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明石市長の辞職について思うこと

今日、明石市長の辞任願が市議会で決議されたというニュースを見た。
私は明石市民ではないので、ニュースを見た一人の中年男の感想として書きたい。

皆さんもよくご存じのニュースだと思うので、詳細は省略するが、今回の辞職問題は、明石市長の職員に対する暴言に端を発している。さすがにその言い方は…と思われた方もいれば、職員はちゃんと仕事をしているのか?と思われた方もいるのではないだろうか。

しかし、どんな場合でも暴言は良くない!私は、市長の言ったことは正しかったが、言い方が悪かったと思っている。様々な理由はあると思うが、かなりの長期間に渡って交渉が進まなかったということは、職員の取り組む姿勢にも問題があったと言わざるをえないと思う。公務員の世界をよくご存じの方なら、今回の問題の全体像を何となくイメージできるのではないだろうか。公務員の世界のことはまた次の機会に書きたいと思う…(+_+)

少し前置きが長くなったが、今日のニュースを見て一番気になったことは、今回の辞職に伴う市長選が3月24日までに行われ、仮に泉市長が再度当選すれば、4月にも市長選が行われることになってしまうということだ。

泉市長が3月24日までに行われる市長選に出ないのであれば何も問題ないが、選挙に出ることになると、本来1回で済む選挙が2回実施され、2回分の選挙費用が必要になる可能性が出てくる。もし2回実施されることになれば、これは税金の無駄遣い以外のなにものでもないと思う。

自分のお金ではない、損失を出しても大丈夫、必ず予算が組めるといった考えが背景にあると思うが、公務員はお金に対する意識がとにかく低い。そして、この意識の低さが生み出す損失は計り知れない。

市長をはじめとする首長は、こうした損失や無駄ををなくし、健全な市政運営等に先頭で取り組んでいくことが求められる役職だ。

今のタイミングで辞職を選択した泉市長には、明石市が負担する選挙費用等のことを考え、ぜひ次の市長選には出ないという決断をしてほしい。もし市長選に出るのであれば、今のタイミングで辞職してはいけなかったと強く思う。判断を誤り、これまでの任期で積み上げてきた実績などを帳消しにすることがないことを祈っている。

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