「親子の間のパートナーシップは難しい」ってホント?
仕事もプライベートも充実するカギとなる「パートナーシップ」を専門とするコーチ・HOSUが、パートナーシップをより大きな結果につなげられるように、いろんな切り口でつづっています。
noteマガジン「パートナーシップを磨く」連投69日目。
今日は、親子のパートナーシップについて観てみましょう。
研修で「パートナーシップってどんなイメージ?」とたずねると、必ずといって良いほど出てくるのは、「対等」というイメージがです。なので、よく「上司と部下とか、親子といった上下関係があると、難しいでしょう?」と言われます。
でも、それって本当なんでしょうかね?
まだ、ハイハイしているうちは、まだ、オムツ変えたり、ご飯食べさせてあげたりといったお世話がいると、難しいと思うことがあるのもわかりますが、5〜6歳くらいになってくると、お母さんやお父さんのお手伝いをしたりし始めますよね。
「お母さんね、ゴミの日だから部屋中のゴミを集めたいの。だから、あっちゃんが自分で歯磨きもお着替えも7時40分まで済ませられていたら、お母さんは急がずに自分のお着替えができるし、ゴミも時間までに出せるから、とっても助かるわ」
なんてことを、お母さんからいわれたお子さんは、きっとお母さんの役に立てるように(つまり、お母さんの意図に適うように)、自分で考えて、判断して、行動するかもしれません。これってパートナーシップがそこにあると思いませんか?
親は子を養っています。そういう意味では、上下関係がありますが、生活場面においては、必ずしも上下関係ばかりじゃないですよね。
我が家では、確かにわたしが子どもに「リモコンとって〜」とお願いしてとってもらうこともありますが、子どもから「図書館連れて行って」とお願いされることもあります。こういう場面では、いちいち言ってませんが、相手のリクエストの根底にある意図(テレビのチャンネルを変えたい、図書館で本を借りたい)を汲み取って、その意図に適うことをしたいと思う自分がそこにいるから、リクエストに応えているのでしょう。
そう考えると、親子の間でも、パートナーシップを組むということが、難しいというのは、印象に過ぎないことがわかりますね。
「上下関係があると、パートナーシップは組みにくい」というのは幻覚です(笑)
だから、会社の上司と部下の間もおんなじことだと思っています。幻覚をタテにして、リクエストしたいことを自分でキャンセルしたり、フィードバックをしなかったがために訂正されない言動にイライラするということを繰り返したりしているのって、おかしな話なんですよ。やっぱりマゾですね(笑)
記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。