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成長したいと願う心。

高校を卒業するときに部活の顧問から卒業生にこんな言葉が贈られた。
「水急にして月を流さず 人は成長すると変わる 変わるのが当然であるが 変わらずあってほしい 成長したいと願う心」

この言葉は、部活で必死に練習し、上手くなりたい(成長したい)と思った気持ちを忘れずに、これからの人生の中でも成長を続けてほしいという顧問のメッセージだと認識している。

卒業したときはもちろん、大人になってしばらくは何も思わなかった。しかし、年齢を重ねるごとに成長を実感できることが少なくなっていると感じるようになり、この言葉の持つ意味の大切さを認識するようになってきた。

何もしなければ、年齢を重ねるごとに学力や体力は低下する。そして仕事の面でも、「もっといい仕事をしたい!」という思いがないと新たな能力や技術はなかなか身に付かない。そして、もちろん身長も伸びない。放っておいても成長するのは、おなか回りの大きさぐらいではないだろうか…。

私は時々この顧問の言葉を口ずさみ、成長したいという思いを充電するようにしている。そして、もっと早くていい仕事がしたい、マラソンのタイムを上げたい、クロールで泳げる距離を長くしたい、自分の視野を広げたいなど、それぞれの目標に向けて成長したいと願っている。

その結果、大きな成長はないが、いい仕事ができたと思えたり、マラソンの自己ベストが更新できたり、クロールで以前の8倍の距離を泳げるようになったりするなど、日々の生活の中で小さな成長を実感できる場面が生まれている。そして私の中では、小さくても成長を実感することにより、もっと成長したいと願う気持ちが生まれてきている

子供の頃は、頭が良くなりたい、もっと速く走りたい、早く大人になりたいなど、日々成長を願っていたはずなのに、残念ながら大人になると、面倒や時間がないなどの様々な理由を付けて、成長したいという思いを忘れてしまっている方が多いと思う。

この成長したいという思いを忘れている方に、ぜひ子供の頃の気持ちを思い出してほしい!一人一人が成長したいと願うことにより、さらに素晴らしい人生や社会を創り出すことができるはずだ(〃艸〃)ムフッ


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