整理していたり、相手が話していることを受けて聞きたいことが湧いてきたり、反論を考えたり、あるいはまったく無関係なことを考えていたりしますよね。そういう時、十全と相手の話を聴けない瞬間が、何度も訪れるんですね。
で、昨日、次のようなことも書きました。
(パートナーは…)
・愚痴を聞いてくれる
・弱音を吐かせてくれる
・不平不満をぶちまけられる
・感情的にいさせてくれる
・落ち込でいる時に、不要なアドバイスをしてこない 等
そして、愚痴、弱音、不平不満などを伝えられたら、やはり揺さぶられますよね。
で、揺さぶられているから、ついつい励ましたくなったり、感情をなだめたくなったり、アドバイスをしたくなったりして、対処したくなるのでしょう。
「聴けない瞬間」に起きていることと、「揺さぶられた時に対処したくなる」時に起きていることは、同じことですね。
『相手の言動に触発を受けて、自分の内面で起きていることに、左右されている』
ということは、誰かのパートナーとして、相手の話をただ受け取る上でのポイントが、ここにありそうです。
自分の内面で起きている反応は「反応としてある」ことと、「どう対応するか」を分けるセンスが重要です。反応は反応に過ぎませんからね。湧いてくるものは湧いてくるんだから、それに基づかずに、意図から対応することが、パートナーとしては機能するコミュニケーションだろうなと思います。
皆さん、いかがでしょう?
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記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。