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理系学部生の就活①

前置き

※注意 院進(大学院に進学すること)しようか就職しようか悩んでる理系大学2年生3年生にぜひ読んでほしい記事です。

「ES!ガクチカ!志望動機!」「インターン!OB訪問!合説!」

3年の6月以降、こんな言葉がサークルの文系大学生の会話の中で繰り広げられていたのは思い出します。

一方、私が所属していた理学系学科では院進率が8割ほどで就職する人は少数でした。その頃の理系学生といえば、日々の課題、レポートの”処理”で追われて就活の「し」の字すらも聞きませんでした。

しかし、心の奥底で「このまま院進するのか」と悩んでいる理系学生は意外と多いんです。私もその一人でした。

前置きが長すぎましたが、その中で就職活動を選んだ理由を書きたいと思います。

※文頭の言葉の説明

ES:エントリーシート。                       
ガクチカ:ESに度々見られる「学生時代に頑張ったこと」
インターン:インターンシップ。後述参照。            
合説:合同説明会。大きな会場に学生と企業が集まる濃密イベント。                 

大学一年生の私

院進しか考えていませんでした。

「理系だから院進して当たり前」「文系学生のような就活をしたくない」と当時の私。

きっかけは、朝井リョウさんの「何者」という現代の就職活動を描いた映画です。この映画では

ESの山々、何通も送られてくるお祈りメール、同期の早期内定、意識高い系のマウントなど、「就活あるある」が恐ろしいほど描かれていました。

一方でサワ先輩の余裕の就職活動、私はこれに憧れていました。

※サワ先輩・・・主人公が所属していたサークルの先輩、理系修士二年。研究室の推薦で苦戦することなく就職活動を終える

大学三年生の私

2年前の気合とは裏腹に、ただ課題をこなして必修の単位に向き合うだけの堕落大学生でした。

「あと二年勉強したくない」と「院進して楽に就活したい」という葛藤。

幸運なことにサークルの仲間(文系の人ばかり)は就活を始めていたので、それに影響されて、とりあえず興味のある業界の1dayのインターンを申し込んでみました(※後述)これが就活の始まりです。

1dayインターンとは、実質「会社説明会」。業界・会社の説明、業界に関するグループワーク、若手社員の座談会、こんな感じです。大手企業の1dayインターンでも、選考は緩いです。

インターンシップ参加後の私

私は夏休みの間に、3社ほど1dayインターン行って衝撃的な事実に気付かされました。

「普通に大学院生いるじゃん…」

「え、スイセンやら教授のコネやらで簡単に就職終わるんじゃないの…」

この瞬間、私の中でのサワ先輩は偶像に過ぎなかったのかと。

また、興味のある業界・職種は修士である必要がないこともインターンで感じました。

「何者」を見て就職活動そのものにあれほど嫌気さしていた私は、このとき覚悟しました。

「理系であっても就職活動から逃れることはできない。」

「就活しよか。」

脱線しますが・・・

どんな業界、職種に興味あるかをそれ以前になんとなく考えていたことも功を奏したと思います。「とりあえず興味のある業界のインターンを申し込んで」みたことから上手くことが進みました。

サークル・学科の先輩やOBの話、講義にゲストで出てくる偉そうなおじさんの話、社会に触れている人の話はとても有益だと思います。

「行員が上司に倍返しする」話や「下町からロケット飛ばす」話なんか見てもそれぞれのキャリアがよく分かりますよね。身近なところにヒントはあります。業種・職種へのアンテナを常に張ること、おすすめします。

まとめ

院進するか迷ってる人、とりあえず1dayインターンシップに行ってみてください。本当に修士を出る必要があるのか、院進して何をしたいか考えるきっかけにも繋がると思います。

大学三年生の秋、まだ間に合います。まず興味のある業種・職種を探ってみてはどうでしょうか。

p.s. 次回は、就活に本腰を入れ始めてからのお話

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