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コーヒーとカカオは友達です

コーヒーは大変人柄に優れており、地球上の各地に様々な友達がいます。以前はワインとの友情を語りましたが、今回はチョコレート。今更言うまでもなく、コーヒー&チョコレートはベストフレンド!と言っても良いですよね。

友達なので共通点が沢山ありますが、その中の一つについて、今日コンビニで手に取ったこの商品から改めて考えさせられたことを書きます。

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共通点の一つに産地の共通性があります。基本的に赤道付近、熱帯雨林のある場所が主な産地であるということ。そんな場所で世界の嗜好品の中でもトップに君臨する農産物を育てるとなると、当然収益性が求められ、生産者の貧困、生態系を破壊するような農地開発、児童労働、など様々な問題の歴史。

甘くて美味しいチョコレートの背景には、なかなか重いストーリーがありますが、コンビニで何気なく手に取ったこのチョコレートは、「アグロフォレストリー農法」に基づいた生産がされたカカオを使用とのこと。物凄く簡単に言うと、比較的現地の環境や生産者に配慮しているカカオを使用した商品ですよ、ということですね。(本当の簡単に言ってます)最近はコンビニでもこんな商品が並び出すと思うと、日本も少しは変わってきたかなとも思うものの、まだまだだよな〜。商品自体の味はMeijiのミルクそのものかな。

そういった倫理観やSDGs的な観点を持って情報発信している企業はたくさんありますが、その中でもちょっと面白かったのが、下の二つの企業のコラボレーションチョコレート。
「Dari K」:カカオを通して世界を変える、を理念とする京都のクラフトチョコレートメーカー
「マザーハウス」:途上国から世界に通用するブランドをつくる、という理念を掲げてバングラデシュからスタートしたアパレル企業

これ、めちゃめちゃ相性良さそうな企業コラボ!自社だけではできないことも、他社のマーケティングリソースを使うことで、もっともっと多くの人に啓蒙されていることができると良いですね。

思い立ったら吉日、早速ONLINE STOREを覗いてみて、お試しに新茶とマンゴーのフレーバーの「もえぎ」を購入してみました。(MOTHERHOUSE webpageから拝借しています)

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なかなか感性も刺激される商品です。いかに素晴らしいストーリーのある商品でも、消費者の手に届かなければ生産者への支払いも発生しないので、こういったパッケージングでも付加価値を発信していくことは、非常に重要。

あとはお味でございますが、衝動買いをしてまだ届いていないので、ご対面が楽しみ。妻に秒殺で開封&完食されないように伝言しておこう・・・。
「Dari K」は京都のお店ということで、Google Mapにコロナ収束後の目的地の一つとして保存。ちなみにAmazonを覗くと、こういった商品もあるようなので今度子供用に買ってみようかな。

というわけで、コーヒーとカカオは友達です、という話でした。コーヒーを飲むとき、チョコをかじる時、その背景にある遠い国のことも考えながら、難しい顔をしながら味わうのが、令和の大人の嗜み方なのではないでしょうか。

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