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【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 56

猫の世話。
気力と体力と忍耐力と猫への愛がなければ、決して成し遂げることのできないお仕事です。
食事中に膝にのってくれるのは嬉しいけど、隙あらばママのご飯をつまみ食いしようとします。
落ち着かないうえ、結果ママが早食いになります。
あまり体に良くないだろうなと思います。
今朝は膝に2匹のって、最初は仲良く毛づくろいし合っていたのに、ぎちぎちで居心地が悪いのかケンカし始めました。
こたつ掛けに味噌汁がこぼれて、その後片付けが大変でした。

ちょっと写っているのは既に背ワタの出ている百均のエビの玩具。

ジョルジュは他の子のニオイが付いている砂が嫌なのか、砂を使わずおしっこはペットシーツを使います。
ここと勝手に決めて粗相をされた場所にシーツを敷いてやると、今度はそこの壁にもかけるので次は壁に貼り、目測誤りで汚されたと思しき他の場所にも、ニオイが沁みついているので貼り付けます。
その辺一体シーツだらけ。
砂を掻く癖でシーツが丸まっていたり、そのまま使っているのを掃除したり片付けたり。
散らかしたり汚したりケポったりした跡も元の状態に復元します。
これが3匹分となると、へとへとです。
これで猫からの愛情表現の報酬が必ずもらえるかというと、そうとも限りません。
元々ギブアンドテイクでやってるわけじゃないし、猫様はいるだけで癒されるからそれはいいんです。
ただ、そんな世話が必要なくなる日が必ず来ることを、長にゃんのジョルジュの場合はその日がそんなに遠くないことを、知っているのがママだけってフェアじゃない気がします。
ママはいつまでも猫のことでバタバタしてへとへとになりたいんだあああ。
叫んだら、すっきりしました。
先のことは準備と心構えだけしたらあまり考えず、精一杯今日を生きることにします。

遠い目をしてママのIDと財布とカード類を踏んづけるルネ




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